同期に誘われてポタフェス2018冬に行ってきました。
(もはや私よりも同期の方が熱意があります笑)
ヘッドホン祭でがっつり新製品を聴いてきたので今回は軽く回るだけで十分かな〜と思いきや、FAudioやUnique Melodyをはじめとして今後注目されるであろう新製品のプロトタイプが出展されていたので見所の多いイベントでした。
2日ある内の初日しか回れなかったので試聴点数も多くはありませんが、各モデルの第一印象を簡単にまとめたいと思います。
目次
Jomo Audio
TRINITY
バランス型。低域が比較的強いがツィーターのお陰で高域までレンジが広く仕上がっています。シンセサイザーやエレキのような電名楽器と相性良し。ボーカルは近めですが艶めかしさで言うとESTの方が上。チューブはステンレスかブラスの2パターン選ぶことができますが音質は大きく変化せず。
現地ではプレオーダー開始されていますが日本での展開時期は来年以降。
Unique Melody
MAVEN
チタニウム筐体。前回ヘッドホン祭登場時はBA9基で試作機を出していたのですが最終的にはBA11基に変更。
構成はLow*4-Mid*2-High*4+Custom Semi-open BA For T.F.A.T
T.F.A.Tは"Targeting Frequency Adjustment Technology"で特許申請の新技術。
解像感、分離感が凄まじく前回より高域がキツくなっているが、個人的には改良されていて好みの範疇でした。ベースとドラム,
ハイハットの刻み方が秀逸。中域が厚いのでボーカルメインとしても良いし楽器メインとしても面白そう。
発売時期は来年2月頃、価格は税抜¥223,000円を予定。(手が出ません…)
Mirage
MAVENと同じタイミングで発売される新モデル。
コチラもチタニウム筐体で BA3基。構成はLow*1-Mid*1-High*1。MAVENで採用されたT.F.A.Tは搭載されていない代わりに、Zero-Resonance Directional Transmission (Z.R.D.T) という特許申請中の技術が用いられているとのこと。
低域はエネルギッシュで中高域はシャキッとしたリスニングモデル。同じ構成のDianaと比べるとこちらの方が低域は薄めなので好みが分かれるところ。上位モデルのMAVENとの比較ではこちらの方が分離感が抑えられているので、細かすぎるところまでは不要だとコチラの方が良いかもしれない。装着感も良好でMAVENをそのまま小型化した感じ。
価格は税抜¥134,000を予定。MAVERICK系統と同価格帯ですね。
Campfire Audio
SOLARIS
個人的には前回それほど良いと思えなかったので改めて試聴してみたところ、
やっぱり感度が高すぎてダメみたい。
Campfire Audio史上最高と謳われていますが、個人的には高域のキラキラ感を突き詰めたANDROMEDAや低域のパワフルさを存分に発揮したATLASの方が断然好みでした。装着感がシビアなので評価が大きく分かれる要因かも。
DAPを変えたら良くなるかもしれないので店のデモ機でも試してみたい。
SENNHEISER
MOMENTUM True Wireless
完全ワイヤレス"MOMENTUM True Wireless"
価格は¥36,000とワイヤレスにしては良い値段しますが、音質面・デザイン・装着感・バッテリー持ち全てに不満がないので、多分私は買ってしまうと思います。
IE400Pro/IE500Pro
こちらについては海外で情報が出回っているだけでリリース時期・価格などはまだまだ未定とのことでした。
qdc
Anole VX
スイッチが3つ搭載されたカメレオンモデル。それぞれ二位置式なので2*3=8通りの音が楽しめます。
1ON-2OFF-3OFFのクリアボーカルモードでは、女性ボーカルの伸びがハンパじゃない。中高域が聴きやすく低域はベースの主張は控えめ。ドラムもそれほど強くなく上の方を伸ばしたいならこのスイッチングでいいと思います。
逆パターンにして1OFF-2ON-3ONはストロングベース。ベースの重みが一気に増して低域寄りのチューニングが好みならこの組み合わせが良さそう。全て ONにするとハイセンシティビリティーモードになり低域と高域がパワフルになる。Jomo AudioのFlamencoでフルブースト掛けたサウンドが好きならこのモードが合うかもしれません。
Rhapsodio
Eden
純銀筐体のシングルダイナミック。それなりに重量があるが装着感良好。
第一印象は悪くない。インピーダンスが高いのかAK380SS直だとやや鳴らしにくい印象。歯切れの良い中高音を楽しむことができるが低域はやや荒削り。10万前後ならあるいは...と思ったが、20万くらいとのこと。
AZLA
ORTA
参考出展用に突如メーカーから送られてきたらしい。
個人的にはこれまでのAZLAのモデルの中では一番音質が好み。装着感はHORIZONより収まりが悪いが初代AZLA,AZLAIIより大幅に改善されており、これなら全然問題ないレベル。音質は中高域は粗さがあるが、エレキやベースラインのグイグイ引っ張る感が好みでした。発売時期や価格はこれからよう調整。早ければ来年1月中のアナウンス、遅くても今年度中には、、
価格も何とも言えばいがHORIZONと同じ価格帯で出せたら、ってところ。
FAudio
モデルY
流行りの静電ツィーター搭載のハイブリッドモデル。
それぞれのドライバーの特性を活かし、高域の鮮やかさと低域の自然さを両立させている印象。現時点で完成度が高くて驚きました。TRINITYと比べるとこちらの方がアッパーチューンに向いており個人的にはモデルYの方が好み。 同社のMajorとはまた違った魅力があるので量産化されるのが楽しみです。
モデルX
こちらは多ドラ。BA9基搭載のプロトタイプ。
まとまり良く仕上がっているものの、モデルYに力を入れているのか独自性は薄いかも。カスタムのモデルにも言えますがFAudioはダイナミックが絡んだ方が良い気がします。ただ応援しているメーカーの一つなので、他社に負けないクオリティに仕上げてくれることを期待します。
Audio OPUS
OPUS#4
OPUSの新しいDAPが参考出展されていました。
UIも新しくなりましたがプロトタイプだからか所々動作が怪しかったです。サイズに対する重量は軽いですが、作りは全体的に安っぽいかな印象。MicroSDは1枚、内蔵64GB。価格帯は未定ですが20万は超えないと思われます。
IRIVER
SE100×fripSide
先日予約開始されたコラボモデルが展示されていました。
実物のデザインが素晴らしく、受け取るのが非常に楽しみです。
SP1000M Royal Gold
羽生結弦モデルのSP1000Mは試聴可能でした。
容量は256GBにアップされており、SP1000の別材質・小型版になっています。真鍮を使用している割に軽量でした。屋外ステージライブ中だったので音質の違いはイマイチ把握できなかったのが悔いが残ります。
Lark Studio
LSIV
新興カスタムIEMメーカーLark Studioの新モデル。
構成はBA4基、構成はLow*1-Mid*1-High*1-Ultra High*1、価格は¥50,000。
期待値が高かっただけに音質面はそれなりにって感じ。10万オーバーのカスタムIEMとは比較できませんが、フェイスプレートオプション乗せ放題で、上位モデルと同じケーブルが付属している時点でカスタムとしては破格なので、最初の一本にはオススメできると思います。
Sony
IER-Z1R
当然のごとく何の告知もありませんでした。
DITA Audio
Project 71
真鍮とエボニーを組み合わせた新モデル。ヘッドホン祭で聴けなかったのでリベンジすると意気込んでいましたが
finalブースが狭い上に常時大混雑だったので今回も聴けず。残念。
他にも完全ワイヤレス系は良さげなモデルが並んでいましたが、タイムオーバーで聴けず。
同期がDAPを色々試したいと言うので、会場を出てeイヤ秋葉原店へ向かいあれこれ物色するのでした。
中古がかなり安くなっていたのでSE100を予約していなかったら何点かお買い上げしていたかも…