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5月21日発売のVジャンプ7月号に付録する応募者全員サービスの詳細が判明しました。過去の環境で大暴れしたドラゴンのリメイクで、ドラゴン縛りということもあってうまく調整されています。まずはインフェルニティに採用され先行ハンデスからのワンショットで大暴れした氷結界の龍トリシューラのリメイク『氷獄龍トリシューラ』から考察していきたいと思います。他のドラゴンは別記事にて。

氷獄龍トリシューラ

融合・9/水属性/ドラゴン族/ATK2700/DEF2000 カード名が異なるモンスター×

このカードは自分の手札・フィールドのモンスターを素材とした融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。

自分フィールドの上記カードを除外した場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。

(1):元々の種族がドラゴン族のモンスターのみを素材としてこのカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキ・相手のデッキの一番上・相手のEXデッキの順に確認してそれぞれ1枚ずつ除外する。このカード名のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

概要

  • 融合魔法を必要とせず素材が緩い融合モンスター
  • 自分場のカード名が異なるモンスター3体を除外して融合召喚
  • ドラゴン族のみを素材とした場合に相手のメインデッキとEXデッキを破壊
融合魔法を必要とせず素材が緩い融合モンスター

ステータスは"氷結界の龍トリシューラ"と同じ。融合モンスターでありながら自分場の素材を除外することで融合召喚できるオプションが付いています。似たような融合条件を持つモンスターに"ABC-ドラゴンバスター"がいますが、融合魔法を必要としない融合モンスターはそれだけで応用力がありますね。

融合魔法を使用した正規融合であっても、素材は自分場or手札のモンスターという指定が入っています。よって"超融合"でカード名の異なる相手モンスターを素材として融合召喚することはできません。またデッキ融合の未来融合、墓地融合の龍の鏡も同じ理由で使用することはできません。

自分場のカード名が異なるモンスター3体を除外して融合召喚

この形態のシンクロ素材はチューナー+チューナー以外のモンスター2体以上という非常に緩い条件でした。融合体となっても素材は「カード名の異なるモンスター3体」と特定モンスターを素材に含んでおりません。素材が来なくて融合できないという事態に陥ることが少なく、トークンも素材にすることができるためリンク素材で余ったトークンを活用することもできますね。

自分場のモンスターを能動的に除外できるため、デッキ破壊効果を目的とせずに能動除外という部分に着目して活用されることも考えられます。

ドラゴン族のみを素材とした場合に自分のデッキ、相手のデッキトップ、相手のEXデッキを破壊

非常に緩い条件で融合召喚できるため、固有効果を発動するには素材が全てドラゴン族という縛りが入りました。カード名の異なるドラゴン3体で融合召喚した場合、自分のデッキ→相手のデッキトップ→相手のEXデッキの順に確認して除外するデッキ破壊。自分デッキの任意のカードを除外して、続けて相手のデッキトップ、EXデッキを見てキーカードを除外します。名称ターン1なので連続して融合召喚しても2体目以降は効果を発動できません。

元祖トリシューラは場・手札・墓地に干渉する除外でしたが、リメイクではその範囲には触れずデッキを除外するようになったわけですが、メインデッキとEXデッキからそれぞれ1枚除外しただけでは妨害としては心もとないですね。確認して除外するのでEXデッキを覗けるのはアリなんですが、ピンポイントでEXモンスターを根こそぎ封印するならさくらの方がお手軽ですが、複数枚採用されるEXモンスターも少ないのでこれはこれでありかもしれません。

総評

カードパワーとしてはそこそこで、召喚条件が緩い代わりに固有効果は抑えめに調整されてしまいました。ポンと出てくる2700打点という時点でダメおしには十分な数値ですし、能動的に除外できる手段として考えれば、ドラゴン族を使用しないデッキでも活用することができます。また一度融合召喚した氷獄龍トリシューラを2体目の氷獄龍トリシューラの素材とすることもでき、強いかどうかはさておき毎ターンEXデッキを1枚ずつ枯らしていく戦術も取れなくもなさそう。高速環境でそこまでターンが帰ってくるかどうかはなんとも言えませんが笑

インフェルニティとの相性

シンクロ体のトリシューラは登場時期がインフェルニティと同時期だったこともあり第四の満足龍と名高く、現在も制限指定されているのはこのテーマで大暴れしないか危惧されているためです。

今回登場する氷獄龍という名称はインフェルニティ(無限地獄)からきているものと思われますが、インフェルニティで悪用されないような調整が施されていますね。いや、ちょっと待ってください。

素材さえ確保できれば2700打点を確保できます。インフェルニティは2体蘇生させるガン、ミラージュ、1体蘇生させるマンサーの存在から、一度回り出したら3体の素材を供給することが容易です。シンクロでもリンクでも3体素材で動くケースが多く、最後の1セットを氷獄龍とすれば2700打点確保で残り5300、ワンショットラインが大きく下がると思いませんか?

まぁただでさえEX枠がカツカツなので、採用理由が打点だけじゃやっていけないのが現実というのが悲しいところ。なんとかして活用してあげたいけど無理でした…

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