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本国ではすでに販売されている新作 SOLARIS。

日本ではヘッドホン祭で展示されただけで発売日も価格も具体的には決まっていません。

一応予定では年末もしくは年明けには、とのことですが、そのタイミングであれば遅くとも来月中旬くらい迄には何かしらのリリース情報が出てくるはずですので、早くも欲しいという方はしばしの辛抱です。

ヘッドホン祭会場でSOLARISも試聴できたのでファーストインプレッションをまとめたいと思います。

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仕様

スペック的にはDD*2基、BA*3基のハイブリッド構成、という情報が出ていますが、

DD*1基の可能性大、そうなると4ドライバーのハイブリッドとなります。MixWaveのサイトでは5ドライバーと表記されていますが、おそらくこちらが間違っているような気がします。

ダイナミックドライバーはATLASで採用された、A.D.L.Cコーティングを施した独自ドライバーを採用。Equinoxにも同様のドライバーをチューニング調整して採用されています。BAには音導管を使用しない独自の「Tuned Acoustic Expansion Chamber」を採用されているのは過去のBAモデルと同じですね。

材質はフェイスプレートには24kゴールド、中央部にガンメタルPVD、ノズル側にステンレススチール素材を採用。付属ケーブルは純銅銀メッキのSuper Litz線で、これまでのANDROMEDAやATLASに付いてくるケーブルとは異なります。

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装着感

  1. 筐体が耳にマッチしており収まりも完璧。遮音性も高く、騒がしい店内でも大きくシャットアウトしてくれる。
  2. 装着していてストレスフリー、かつ遮音性も確保できている。
  3. 装着感は良好だが遮音性が伴っていない。イヤピによる調整必須、屋外用途でギリギリ使えるレベル。
  4. 装着できなくはないが、装着感もいまいちで遮音性も低い。
  5. 痛みを伴うレベルで筐体が合わず、装着できない。極めて絶望的。

形状がこれまでになかったタイプで、合う合わないが分かれるタイプ。Campfire Audioの筐体は

  • LYRA/VEGAタイプ
  • ORION/ANDROMEDAタイプ
  • COMET/ATLASタイプ
  • SOLARISタイプ

の4系統に分類できますが、私の耳型にはSOLARISはちょっとイマイチでした。

一番良いのはCOMET/ATLASタイプ、次いでLYRA/VEGAタイプ、この2種類はユニバ機の装着感としては文句ありません。

ORION/ANDROMEDAタイプはイヤーピース次第で装着感が大きく変わりますが、工夫次第では問題なし。

SOLARISタイプはノズルが長めでハウジングが耳から出っ張る形で装着することになり、JH Audioのモデルが合わない私にとってはそれに近しい感覚でした。上記基準でランク付けするならD寄りのCってところですね。もちろんどハマリする方もいるでしょうが、SHUREやAROMAのように高確率でフィット感良好なタイプと比べると「人を選ぶ」のは間違いないかと思います。

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音質

DAPはAK380SS直挿し。ブースが混んでいたことで試聴時間も短めだったため、気になったポイントだけ簡単に書きます。

これまでのCAでは聴かれなかったサウンドで、音場が広く全帯域整っており、ストレートに音を伝えてくるタイプ。ANDROMEDAよりもATLASの空気感に若干近い印象を抱きました。総合すると全く別物ではあるのですが中域の濃密さはやや似通っています。高域のキラキラ感はあまり感じられず、無印のANDROMEDAの音が好きな人には合わない可能性大。ATLASの濃密さともANDROMEDA Sの落ち着いた中低域とも違って、楽器の音色を鋭く聴かせてくれるため、若干聴き疲れするかもしれません。

試聴機ではやや中高域が前へ前へ来ようとするように受け取られ、低域が少し寂しいと思ってしまったので、エージングによってどうなるかが全く読めません。周りではかなり評判が良いですが、個人的にはそれほどでもないというのが本音であまりヒットしませんでした。

本国では既に発売済み

本国のサイトではこんな状態。

先月末頃から出荷スタートとなっており、お値段はEquinoxと同じ$1,499。

Equinoxの国内価格は約18万ですから、SOLARISもこの値段とほぼ変わらないでしょうね。3ドライバーのDORADOですら13万でしたからこんなものでしょう。

Equinoxについてはこちらで試聴レビューをまとめていますので気になる方はどうぞ。

Campfire Audioのサイトからでは日本へ直接送ってくれないので、どうしても輸入したい方は転送サイトを利用する必要があります。私は試したことがないのでアドバイスできませんがそういう選択肢もあります。

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