昨日開催された新製品発表会で概要が明らかになりましたので、その全てを紹介したいと思います。
M11
- UI:Android7.0ベース(Google PlayはAndroid9.0ベース以上でないと使用できなくなる可能性有り)
- DAC:旭化成エレクトロニクス社製AK4493デュアル搭載
- Bluetoothバージョン:4.2
- 2.5mm、4.4mmバランス接続を共に搭載
- バッテリー:3800mAh、連続再生13時間、待機時間50日
- 価格:$450
- 発売時期:5月末予定
M5
- 1.54インチのIPSタッチスクリーン
- DAC:旭化成エレクトロニクス社製AK4377
- Bluetoothチップ:CSR8675
- 対応コーデック(受信):AAC/SBC/aptX/aptX HD/LDAC/HWA
- 対応コーデック(送信):SBC/aptX/aptX HD
- USB-Cタイプで充電とUSB-DACを兼用
- アシンクロナスUSB-DACモードだと192kHz/24bit、USB-AudioだとDSD64にアップコンバード
- バッテリー:550mAh、連続再生10.5時間、Bluetooth連続再生15時間、待機時間24日
- 価格:未定(後日公開)
- 発売時期:5月末予定
Q5s
- DAC:旭化成エレクトロニクス社製AK4493EQデュアル搭載
- Bluetooth:バージョン5.0
- 対応コーデック:AAC/SBC/aptX/aptX Low Latency/aptX HD/LDAC/LHDC
- アンプモジュール:AM3Eに刷新
- 入力:USB/Blootooth/SPDIF/Line in
- 出力:3.5mm/2.5mm/4.4mm/Line out
- サンプリング周波数:最大768kHz/32bitのPCMデータ、DSD512のネイティブ再生に対応
- 価格:$350
- 発売時期:2019年5月末頃
FH7
- ハイブリッド型BA*4-DD*1の計5ドライバー搭載
- ダイナミックドライバーは13.6mm径のベリリウムダイヤフラムを使用
- BAドライバーはKnowle社製DFK+SWFKを使用
- 周波数特性:5Hz〜40000Hz
- インピーダンス:16Ω
- 感度:111dB/mW
- 3種類のチューニングフィルターを搭載
- 8w銀メッキOCCケーブル、スピンフィットCP145が標準付属
- 価格:$450
- 発売時期:6月末を予定
AM3D
- スペックは既に存在しているAM3C同等
- 日本向けモデルだったAM3C(数量限定)を公式的に世界共通に名前を変えたモデル
- AM3CはX7/Q5の専用アンプモジュールで4.4mmバランス搭載
- 価格:$149.99
- 発売時期:5月末を予定
AM3.5PRO
- AM3Bをベースに4.4mmバランスを搭載したアンプモジュール
- 中国限定販売予定で日本市場には関係なし
Crystal Earphone Cable
- 単結晶銀ケーブル
- 端子はMMCXで2.5mm/3.5mm/4.4mmをそれぞれ用意
- 発売時期:5月下旬
- 価格:$99
まとめ
7つの新製品の内、5つは4.4mmバランス接続に関係があるとの事前告知がありましたが、M5とFH7以外のモデルがそれに該当する形となりました。ポータブルのバランス出力は4.4mmが主流になりつつある状況で、M11、Q5sは2.5mmバランス接続も生かしており、共存を図る考えで今の所は開発が進められているようですね。
ほとんどの製品が5月末に本国で展開される予定で、日本での発売時期はその後、となりますが、とりわけ新プレイヤー"M11"に注目が集まっており、価格帯もめちゃくちゃ高いわけでもないのに機能面ではユーザーが喜ぶものを全部載せてみたというお値段以上の仕様となっているので、次世代のDAPとして今後も注目されそうです。