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カスタムIEMの主要ブランドの多くは海外製です。直販してくれるメーカーは以前と比べて減ってしまいましたが、それでもメーカー直で取引してくれるところもいくつか残っています。代表的なところはアメリカのJH AUDIOや64 Audioなどが有名ですね。

メーカーによっては内外価格差が大きいところもあれば、代理店通しの方が安くなるところもあります。またブラックフライデーや〇〇周年記念でガツンと値引するメーカーもあるので、直販できるメーカーならばそういったセールを狙うとかなりお安くオーダーすることも可能。

第一発目として、カスタムIEMブランドの大御所であるJH AUDIOの内外価格差を見ていきましょうか。

通常時

少し見づらいかもしれませんが、JH AUDIOの主要モデルをまとめてみました。2018年6月現在の価格比較です。

$1=¥110換算での比較だと国内代理店(eイヤホン)経由の方が本国価格より20%前後割高となります。特に円高ってわけでもないのにこの価格差です。これが$1=¥100を切ってくるともう通常時でも次々とオーダしたくなるほどの内外価格差になりますね。

海外通販を行っている方からすれば当たり前ですが、純粋な価格差がそっくりそのままお得になるわけではありません。

クレジットカードの手数料(もしくはPayPal手数料)、送料、通関費用(関税、消費税)が別途発生します。

メーカーによっては送料無料だったり通関費用もタイミングによっては発生しないこともあるので届いてみないと何とも判りませんが、「少し安くなると思って直販したのに、結果的に高くなってしまった」とならないよう、最大で幾らくらい取られる可能性があるかを計算しておいて、

直販による差益分と合わせて納得できる価格差になるなら直販、そういった費用を含めるとさして得でもないと判断できるなら国内代理店と使い分けるとよいですね。

表の価格は

  • クレジット手数料は本体価格に対して2%(PayPalの円建て決済だと4%となります)
  • 送料はFedexやDHLのエクスプレス便想定
  • 通関に伴う消費税は本体価格の6掛に対して8%

で計算しています。クレジット手数料に関しては会社によって1.64%だったりもっと安い場合もあります。普段ご使用されているカード会社のホームページで確認しましょう。

JH AUDIOの場合、通常時で計算すると最大で5万程、諸々の費用が嵩んでも1~3万くらいはお得になりそうですね。

ブラックフライデーの場合

さて本題はここからです。海外ブランドあるある、11月下旬のブラックフライデー割引が掛かるとどうなるか、同じように計算してみましょう。

割引率は年によって異なる可能性がありますがとりあえず20%OFFで計算。2本目以降値引きが掛かるJHクルーもこの割引率です。

$1=110換算として、価格差が最も小さいJH11V2PROですら5万弱、フラグシップのLAYRAに至っては10万以上安くなってしまいます。諸経費込としても、3~10万の差益が発生。これは無視できない価格差です。直販したことがなくてもチャレンジしたくなりませんか?

割引率が15%と若干下がってもこんな感じでお得なことに変わりありません。

LAYRAで8~10万、ROXANNEやLORAで5~7万、ANGIEやJH-PROシリーズで3~6万くらいの価格差となります。

国内代理店を通すメリットは受取直後にリフィットが発生したとしても日本語で対応してもらえるくらいのものです。それで上手くいくかどうかはまた別問題で、もし直販でリフィットが発生したとしてもゆるい箇所・キツい箇所にこのようにマーキングして概要をメーカーに伝えるだけであとは勝手にやってくれます。

何往復もすると流石に送料が痛いですが、向こうもプロですから最低限の英語力さえあればあっさり解決することも多いです。

ユルいなら適正なフィット感になるまでテープを重ねてマーキング、キツいならマーキングした上でイラストを書いて「このあたりを削って」と指示すればOK。

価格でのメリットが大きすぎるので直販がやめられないのですが、国内でもヘッドホン祭やポタフェスといったイベント時にセールをやります。そこで割引されても通常の現地価格相当なので、JH AUDIOの場合はやはりブラックフライデーが狙い目ですね。

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