ウェア

【最新版】ロードバイクを買う前に知っておくべき予算について-思ってたよりお金が掛かる-

ロードバイクはここ数年ホビーユーザーが増えてきており、健康増進のために一台本格的なスポーツバイクを導入したいという相談をよく受けます。

一番多いのは「10万くらいで一番良いやつってどれ?」と聞かれること。

通では知ってて当たり前のオススメのパーツ類や安全性の観点で絶対に買ってはいけない地雷品の知識については、ある程度自分で乗ってみなければ分からないことも多く、それについては少しずつ知っていけば問題ありません。しかしながら一言にロードバイクと言っても、予算がいくらで用途が何か明らかでなければどのモデルが合っているのか絞り込むことはできません。

当記事ではファーストロードを検討されているビギナーが把握しておくべきロードバイクに掛かるコストについてお話できればと思います。

ロードバイクを楽しむ上で必ず必要となるモノ

予算10万で一番良いやつを…と聞かれると、「それは車体だけ?それとも身の安全を守るヘルメットやウェア類は含まれているの?」と問いかけたくなります。

ウェアはともかく『ヘルメット』『高性能ライト』『自転車保険』は絶対に必要です。夜間に乗る時や事故った時のことを考えると用意しない選択はありえません。乗る頻度に関わらず、時速30~40kmで走る乗り物に乗る以上は全ユーザーが用意しているべきです。ウェアとかサイクルコンピューターはその後の話。

ヘルメットはピンキリありますが大体1万円も出せば十分な性能なものが買えます。ライトも100均一のものから数万するものもありますが、200ルーメンの3000円くらいのものであれば最初は十分でしょう。保険についてもどこまでのオプションを加えるかで最初に支払うコストは大きく変動しますが賠償補償1億円のものが年間5000円くらいで加入できます。また盗難保険も増えてきておりますが、こちらは車体の7~10%くらいが相場ですね。高額なロードバイクは常に盗難の被害に遭う可能性がありますので、出かけた先で目を離す機会が多いような運用をされるのであれば合わせて盗難保険にも入っていた方がいいと思われます。私は基本トリプルロックで目を離してもコンビニ程度なので、万が一事故った際に適用できるよう一般的な自転車保険に入っています。

身の安全のためにヘルメット、ライト、通常保険合わせて年間¥20,000程度。車体以外に最低限2万円は見込んでいただく必要があります。これらを揃えた後に「これがあったらいいな」と思えるタイミングでウェア類やアクセサリーを揃えていきましょう。

イニシャルコストは、『車体+2万円』、好みや必要に応じて下記のオプション品が追加となっていきます。

一層ロードバイクが楽しくなるオプション品

上記の3点をクリアした後は様々なオプションが待ち構えています。実は車体よりもこっちの方にお金が掛かるというのもザラで、自転車って税金も燃料も掛からないから家計にも優しいというのは安易だったりします。ロードバイクの拡張性は本当に幅広いので、どこまでハマれるかによって使用するしないは変わりますが、おおよその価格帯も目安に載せておきます。

サイクルコンピューター ¥0~¥80,000

初めてロードバイクに乗った時、ママチャリとは比べ物にならないスピードに感動を覚えました。スイスイ加速するし何よりペダリングが軽い。今実際何km/hで走っているのか?どれくらいの距離を走ったのか?平均時速は?これまでの通算距離は?ラップタイムは?という疑問が湧いてきます。そこで頼りになるのがサイクルコンピューター。

主要メーカーは”CAT EYE(キャットアイ)”、”Polar(ポラール)”、”GARMIN(ガーミン)”の3社です。最低限速度だけ測れるものは¥5,000程度。心拍数やナビ機能がついた高性能なモデルになると5万円以上します。(個人輸入で定価の数十%OFFで買えたりしますがそれについてはまた今後)

またスマホアプリも進化しており、普段使用しているアンドロイド、iPhoneをハンドルに取り付けるホルダーを装着すればサイクルコンピューター替わりになります。基本コストはゼロですがGPSを使うのでバッテリー消費が激しくなる点はご注意を。

ウェア ¥3,000~¥30,000

街中でもピッチピチなジャージを着用している人を見かけます。自転車に興味のない人からすれば「自分だったら着れない」と考える人が多いのは事実ですが、ウェア類は乗り心地にも直結する部分ですので、ある程度自転車にハマってしまうと自然と欲しくなるかもしれません。ピチピチジャージでなくとも運転しやすくて街乗りにも適したゆったりウェアも増えて来ております。高ければいいってものではありませんが、素材が異なれば着心地も変わります。大体1万円前後のジャージがコストに対するパフォーマンスが良いのではないでしょうか。

夏場なら紫外線をガードするアーマーウェア、冬場なら防寒対策にウインドブレーカーがあればなお良しです。またグローブは路面からの振動を大きく減衰し、腕周りの疲労を抑えてくれる役割があるので、長距離乗られるのであれば必須です。

メーカーは多すぎて書けませんが、個人的には”CASTELLI”や”KAPERMUUL(カペルミュール)”などが好きです。

工具 ¥2000~10000

ある程度自転車に乗っていくとブレーキが緩んできたり、ディレイラー(変速系統)の調整が必要になる場面が出てくるでしょう。出先でトラブった時に対応できるよう、簡単なメンテナンスは自力でできるようにしておきたいですよね。

そこで必要となるのが工具。主に六角レンチ(3~6mm)とモンキーレンチがあれば簡単なことはできます。フレーム組みをするとなるとペダルレンチ、チェーンカッター、スターレンチ、スプロケット外し、ボトムブラケット外しなどの専門工具が必要となりますが、いきなりそこまで揃える必要はありません。このような¥2,000くらいで売ってる携帯工具20手でも十分事足りると思います。

サドルバッグ ¥2,000~10,000

サドルの後ろに付いてる小さな収納袋です。基本的にロードバイクは前かごがないため、サドルバック(+ショルダー、バックパック等)で荷物をまとめる必要がありますが、出先でトラブった際に緊急対応するためのグッズを格納しておくことがメインとなります。容量は小さすぎても使いにくいし大きすぎても重くなって漕ぎづらくなるので、3L容量くらいのサイズ感があれば十分でしょう。”ORTLIEB(オルトリーブ)”が完全防水、容量まずまずで使いやすいです。

バックパック 〜¥30,000

主にサドルバッグに入らない荷物を入れることとなります。ショルダータイプでも良いのですが身体の片側に負担がかかるのでリュックタイプの方がオススメ。近年機能的なバックパックも増えてきており、少々重量のある荷物でも疲れを感じさせないタイプのモデルが出てきています。バックパックに関しては安物は良いところがないので2~3万出して相性の良いものを選びましょう。ロングライドでサドルバッグだけで済めばいいのですが、なかなかそういうわけにもいきませんから走行後の疲労感を小さくするためにも多少高くても身体にあったものが一番です。

予備タイヤ・チューブとパンク修理キット ~¥10,000(タイヤ次第)

いつか必ず遭遇するパンク。走行不能になるパターンは大きく2つで一つは人身事故、もう一つはパンクです。運悪くガラスや鋭利な石を踏んでしまいバスンと逝くこともあれば、タイヤを長く使いすぎて内部繊維が見えかけているところに衝撃が加わり穴が開くこともあり、タイヤがベコベコになって走れなくなる可能性は誰しもあります。チューブとタイヤが別のクリンチャーホイールであれば、チューブの穴を塞ぐだけで解決することもあるのでパンク対策はパッチだけという人もいます。しかしタイヤごと穴が開いたり破裂したりして修復不能なバーストパンクも想定されるので、極力チューブと予備のタイヤもサドルバックに忍ばせておくと有事の際には安心です。1セットあれば大体なんとかなります。2回パンクしたらその時は諦めましょう。そうそうないと思います。

レース・ロングライドイベント ¥10,000(参加費)+旅費

自転車ブームに火がついたこともあり、全国的に自転車関連のイベントがどこかしらで行われています。有名どころだと佐渡島ロングライドや淡一(淡路島一周)、琵琶一(琵琶湖一周)、乗鞍スカイラインヒルクライム、伊吹山ヒルクライムなどなど、ロングライドイベントからガチレースまで様々です。

こうしたイベントに参加しようと思ったら参加料、交通費、宿泊費、食費などが掛かってくることとなり、居住地から目的地までの移動を考えるともはや旅行です。結構な費用が掛かるため、いつの間にか車体より高い費用を投じていたということにもなるかもしれません。人気イベントは抽選となり応募すれば参加できるものではありませんが、ここでしか味わえない感覚・やりがい・達成感があるので、興味が湧いたらチャレンジしてみましょう。

ホイールのアップグレード ¥50,000~¥300,000

最後に最初に買った車体の一パーツの交換です。一通り走ることに楽しんだら、機材のスペックにも興味を持つようになると思います。一番わかりやすいところはやっぱり『ホイール』で、前後で100g軽くなっただけで走り心地は全く別物です。常に地面に接し、自分の漕いだ出力を推進力に変換してくれる唯一のパーツですので、この部分の性能は走行に大きく影響します。完成車についている2000g程度の鉄下駄ホイールからのアップグレードであればまずは予算5万でRS500(SHIMANO)かZONDA(カンパニョーロ)かRACING3(FULCRUM)、その上は10万前後のハイエンドクリンチャー、最後に20万以上のカーボンチューブラーといった流れでホイールスパイラルに陥ることになるかもしれません。未だロードバイクの乗り方を身につけていない中でいきなり最高グレードのホイールを使ってもいまいち良さが分かりにくいと感じることもあるので、手持ち機材で満足できないと感じるほど乗り込んだなら、一本違うものを試してみるのがいいですね。

まとめ

ロードバイクは車体を買った後も定期的にお金が掛かる趣味です。アウトドアスポーツですから安全性にも気を遣わなければいけませんし、利便性や快適性を求めるならばそれに見合うコストを支払わなければなりません。機材メインで買い足していくのか、イベント関連に参加するのかでトータル費用は大きく異なりますが、まずは最初にヘルメット・ライト・保険の3点セットを入手するために車体の予算にプラス2~3万は余分に見込んでおいて、余裕ができれば自身の用途に合う周辺機材を追加していって、オリジナルな楽しみ方を見つけていって下さい。その過程がとても楽しいですし、その上で趣味仲間もできるなら最高ですね。

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