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音質

使用DAPは AK380SS+SSAMP。AMP込でボリューム50/150。比較的音量を取りやすいタイプでどんなプレイヤーでも問題なく使えるかと思います。

ステージモニターで使用できるという前提があるので、低域の量感は多くはありませんが、バスドラやベースの存在感を活かしつつも歯切れの良い低音を楽しめます。曲全体が低音に支配される感じは皆無であり、低音が中高域に重なる感覚もありません。故に一音一音刻むタイプの低音が得意で、余韻や残響感を醸し出すような低音はやや苦手であると感じました。

ボーカルは比較的近めではありますが、前面に出てくるような強調感はありません。あくまでモニター、分析的に聴くことに重きを置いているのでボーカル特化イヤホンとしてはオススメしかねます。あくまでアナリティカルにフラット目。高域はハイハットが強烈で刺さると感じるかもしれません。エージングである程度緩和されると踏んでおりましたが、50時間程再生しても和らぐ気配がありません。

全体的にえぐみのないサウンドでロック系、電子音楽と非常にマッチします。Proシリーズはモニター用途での使用を想定しており特定の帯域をブーストさせるようなチューニングは施されていないため「面白みに欠けるサウンド」と評されるかもしれませんが、予算の取れない中で中低域をメインの分析的なモニターイヤホンを一つ選べと言われたら"IE40Pro"を推薦します。

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まとめ

"IE40Pro"はステップアップの筆頭モデルとしても普段使い用のサブ機としても使えそうな汎用性の高いモデルに仕上がっているので「少しイヤホンにお金掛けてもいいかな〜」ってお考えのビギナーさんはもちろん、私のようなハイエンドモデルを多数所持している重度のオタクにも自信を持ってオススメできる超絶モデルです。

近いうちにProシリーズの上位モデルとして"IE400Pro"及び"IE500Pro"が展開されることが確定しており、お値段的にもそれぞれ3万円台、6万円台になることが想定され、ハイエンドは10万円超えが当たり前のポータブル市場においては比較的良心的なのも王者の風格というか老舗の余裕というか、"IE40Pro"の完成度からして期待するなと言われる方が無理ってものですね。

ちなみに同じタイミングで発売となった完全ワイヤレスイヤホン"MOMENTUM True Wireless"も非常にオススメできます。ここ最近はどっぷりSENNHEISERサウンドに浸かっており、また同じくドイツメーカーの"Vision Ears"や"beyerdynamic"も好きすぎるので、ジャーマンサウンドには本当にハマる人にはハマってしまう魔力を秘めていると思いますね。

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