操作性
ペアリングは至ってシンプル。
- 手元デバイスのBluetooth設定をONにする。
- 本体右側を5秒間長押ししてBluetooth接続モードにする。
- デバイスに表示された「True Connect」を選択しペアリング完了。
ペアリング接続後の操作は下記の通り。
- 左右とも1回クリックで再生/停止
- 左右とも1.5秒間長押しでボイスアシスタント起動
- 右側2回クリックで音量UP
- 右側3回クリックで音量DOWN
- 左側2回クリックで早送り
- 左側3回クリックで巻戻し
ワンタッチで起動できるのは良いとして他のモデルはケースを開けた瞬間に起動するものやケースから取り出した瞬間にペアリングするものが増えてきているので操作性での優位点は少ないですね。起動自体は早いので普通に使う分には特に不満もありません。
装着感
- 筐体が耳にマッチしており収まりも完璧。遮音性も高く、騒がしい店内でも大きくシャットアウトしてくれる。
- 装着していてストレスフリー、かつ遮音性も確保できている。
- 装着感は良好だが遮音性が伴っていない。イヤピによる調整必須、屋外用途でギリギリ使えるレベル。
- 装着できなくはないが、装着感もいまいちで遮音性も低い。
- 痛みを伴うレベルで筐体が合わず、装着できない。極めて絶望的。
AirPodsのように耳からイカ墨パスタが垂れ下がるデザインは個人的には受け付けませんがフィッティングも良好。シリコンカバー搭載の"TWZ-1000"や"TE-D01b"と比べると遮音性が低いですが、ユニバーサルモデルとしては問題のない範疇です。
音質
完全ワイヤレスの中でもイヤーピースによる変化が激しい気がします。デフォルトで付いているコンプライは相性が極めて悪く、低域モコモコ高音スカスカで得も言われぬ気持ちになりました。低域の量感は多い方ではないのですが帯域バランスが崩れて音像が曇ってしまうような印象を受けます。
真の実力はこんなものではないだろうということでSednaEarFitに交換してみると、先程の雑味が嘘のように消え、ハイハットやスネアの細かいフレーズやエレキギターの高音が心地良くなりました。イヤーピースの嵌り具合や位置によって高域の感じ方が大きく異なるので、自身と相性の良いイヤーピースを持参して試聴するのが最善かと思います。
価格
定価で¥21,400と完全ワイヤレスとしてはミドルレンジ帯。似たような価格帯だと"TE-D01b"、"NT01AX"などが競合に当たります。
まだまだこの市場は黎明期で後発優位の特性が強く働きがちで、後から出たモデルの方が似たようなスペックでも音質が優れている傾向にありますが、通常保証3年という大きなメリットを持つモデルですから、一つのモデルを長く使い続けたいという方にはオススメできますね。