WMシリーズの後継機がそろそろかな〜と思っておりましたが、今年はWMシリーズには触れずAシリーズを刷新してきました。WMシリーズは来年の40周年という節目にドカンと一発かましてくれることを期待したいところ。
今回登場したのはA50シリーズの5機種とZX300の大容量番ZX300Gの2本柱です。ZX300はシンプルに容量が上がったことが非常に喜ばしいので別記事にて触れたいと思います。
AシリーズはZXシリーズやWMシリーズと比べて安価なスタンダードモデルという位置付けで、これまでのA40シリーズと比較してどの部分がどう変わったのかを見ていきたいと思います。
目次
A40シリーズからの変更点
本体の形状や容量、UIなどはこれまでとほぼ同様で使い勝手も変わらないでしょう。
主な変更点は大きく3点。
削り出しのアルミギャビネット採用
上位モデルであるZX300やWMシリーズはアルミないし無酸素堂の削り出しの筐体を採用されており、A50からはスタンダードモデルも同様の製造ラインを利用することになりました。触り心地はZX300に近いと思われます。
高音質化が謳われておりますが、実際筐体の材質が変われば音質にも影響するので良いか悪いかはさておきこれまでのA40シリーズとは異なるでしょう。
金入り無鉛はんだを採用
基板とバッテリー線材の接続部分に新開発の金入り高音質無鉛はんだが採用されるようになりました。「透明感と艶のあるボーカル音を実現できる」と言われておりますが、どこまで効果があるかは何とも言えません。
DSEE HXのグレードアップ
MP3やAACなどの圧縮音源をハイレゾ相当の情報量をもつ高解像度音源に自動でアップスケーリングする「DSEE HX」機能に、AI技術を追加搭載しました。AIが視聴している曲のタイプを自動で判別することで、特に高音域の補完性能が向上し、よりクリアな躍動感あるサウンドを楽しめる、とのこと。
これもどこまで効果が見込めるか微妙なところ。ふーん程度に留めてOK。
Bluetoothレシーバー機能搭載
一番の目玉はこれです。A50シリーズから、Bluetoothを受信するためのレシーバーとしても活用することができます、具体亭にはスマホと接続することでスマホでのストリーミング再生をウォークマンを無線経由して聴くことが可能。感じ方は人それぞれではありますが、「S-Master HX」アンプでのハイレゾ再生や、圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」によりスマホでの音楽再生のさらなる高音質化を図れるとのこと。
この機能はZX300やWMシリーズでもソフトウェアのヴァージョンアップで対応される予定。
A50シリーズの価格
ラインナップは全4種類。
- 「NW-A55」 約¥22,000
- 「NW-A55HN」約¥29,000
- 「NW-A56HN」約¥34,000
- 「NW-A57」 約¥37,000
違いは内蔵メモリと付属品。
- 「NW-A55」は内蔵16GB
- 「NW-A55HN」は内蔵16Gでイヤホン付
- 「NW-A56HN」は内蔵32GBでイヤホン付
- 「NW-A57」は内蔵64GBでイヤホン付
A50シリーズの発売日
いずれも10月6日(土)発売。
発売前に全国のSONYストアでデモ機が展開され、同時に予約が開始になる見込みです。
まとめ
発売当初の価格はほとんどニアリーですが、今後生産終了となるA40シリーズは発売から1年経過した今では一番下の16GBモデルA45は2万切り、もっとも容量の多いA47でも3万を切るかどうかといったところです。
Bluetoothレシーバー機能に魅力を感じなければ安くなった旧型を選ぶのが賢い選択になるかも。はんだやAIで音質が向上すると言われても何とも言えないというのが本音ですね。