オーディオ

カスタムIEM Vision Ears VE5実機レビュー -1年以上使用して-

現在カスタムIEMは計3本所持しています。

Vision EarsのVE5とVE6XC、それからJomo AudioのSamba。

初のカスタムIEMはVE5、現状最も稼働率が高いのはVE6ですが、その時々の気分で使い分けています。

VE5は1年間、VE6は8ヶ月、Sambaは半年使用しているので、さっくりレビューをしてみます。

今回の主役はVE5、長くなるので数回に分けて書こうと思います。

外観

VisionEarsを選択した理由の一つにデザイン性の良さがありました。

好みの問題ですが、私は左右の色を変えたいので

右側→クリスタルブルー&オーシャンブルーミラー

左側→アンバー&オレンジミラー

特に冒険せずに安定の色合わせです。

代理店にカラーサンプルが置いてあるので出来上がりをイメージしやすいですね。

シェル内部にはアクリルが充填されており、中空のものよりも重厚感があります。

今のところはくすんできたりしていていません。

幸い落下事故を起こしたことはありませんが、手元高さから落としたら一発で割れそうです。

装着感

VE5は最初に製作してもらったカスタムIEMで、最も良好なフィット感です。

ノズル部が長めに作られており、耳にはめ込んでフェイスプレートを奥へ押し込むと先端が奥に当たる感覚があります。

痛くはありませんが、あと数ミリ長いと確実にリフィット行きとギリギリの調整です。

出口を極力鼓膜に近づけることが設計思想にあるのかもしれません。

周りでも装着感が合わずリフィット送りにしている方も多数いますので

一発オッケーだったのは運が良かったです。

遮音性も音漏れも問題なく、音楽を流している時は不快な騒音に悩まされることもなくなりました。

音質

一言でまとめるなら、透明度の高いリスニングIEMです。

ドライバ構成的にHighs*1、HighMids*1、Mids*2、Lows*1と中域以上に4つ持ってきている通り中高域が得意な機種です。

低域は量的不足はありませんが、ドスドス響く低音ではありません。

ボワつくことなく各帯域をクリアにスピーディに響かせてくれるので

ロック・ポップス・メタル系と幅広いジャンルに対応できます。

中でもテンポの速い曲や打ち込み系との相性がすこぶる良く、

ボーカルが前に出てくるので、歌が好きならば特におすすめできると思います。

試聴機との比較

ほぼ同じです。

違いと言えば低域くらいですが、実機で装着感が良くなって聴こえるようになったというのが正しいです。

他メーカーは分かりませんが、Vision Earsに関しては試聴機に低域を少し足したのが実機と思ってもらって問題ないと思います。

試聴機で中高域が刺さると感じられるのであれば、実機ではその部分は気にならなくなるかもしれません。

試聴機のクオリティが非常に高いので、そのままユニバ機として数量限定でも量産すれば瞬殺だと思うのですが、メーカーとしての規模的に難しいんでしょうね。

リケーブル

標準ケーブルはブラックを選択しました。

取り回しも良好で、当初はこれで満足していたのですが、次第にケーブルを変えたらどうなるのかが気になるようになりました。

もともと高解像度で中高域>低域ですので、銅線に変えれば低域の量感を増やせますし、銀線に変えれば中高域の押し出しを強化できます。

Vision Earsはキレのあるクリアな音ですので、帯域の変化が分かりやすいように感じます。

試聴してみて、それなりの効果を見込めることからAresⅡ+に換装して使っています。

LeonidasとかThor SilverⅡ+等も間違いのない選択と思いますが、さすがに高額で未だ手が出ません。

余力が持てればこれらも購入してみたいです。

コネクタはカスタム2pinで初期状態は素手で取り外すのが困難な程ガチガチでした。

ケーブルの試聴時に付け外しを数回繰り返したら緩くなってしまったので、

Vision Earsに限らないこととは思いますが、短スパンで何度も付けたり外したりをしない方が良さそうです。

総評

ここ数年でカスタムIEMの選択肢がみるみる内に増えてきています。

8ドラ、10ドラ以上の多ドラ機種がひしめいている中で

良い意味でドライバー数で音は決まらないということを思い知らされました。

軽すぎず重すぎず、それでいて明瞭さとスピード感を兼ね備えたバランスの良さに

「聴いていて楽しい!」と惹きつけられるのです。

番手的にワンランク上のVE6とは上手く住み分けできており、VE6があればVE5はいらないとはなりません。

キレのあるサウンドという点は共通していて、

VE6で少し濃ゆいな…と感じる時はVE5を取ると澄み切った中高域が気持ちよく、

逆にVE5で物足りない時はVE6を装着し濃密な音の渦に飲み込まれます。

価格に関して、他の5ドラ機と比べるとやや割高感は否めません。

それでも受け入れられている点を考慮すると適正価格なんだと思います。

 

今になって思い出したのですが、Vision Earsにはアップグレードサービスがあったはずです。

当初は差額+3万円程度で対応してもらえたと思うのですが、なくなってしまって残念ですね。

とはいえ、このサービスが生き残っていたとしても、VE5を生け贄に捧げてVE8にアップグレードするかと問われれば「否!」

聴き疲れしにくい万能機で、何より使っていて楽しいと思わせてくれるので、これからも末長く愛用していこうと思います。

以上、さっくりレビューでした。追記があれば随時更新していきます。

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