2018年も7割強が終了、ポタオーディオ的には今判明していない情報はそのまま年内に発売する見込みは薄そうで、来月開催されるポタフェス大阪やヘッドホン祭で発表される新製品はおそらく来年以降に登場することと思われます。すでに判明しているモデルも年内発売するとは限りませんが、今時点で販売が予定されている注目イヤホン・プレイヤーザッとまとめてみました。
目次
ANDROMEDA S
Campfire Audioからは絶賛発売中のマルチBAモデルANDROMEDAのステンレス.verが世界限定2000個でこの秋に発売開始予定です。筐体がステンレスとなった以外にも中域のドライバーが変わっていたりと無印のANDROMEDAとはチューニングが異なる模様。国内でも試聴会すら開催されていないのでどのような音に様変わりしているか非常に気になります。
もともとがかなり特徴的な音なので中途半端に弄ると途端に凡庸になったり無印超えができなくなる恐れもある諸刃の剣ではありますが、ANDROMEDAの煌びやかさがステンレス筐体を合わさることでプラスに働くのか、はたまたマイナスに働くかはデモ機が上がってくるのを待つしかないのが歯がゆいところであります。
IER-Z1R
SONYの新作フラグシップイヤホン、筐体にジルコニウム合金を採用している珍しいモデルでDD2基、BA1基というハイブリッド構成の旗艦モデルです。同時期に発表されたモニター系IER-M7/IER-M9は国内でも10月初旬に発売されることが決定しておりますが、大注目のIER-Z1Rに関しては発表以来1ヶ月近く経過するにも関わらず明らかになっておりません。
価格も読めませんがおそらく20万付近と競合がひしめくところにブチ込まれるので、それ相応の個性を発揮されることが期待できますね。そのうちSONYストアで正式発売日が公表されるので、じっくり腰を据えて待機していましょう。
Ebony(仮称)
シンガポールのDITA Audioの新作ダイナミック。こちらは開発中で、モデル名もまだ決まっておりません。
真鍮(Brass)とマッカーサーエボニーと呼ばれる高級木材を組み合わせた筐体が特徴で、おそらく次のヘッドホン祭でもデモ機が上がってくると思われます。
XELENTO wireless
beyerdynamicが誇るシングルダイナミックXELENTO REMOTOのワイヤレス.verもこの秋〜冬に発売が予定されているとのことです。違いは付属しているケーブルが無線になるだけなのでREMOTO.verに別売りのワイヤレスケーブルを追加すればそっくりそのままXELENTO wirelessになるわけですが、10万付近のダイナミックモデルとしては最高峰(と個人的に思っている)このサウンドがワイヤレスでも楽しめると思ったらワクワクしませんか?今一番欲しいモデルの一つです。
MAVERICK II Re;
Unique Melody MAVERICKIIのBeat Audioコラボモデル。専用設計されたブルーのケーブルが付属し、本体製造にかかる時間が通常IIの3倍かかるにも関わらず、価格はプラス数千円とお買い得と思ってしまいかねない商品です。そう感じること自体が代理店の術中にはまってしまっているという自覚はありますが、ハイブリッドモデルを所持していない身としては、UM処女をこのRE;に捧げてもいいかなとうっすら思っております。IIとはチューニングが異なるのでこれまでのMAVERICKが好みな方に無条件で勧められるものではありませんが、デモ機さえ上がってくるのであれば一度試聴してみてほしいですね。
K10 Encore Brass
NOBLE AUDIOからも限定モデルが登場します。その名もKaiser10 Brass。筐体に真鍮を採用してK10で、現在このモデルを量産しているがために通常ラインのK10 EncoreやKatanaの製造をストップしている模様です。各販路では在庫分がなくなり次第入荷待ちのステータスとなっておりますが、生産中止の案内は出ておりませんので単に忙しいだけでしょう。
Anole VX
中国qdcの新作、カスタムラインのフラグシップとしてAnole VXが登場。現地ではすでにオーダー開始しているので国内でも時期に取り扱うでしょうね。
特筆すべきはスイッチを3つ搭載している点で合計8通りの音を切り替えることができます。流石にやりすぎ感が否めませんが、音質チューニングとシェルのビルドクオリティに定評のあるqdcの新作は気にならないはずがありません。
EST Custom
FitEarが七夕に出したESTユニバーサルですがこれも好評ですね。ボーカルのエロさが光るモデルで私はカスタム版が出たらそちらを考えようと思っておりました。現時点ではなんの告知もなされておりませんが、ESTユニバーサルが発売した時点でカスタムも秋ごろをめどに検討中との話があったので、次の祭でカスタム版が出てくることを期待したい。