カスタムIEMの主要ブランドの多くは海外製。メーカーによっては内外価格差が大きいところもあれば、代理店通しの方が安くなるところもあります。またブラックフライデーやイベント特価でガツンと値引するメーカーもあるので、直販できるメーカーならばそういったセールを狙うとお安くオーダーできる場合があります。直販オーダーを受けてくれるメーカーは以前と比べて減ってしまいましたが、それでもメーカー直で取引してくれるところもいくつか残っています。代表的なところはアメリカのJH AUDIOや64 Audioなどが有名ですね。

今回はVison Earsの現地価格と国内価格を比較しましょう。

Vision Ears のオーダー方式について

はじめに断っておくと、Vison Earsでは直販は絶対にできません。日本のディーラーはe☆イヤホンなので直で問い合わせても「親愛なるeイヤに聞いておくれ」と突っぱねられるだけです。若干安くなるタイミングはeイヤ主催のポタフェスのみで、FUJIYA主催のヘッドホン祭ではセール対象になりません。(ヘッドホン祭の裏でeイヤが勝手にセールを仕掛けることはありかもしれませんが)

またメーカーでもリシェル・リモールドを行っておらず、基本的にセカンドユーザーに対するプログラムは設けておりません。この辺りのオーダーに関する事柄はこちらでまとめていますので、気になられたら覗いてみて下さい。

値上げ前の価格比較

上記でお伝えした通り、VisionEarsは直販できないメーカーなんですが、カスタムIEMブランドにしては珍しく内外価格差がほとんどありません。まずは現行価格から。比べてみると、現レートの€1=¥130換算なら若干日本が高い、€1=¥135くらいになると日本の方が安くなってしまいます。この程度の差ならば諸々の諸経費でチャラになるどころか、仮に直販できたとしても、送料やらクレジット手数料で損するレベル。

本国値上げ後、国内値上げ前の価格比較

また本国では2018年1月以前に値上げされていたようですが、しばらくの間、日本の正式定価に反映されていなかったとのことです。値上げ後の現地価格と、値上げ前の国内価格で比較してみるとほぼイコールとなります。VE→eイヤへの卸値が如何程かは知る由もありませんが、ここまで内外価格差トントンでオーダーを受けていた時期があったとは、eイヤホンにしては珍しい気がします。

ファミリー割の価格比較

本国ではVision Ears既所持のユーザーが2本目以降のVEカスタムをオーダーする際に10%程度の割引が適用されます。

日本では3年ほど前まで3万円の工賃で上位モデルにアップグレードしてくれるサービスがあったのですが、それでは割に合わんということで新規オーダーによる割引に変更しています。

日本でも同じように10%ほど安くなりますが、元の定価が上がってしまっているので割高感は否めません。値上げ前の価格から1万円程度安くなっただけじゃ全く唆られませんね笑

セールに関して

ポタフェスや〇〇周年記念で新規オーダーでもファミリー割同レベルになるセールが定期的に実施されています。

以前はインプレッション無料、フェイスプレートオプション無料、本体価格も2万円引でトータル3~4万くらいお得にオーダーできた時期もあったのですが、最近ではめっきり減ってしまいました。

直近のセールは今年2月のVision Ears5周年記念でやっぱりファミリー割同等です。次回セールは7月のポタフェスと思われます。

【#カスタムIEM】VISION EARS 5th anniversary SALE 【2018/02/17~03/11】

またアメリカメーカーならほぼ確実に対象になるブラックフライデーもVision Earsでは実施していません。あったとしても10%OFF相当になるんでしょう。元々プロミュージシャン向けのイヤモニを製造しているメーカーですから、安売りしてオーダーが殺到することで本業に支障が出るのは避けたいところですよね。一般向けのカスタムIEMはいわば片手間のようなもので、この部分はある種仕方のないことと思います。(だからこそプロ向けもやりつつ世界中から一般直オーダーを受け付けてくれるJH AUDIOがすごいのですが)

やや割高とわかっていながらも、硬質かつスピード感のあるサウンドにウットリしてしまったので私もVE5とVE6XCの2機種を愛用しています。カスタムIEMのメーカーもオーダーできるモデルもここ数年で格段に増えてきましたが、Vision Earsの代用となるようなメーカーは依然として出てきておりません。シェルのビルドクオリティも高く、オンリーワンのサウンドを奏でてくれるので、どうしても欲しい方は価格は割り切ってオーダーすると幸せになれるかもしれません(宗教勧誘感)