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IRIVERの2種類の新DAPの発売情報が明らかになりました。SP1000の下位に位置するプレミアムライン"A&futura"の第一弾"SE100"、さらにその下に位置するスタンダードライン"A&norma"の第一弾"SR15"の2機種。価格と発売時期は既に公表されており、SE100は6月中旬発売予定で¥219,980(本国$1699)、SR15は7月中旬発売予定で¥99,980(本国$699)。

今回ヨドバシ梅田でSE100の発売前試聴会が開催されていたのでどれほどの実力か試しに行って参りました。IRIVERの新作は毎度のことながら行列ができていたので長時間聴くことはできませんでしたが、備忘録としてファーストインプレッションをまとめたいと思います。

外観

大まかには筐体の材質がアルミニウムになったSP1000です。重量も300g程度でゴツいケースを装着したiPhone8 Plusと同等、AK第三世代のAMP無と同じくらいの重量感です。背面にはガラスプレートが設置されており上位のSP1000とパッと見は同じグレードなのかなと思うくらいのデザイン性でした。

※写真があればなお良かったのですが大変混んでいたので撮影は遠慮しました。申し訳ナス!

仕様、操作性

メーカーからはこのように仕様の説明がなされています。

DACチップはESS製のプロフェッショナルグレード8chDAC「ES9038PRO」が採用され、左右のチャンネルそれぞれに、4ch分のDACを割り当てて処理する事で、SN比の優れたサウンドを実現。PCMは384kHz/32bitまで、DSDは11.2MHzまでのネイティブ再生が可能。アンプ設計とノイズ対策技術も取り入れ、4.1Vrmsのバランス出力も可能。

この出力値はSP1000バランスの3.9Vrms、AK70MK2バランスの4.0Vrmsを上回っており、そんなに大きな差ではありませんが高い出力を求められるダイナミックイヤホンや多ドラでも問題なく使用できそうですね。

内蔵メモリは128GB、SDスロットはこれまでのモデルと同じく1基搭載。公認400GBまでのmicroSDが使えるので528GBまで拡張可能。SDの読み込みも速くて評価できます。

充電端子はUSB-Cタイプ、嬉し〜。操作性はSP1000と同等でサクサクで直感的に操作できます。ボリュームノブのクリック感はやや固めです。物理ボタンも目視しやすく手探りでも問題なさそう。

音質

ここ数日AK380SS-SSAMP-VE5を使用している状態でSE100を試聴。出口側は同じくVE5を使用。試聴音源は時間がなかったのでハイテンポなロック系数曲だけ。

まずはアンバランスから。第一印象はSP1000SSに近い解像度で中低域寄りの帯域バランス。高域はそれほど不足しているわけでもありませんが、低い方をぶ厚くしているので相対的に薄っぺらく聴こえます。濃密具合ではやはり銅材質のSP1000CPやAK380CP、WM1Zに敵うはずもなく、カッパーの濃ゆい音が好みであればSE100はヒットしないと思います。

バランスに切り替えてみます。こういう時にDITAのAwesome端子は便利ですね。もともとVE5は感度が高いカスタムIEMですがSE100のバランスでは出力が強すぎてアンバランス時と同じボリュームだと耳が死んでしまいます。4割ほどダウンさせて程よい感じ。音質面ではアンバランス時以上に中域が増強されてボーカルが近すぎます。逆に言えばボーカルが全てのサウンドにはこの上なく向いているDAPとも言えそう。少なからずVE5も影響しているんでしょうが、高域に寄せたタイプのイヤホンだとよりマイルドに相互の弱いところを補える組み合わせになるのではないでしょうか。

まとめ

かなーり評価が二分しているSE100ですが、「価格がなんとかなれば」全然アリな選択肢と思います。本国価格に対して国内価格が割高すぎますし、SP1000SSの流れを組んでいる節があるので、中古SP1000SSか発売したてのSE100ならば私だったら前者を取りたくなります。

発売後にもう少しじっくり聴きたいところ。少なくとも色んな組み合わせで聴いてみたいと思わせてくれたので、人によってレビューが異なるのも頷けますね。

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