ホイール

Cosmic Carbon Ultimate インプレッション-ZIPP404との比較-

先日到着したコスカボアルチですが、ZIPP404とタイプが違いすぎて驚きました。

忘れぬうちに 比較レビューを述べたいと思います。

基本情報

使用コース

平坦⇒大和川石川CR(60km横風区間あり)、

登坂⇒葡萄坂(3.8km、平均斜度7.4%・最大斜度12.3%)、六甲山・蓬莱峡(8.4km、平均斜度6.3%・最大斜度15%程度)

ZIPP404、CCUともにそれぞれ3往復ずつでの比較です。

Cosmic Carbon Ultimate

重量     1185g

リムH   40mm

リムW   21.5mm

タイヤ   Yksion Pro

 

ZIPP404

重量     1480g

リムH   58mm

リムW   26.5mm

タイヤ   Continental Conpetition

 

重量はCCUが300g軽い。持った感じも圧倒的に軽い。

MAVICの公称重量は半分詐欺だけど、CCUに関してはほぼジャスト。

タイヤは取り外しが面倒だったのでそのまま使いました。

路面がドライコンディションなので振動吸収性に多少の影響は出るかもしれないが

単純な性能比較にはあまり関係ないハズ。

乗り手

土日しか乗らないサンデーライダー。

多くて月に500km程度。

一回のロングライドは200kmが限界。

山は遅い。獲得標高1500m程度でお腹いっぱい。

平坦は通常32〜35km/h前後で、40km/h以上になると5分と持たない。

書いてて雑魚だな…と改めて実感。

加速性

ZIPP<CCU

重量差300gもあるので当然と言えば当然なのですが

ゼロ発進からの加速は圧倒的にCCUの方が軽いです。

35km/hからの加速も踏んだら踏んだだけ速度に変換される印象。

横剛性が高いからか撓むことなく推進していきます。

ZIPP404が加速が悪いかと言われるとそうではなくて、CCUが異次元過ぎるのです。

登坂性

ZIPP<CCU

面白いと思ったのが、CCUでのダンシングです。

ショボい出力では跳ね返されるので、思い切り左右に振ってみると

出力がホイールにダイレクトに伝わって重量の軽さも相まってぐんぐん加速していく。

分かりやすく言うと、キンタナとかリッチーポートみたいな爆発力のある山岳アタックみたいなことができるホイール。

パワーがある人だったら10%以上の坂が延々と続くようなレースで、ものすごい武器になるんだろうなと、素人ながらに実感できました。

ただ足を休めながらのダンシングというと微妙で、常に出力し続けなければ他のハイエンドホイールと大差ないように思えます。

巡航性

ZIPP>CCU

まぁこの観点でZIPPが負けちゃいかんでしょう。

私程度の脚でも空力の良さを体感できます。

35km/h前後の速度域では、ZIPP404はアウタートップでガチ踏みしなくても空間を切り裂いて進んでいく感覚。数人でトレインを組んでいる感覚に陥る。

CCUはリムが軽量な分、回し続けないと速度維持ができませんし、ZIPP404のような空力は感じられません。

快適性

CCUはとにかく固い、剛性の塊と言われているが、概ね間違っていないと思う。

ガチガチとまではいかないが、「この程度で俺様を扱いきれるとでも思ってんの?」と罵声を浴びせてくる感覚。

まさにレース機材。振動を拾うがフルカーボンの恩恵から多少マイルドにはなる。

タイヤの違いかもしれないが、快適性はZIPP404の方が上というのが正直なところ。

しかしながらCCUもそれなりタイヤに拘れば、ガッチガチってことはないかもしれない。

長距離走るのは体力はもちろん平均的に高い出力を維持できる脚が必要。

ハンドリング

ZIPP<CCU

リムハイトの違いで、CCUは40mm、ZIPP404は58mmと18mmも差があります。

横風に弱いのは明らかにZIPP404で平坦道やダウンヒルで風に煽られる感覚があります。

CCUフロント単体で見てもリムが軽量なのでハンドル操作がクイックです。

ダウンヒル時も安定して下ることができ、コーナーも狙った所で曲がれます。

本格的な山岳だとまた違うかも知れませんが、距離10km/平均斜度7%程度の坂でもそれなりの効果を感じられました。

乗り比べて初めて実感しましたが、ZIPP404はダウンヒル時の加速が強すぎて扱うのが難しいというのが一般論のようです。

 

総評

さすがLightWeightと並ぶ超ド級の戦艦ホイールと言われるだけのことはあります。

ガチの中のガチ、マジモノのレース用機材でこれを日常的なロングライドで使ってもメリットは少ないというのが率直な感想です。

特筆すべきは平地・山岳問わずの加速性能でしょうか。

ソロでの巡航性がZIPP404と比べてイマイチと感じるのも、レース中ならトレイン組んでのスリップストリームの恩恵に与れるので、空力が悪いというのはあまり関係ありませんし、

平地は集団で乗り切って山岳でドカンと突き放すというコンセプトでもってすれば、

金額に相当する飛び道具になるのではないかと思います。

海外通販で現在25万円前後で推移していますので、この価格ならば納得の性能とは思います。

間違いなく最高峰の”機材”ですね。

 

しかしながらレースに出ない私程度の脚では「Cosmic Carbon Ultimateを操れそうにありません」というのが率直な感想です。

フルカーボンで輪行するのにも気を遣いますし、日常使いに対してCCUはやりすぎ感が否めない。

フロントリア問わずスポークを1本でも破損させたらそれだけで諭吉が10人以上吹き飛びます。

高速ダウンヒル時に枝葉を巻き込んだりしたりでもすれば恐ろしい結末が見えます。

そもそもこのクラスのホイールをポンと変える人は、壊れても買い直すでしょう。

破損が怖くてパフォーマンスを発揮できないのであれば本末転倒です。

構造上修理不可能なので新品保証なんてあってないようなものですし、

操れる脚があって壊れるまでガシガシ使い込もうと考える人向けですかね。

私は加速性が気に入ったのですがすぐに脚が売り切れてしまうので

乗り心地や巡航性を考えるとZIPP404の方が長く速く気持ちよく走れそうです。

乗ってて楽しいのはZIPP404ですし、CCUで長時間乗り続けるのは体力的にも精神的にもしんどい。

根深くZIPP教に染まってしまっているようで、同等レベルの気持ち良さが兼ね備えられていないと乗り換えられない身体になっている様子…

というワケで早くもメインホイールをZIPP404に戻そうと思いますw

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