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Vision Ears VE5、VE6XC、Jomo Audio Sambaを入手してから2年近くが経ちます。カスタムIEMの何が良いって、装着感の悪さによるストレスが一切なく、雑踏の中でもリスニングに没頭できるところ。ユニバーサルイヤホンでも装着感の良いものはありますが、そういったモデルは極々僅かです。歳を重ねると耳の形も少しずつ変化していきますから、場合によっては定期的にリフィットする必要もありますが、ユニバーサルでは絶対に実現できないフィット感なので割り切っています。

今年に入ってから定期的に数モデルずつ試聴してきてこれで4回目。今回のモデルは

  • 64 Audio A12t
  • qdc Anole V6
  • EMPIRE EARS Legend X
  • Fitear EST

これら全て、相当自分好みだったので次にオーダーするとすればいずれかを選ぶと思います。今後じっくり検討していこうと思いますが、とりあえず雑感をまとめましょう。

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64 Audio A12t

BA12基搭載の多ドラモデル。旧A12のリニューアル機でtia Technology(Tubeless In-ear Audio) と聴覚保護のapexシステムを採用。構成は4Wayクロスオーバーで、Low*4,Mid*6,Mid/High*1,tia High*1という高域の手前までをBA、高域をTiaドライバーで役割分担しています。

試聴機はA12tのユニバモデルU12t同等です。ハウジング材質がアルミニウムからアクリルに変わることで音も変化しそうなもんですがこの辺りはカスタム版を入手しないと分かりませんね。

第一印象は全域過不足のないモニターサウンド。低域もしっかり出てるし高域も伸びやか。モニター系にも関わらずメリハリがあって元気なサウンドを奏でてくれるのはTiaドライバーの影響でしょうか。音場も広く空間表現も得意、解像感も高く、音の分離感も上質。特に中域から高域にかけての情報量の多さは特筆モノです。低域もウーハーのような音ではありませんが、どっしり腰を据えており中高域の音像を支えてくれている感じがします。装着感が完璧ではないユニバーサルでここまで高評価だとカスタムにしたらどうなってしまうのか、非常に気になるモデルでした。買うなればブラックフライデー直販一択なので、じっくり試聴を重ねていこうと思います。

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qdc Anole V6

中国深圳のqdc、qdcのイヤホンって装着感もいいし、シェルも綺麗だし、所有欲も唆られること間違いないのになぜか購入する気が起きないんですよ。既に持っている機種で十分事足りるからに他ならないんですが、今年の4月から発売したもののあまり話題になっていないAnole V2を食わず嫌いナシで聴いてみたら、なかなか良いじゃないですか。

構成はBA6基、Low*2,Mid*2,High*2の3Way、最も特徴的なのは2種類のスイッチ。合計4パターンの音を楽しめる、というのが売りですね。スタンダードチューニング、中高域寄り、低域ブースト、ボーカル強調とスイッチの組み合わせで音質が変化します。スイッチを2つ搭載したモデルは他にJomo Audio Flamencoがありますが、こちらは低域と高域をそれぞれブーストさせるもので、Anole V2とは異なります。

とりあえずスタンダードチューニングで試してみるとこれもモニターチック。悪く言えば無難。A12tと比較するとやや荒さはありますが、それはA12tが凄すぎるというだけで、Anole V6も十分クリアーです。低域は控えめ 、量も少ないですが不自然ではありません。

指でつまめるようなスイッチではなく、電子回路や半導体に使われるディップスイッチのようにピンで倒す必要があります。スタンダートチューニングで曲を流している時に切り替えることができないのが残念ですが、合計4種の音で15万、つまり全部の音が気に入ればそれらが各4万足らずで入手できてしまうことに。これもじっくり聴こうと思ったらかなり時間を要するので、後日改めて全スイッチ試してみたいと思います。

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EMPIRE EARS Legend X

ZEUSの生産終了が決まったEMPIRE EARS、たしかアメリカのメーカーでしたっけ。今年に入ってから出た新シリーズでそれまでのモデルとは全く異なる技術が使われています。

Legend XはBA5基、DD2基の計7ドライバー、カスタムIEMにしては珍しいハイブリッドモデル。2low 3mid 2high、クロスオーバーは驚異の10Way synX crossover。ドライバーが7つしかないのに10Wayというカオスな事態になっていますが、ドライバーそれぞれに帯域を割り当てられるsynXテクノロジーの賜物です。

音質面では低域の主張が激しめのリスニング機で、それまで試していたA12tやAnole V6が中高域が素晴らしいモデルだったのでなおさら低音が強く感じました。個人的に低音の主張が激しすぎるモデルは苦手なんですが、ボーカルも近いおかげか臨場感が半端じゃなかったです。高域は言うほどではないというのが正直なところ。ヴァイオリンはオルガン、アコーディオン系統の中低音がクセになったのでこれはこれでアリかも。ユニバーサルモデルも出ているので、イヤーピースで遮音性をなんとかできるならカスタムにする必要はなさそうですね。

Fitear EST

今後発売するFitearの新モデル、静電型ツィーターとBAのハイブリッドモデル。ユニバーサルモデルが七夕に発売しますがカスタム版は未定、そんなに遠くはないと思いますが、エージングによって音が変化するかも知りたいので定点観測しようと思います。おろし立てにも関わらずいい意味で衝撃を受けたので、単体でレポート作成しました。詳細はこちらを参照下されば、、

現状最有力なのはA12t、ついでLegend X、ESTは成長次第、Anole V6はスイッチ変化次第。

複数のモデルを使い分けしている自分としては、すでに持っている機種と類似するモデルを買っても後々使わなくなることが目に見えています。VE5、VE6XC、Samba、RE2000、Dreamの守備範囲が広すぎるというのが贅沢な悩みなんですけど、低域主体のリスニング系、モニター系全般のカスタムIEMが加わるともはや向かうところ敵なしの布陣になるので、あと1つか2つ、長期スパンで計画していこうと思います。

今回試したモデルは今後もじっくり聴き込んでいくので傾向がはっきり分かったら単体レポを作成します。

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