オーディオ全般

持ち運べるガチアンプ Chord Hugo(初代)がやってきました -購入直後のレビュー-

私は直差し派でDAPにアンプを併用するなど言語道断と言い切るタイプでした。

数年前にiPod使っていた時代に、一度はポタアン(FOSTEX HP-P1)に手を出すも、

  • 本体の巨大化
  • 充電管理の煩雑さ(デバイスが増えてめんどくさい)
  • ケーブルの取り回しがダルい

こういったデメリットに堪えられずに手放して直挿し運用を好むようになったのですが、beyerdynamicのヘッドホン”DT1990PRO”を購入したことがきっかけで、インピーダンスの高い音響機器に対応させるにはそれなりのアンプは必要だという結論に至りました。

というわけでいろいろ試聴してみて、今年の夏に発売されたChord Hugo2を買おうと決めていたのですが、初期不良対応やらMojo拡張用のPoly量産で手が回っていないからか分かりませんけども中々在庫の補充がされません。他機種のセットで少しでもお得に買えるならパクッと食いつく気満々でいてたのに入荷未定。

そんな矢先に、e☆イヤホンで旧型のHugoの新品ラスト一つと展示品が解放されているのを発見しました。加えて10周年記念イベントが重なり、中古品及び展示品の価格交渉ができる「タメスくんチャレンジ」が開催されたタイミングで

私「すいまへん、コレの中身確認させてもらえたり?」(Hugoの空箱をクイクイッ)

タメスくん「ええよ〜!展示品やけどもEST店がオープンするちょっと前に開封されたモノで、筐体はキズなし、当然新品同等の保証が付きます!」

とのやり取りを経て、いざタメスくんチャレンジ!

展示品価格10万からいかほど安くなるかってとこなんですが、オクなんかで取引されている個人間相場よりも圧倒的に安い爆発的なお値引きを提示してもらえたので即購入を決断しました。展示機はトータルの稼働時間は短いかもしれません。しかしながらそれを触った人数が計り知れないので普段なら避けるところなんですが、それほど古い個体でもなく、筐体は綺麗で、保証が通常通りついて激安価格ならば話は別ですね。情報として残りやすい記事上では具体的に開示しませんが、Twitter上で調べれば他の方のタメスくんチャレンジと共に出てくると思います。気になる方はそちらにてお調べを。

 

さて前置きが長くなりましたが、今更ながらHugoをゲットすることに成功!

音質傾向としては前評判通りで単純にイヤホン・ヘッドホンの出力を強化するに止まらず味付けしまくってます。出口側との相性によってはHugoを噛ませない方が良い場合もあるかもしれませんが、幸い手持ちイヤホン、VE5/VE6XC/Sambaでは相性が悪いってことはないかなと感じます。出力が強すぎるのでイヤホン程度のインピーダンスでは単騎での能力と比較してそれほど影響が出るほどではないのかもしれません。様々なレビューを拝見するとインピーダンスの高いヘッドホンだと特にHugoによる影響を感じやすいと思います。ただ唯一所持しているヘッドホン beyerのDT1990proも最近購入したばかりなので、しっかり傾向を把握できた際にはHugo有無での比較を交えながら記載したい。

もともと鋭い低域を出してくれるVE6で試してみると、切れ味はそのままに中高音強調され、クール系の最高サウンドと思わせてくれる。ボワボワ曇るところが一切なく、ハイスピードで駆け抜けていく勢いのある音はまさに無敵。Hugoはツヤ感ある音というとり力強くパワフルに鳴らしてくれるので、温かみのあるウォーム系よりもかっちりクール系に合っているのだろうか。傾向的にクラシックのように引いて聞くようなジャンルは合わず、ライブ感重視で前列で聴くようなジャンルやクラブ系にはマッチすると思う。

機能的には、入力系統は4種類、光デジタル、同軸デジタル、SD USB、HD USB。USBはPCと接続する事でUSB DACとして運用可能。出力系統は、右側面に標準ヘッドフォン×1(8~600Ωのヘッドフォン対応)、ステレオミニのヘッドフォン×2、アンバランスのアナログ(RCA)×1を装備。端子の差し口が狭いためRCAも3.5mmも挿さらないものがあり、挿さっても緩くてすぐ抜けてしまうものもある。端子の相性も結構シビアです。

バッテリーは内蔵リチウムイオンで連続再生可能時間は8~12時間(44.1kHz再生時)。所要充電時間は約4時間で専用のACアダプタを使用するため、モバブーで充電しながら運用というのは不可能。展示機ということでどれほどヘタっているかが気になりますが、すぐに充電がなくなるというような問題は今のところ発生していません。

LEDを使用したステータス表示は見た目に全振り、使用感・操作性は評判通りイマイチです。AK240接続は光デジタルで緑色ということだけは触って覚えました。入力切替ボタンとファンクションボタンが同じ形状で名称も記載されずに2つ並んでいるのも間違いやすいですね。どちらを押してもLED表示が切り替わるのも間違いに気づかない要因です。

ポータブル用途だとDAPと合わせるにもHugo単体サイズが大きいためバンドで止めたら不格好になる。ボリュームダイヤルが側面ではなく天板にあるので、ケーブルの取り回しと合わせて持ち運びに特化させようと思ったらなかなかに至難の技です。現状DAPとセットで持ち出すにしてもどこかで座ってゆっくりできる時でないと使用できていませんし、歩きながら使おうと思えない取り回しの悪さだ。家で据え置き用途か、カフェに長時間居座る時に持ち出すか、このどちらかに向いていると思います。ただ一度Hugoを使ったら直挿しに戻れるはずもなく、多少不便でも長時間じっくり聴く時は持っていくに越したことはありませんね。

総じて「買ってよかった…」この一言に尽きます。どうせ今買うならば最新のHugo2と決めていただけに、あらゆる面で劣っているのではないかと思うところはあったものの、名機は名機、過去のものでも十分すぎる性能ということをまざまざと見せつけられました。最新型の方が細かいところまでブラッシュアップされているのでゆくゆくは入手したいところではあるのですが、当面はこの初代Hugoを愛でながら手持ちのイヤホンでお気に入り1000曲のプレイリストを一から聴き直そうと思います。

余談ですがHugoを購入してからしばらくタリーズオーディオを楽しんでいたのですが、Hugoの入った紙袋ごと置き忘れるという失態を犯していまいました。閉店間際で人が疎らだったことと、オーディオに興味のない方が見かけたとしても「得体の知れないモノ」ということは不幸中の幸いで、購入したての機器を使う間もなく失っていたかもしれないので、皆様もどうか私を反面教師にして頂き、不意に忘れぬように気をつけて下さいね。

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