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装着感

  • 筐体が耳にマッチしており収まりも完璧。遮音性も高く、騒がしい店内でも大きくシャットアウトしてくれる。
  • 装着していてストレスフリー、かつ遮音性もそれなりに確保できている。
  • 装着感は良好だが遮音性が伴っていない。イヤピによる調整必須、屋外用途でギリギリ使えるレベル。
  • 装着できなくはないが、装着感もいまいちで遮音性も低い。
  • 痛みを伴うレベルで筐体が合わず、装着できない。極めて絶望的。
私の所持している同一形状のものだと"ANDROMEDA S"と装着した感覚はほぼ同じです。私の耳にはこのタイプの筐体は痛みもなく嵌るのですが、同一筐体のモデルでフィッティングが合わなければ"IO"でも合わない可能性が極めて高いです。 遮音性についてはイヤーピースで十分改善できるレベルではありますが、装着感が伴っている前提となります。このタイプの筐体を一度も試したことのない人は購入する前に一度は耳に嵌めて確かめた方が良いです。Campfire Audioに限ったことではありませんが、いくら音が好みだったとしても痛みが発生するモデルを使用し続けることで耳を痛めるリスクが高まりますから、音質チェック以上にフィッティングの方が超大事と思っています。

試聴環境

使用プレイヤーはAK380SS+SSAMP。購入してから1年半ほど経つが、AK380三兄弟の中で一番酷使しているプレイヤー。私のレビューは基本的にAK380系統が併用されることが多いので、他メーカー、他モデルだと感じ方が異なる、ということは予めご留意頂きたい。よく聴く音源はTHE BACKHORN、UVERworld、ELLEGARDEN、9mm pParabellum Bullet、fripSide、Perfume、藍井エイル、川田マミ、サントラ系(ゼルダ、桜庭統、植松伸夫、久石譲)など。個人的にノリ良く聴けることが重要なので、幾分か尖ったモデルを好みます。

THE マイルド

一癖も二癖もあるモデルが揃っているCampfire Audioの中でも珍しく中庸な帯域バランスとなっています。 傾向としては様々な音楽ジャンルに合わせられるよう中域特化という印象を抱きました。低域は少し物足りないし、かと言って高音の伸びや残響感が強いタイプでもありません。空間表現、低域のパンチ力、5段階中オール3以上4未満という感じでCampfireならば低域寄りでも高域寄りでもどちらでもいいから特化ポイントが欲しいというのが率直な感想。

解像感は普通に高い

1万円を超えるモデルは基本的にどれも解像感が高いと思っていますが、じっくり聴き込んでみるとすべての音を拾えるくらいにはクリアー。弦楽器全般の分離感は悪くありません。ボーカルに関してはのっぺりしている上、やや遠い位置で鳴っている感覚。 Campfire Audioでも特に聴き疲れしにくいモデルに仕上がっていると思いますが、個人的にはシングルBAの”ORION”の方が均整が取れていて美音に感じます。

エントリーモデル?

“IO”の価格は約¥ 36,000。Campfire Audioは価格帯別にそれぞれBA型、DD型、ハイブリッド型のモデルを用意しているメーカーですが、同社のモデルの中ではシングルDDの”COMET”に次いで安いモデルです。BAモデルとしてはシングルBAの“ORION”が約4万円、生産終了品ではありますが同等スペックの”NOVA”が約6万円であることに鑑みると、今回の価格設定は中々良心的に見えます。3万円台という価格帯がエントリー帯であるかどうかの議論は別として、同社の中ではエントリーという位置付けであることは明白ですね。 一般的には3万円はおろか1万でも高いと言われてしまうのが金銭感覚にバグを抱えた者としては歯痒いところではありますが、価格的に下位に位置するからと言って、それが上位モデルの劣化版であることは決してありません。予算に応じて「この音が最高」と思えるモデル聴き比べて判断するとよいでしょう。
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