【この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。】

お盆真っ只中でいかがお過ごしでしょうか。私はこの6連休で、5000曲分の音源データにメタタグを組む作業に勤しんでいました。曲単位でジャケ画を落としては埋め込む作業は、もう二度とやりたくないですね。

本題です。先日e☆イヤホンさんでJomoDayが開催されていましたので、改めてまとめ聴きしてきました。他メーカーと比べても特徴的な上位機種のレビューをしたいと思います。

 

共通事項としては

Jomo試聴機はノズルが金属製のために高域のアタック感が強い傾向。

実機になると、ノズル部分はアクリル、チューブはチタンでやや高域が落ち、低域が強くなります。

カスタムIEMは試聴機→実機で装着感が向上されることで実機の方が低域がやや強く感じることが一般的ですが、

JomoAudioの金属ノズルを搭載したモデルの場合は、「高域減低域増」とピラミッドバランスが明らかに逆転するので、6R以上の機種を検討される場合は予め頭に入れておくとよいです。

試聴機と実機では「やや違う」とかそんなレベルではなく完全に別の音になると私は感じました。

試聴機種

  • Jomo6R
  • Jomo6V2
  • Jomo Flamenco

試聴曲

DAPはAK240単体。

曲名を載せていますがジャンルの参考として下さい。

  • 川田まみ 『Serment』
  • 水樹奈々 『Vitalization』
  • THE BACK HORN 『刃』
  • Striker 『The King(skulee Remix)』
  • Dimitri Vangelis &Wyman『Payback』

JOMO 6R

BA6基、Low*2/Mid*2/High*2の3Way。

ボーカルは近すぎず遠すぎず、高域が得意ということから女性Vo.に合います。

反対に低域は量としては控えめで物足りなさを感じる。

あくまでモニター系の位置付けで、聴いてて楽しいリスニング系ではないかなと言うのが率直な感想。

弾けるような音じゃなくて一音一音素直に鳴らす落ち着いた音がよければ一考の余地あり。

個人的には同じ値段ならば6V2を推したいですね。

JOMO6V2

BA6基、Sub*1/Low*2/Mid*1/High*1/SuperHigh*1の5Way。

6Rと同じく6ドラモデルだが、使っているドライバーもネットワークも異なります。

ワンランク上位のSambaに近いのはこちらで、ジャンルを問わず使える万能機。

私もSambaを購入した際はこのモデルと迷いました。

万能度合いで言えばVE5に通ずるところがあり、ボーカルがめちゃくちゃ近いわけではないけど各楽器ごとの分離感が強く、固めの音が好きならばなお勧められます。

音場も広く、楽器演者の指遣いまで見えてきそうなクリアさが売り。

中低域も質・量ともに不足感はなく、むしろ低域に焦点を置いたエレクトロ、クラブミュージックも気持ちよく聴ける。

この値段だったらもっと話題になってもいいと思うんですが、店員さんの話を聞く限りSambaユーザーが多いとのことです。

Framenco

BA11基、Sub*1/Lom*2/Mid*4/High*2/SuperHigh*2の5Way構成。

この時点でも珍しいのに、低域ブースト/高域ブーストと2種類のスイッチが組まれているのが唯一無二の特徴。

スイッチ1つのモデルはVisionEars VE6XCやqdc Geminiなどがありますが、

このFlamencoはスイッチ2なので「両スイッチオフ」「低域ブースト」「高域ブースト」「両ブースト」の4種類の音を楽しめます。

スイッチの位置はケーブル端子側に並んで付けられ、端子側にスイッチを倒すとそれぞれのブーストが起動するようになっています。

並び方は端子側から高域ブースト、低域ブーストの順。写真ではどちらもOFFの状態です。

シングルブースト

金属ノズルの影響かスイッチを倒していない素の状態ですでに中高域が強めです。

Sambaユニバ機のように刺さると感じるほど強烈ではないものの、高域>中域>低域の逆ピラミッド型です。

ここから高域スイッチだけ起動。元々が中高域寄りなので、このスイッチを倒すことで勢いとクリアさが増す感じ。ややキラキラ感が加わり、女性Vo.を前面に出す曲はこのモードが合うでしょう。

高域スイッチを戻して低域スイッチだけ起動すると、高域に比べて控えめだったベース、バスドラが一気に踊り出す感覚。

高域ブーストではそれほど量は増えずに見通しが良くなりましたが、こちらは量がブワッと増加します。

ダブルブースト

両スイッチを倒してみたら低域と高域が喧嘩するのではないかと思いましたが杞憂でした。

それどころか低域の量感、高域の見通しの良さがバランスよく混ざり合い、フラメンコの名の通り、緩急のついた曲調でその真価を発揮できそうです。

私はこの状態が一番好みで、Sambaにも通ずるパワフルさに惹かれました。

両スイッチOFFよりもこの状態の方が特徴を見出せたので

JomoCEOは 「低域高域それぞれ多いと感じたら減らしてね」ってことでスイッチ付けたのかもと勘繰っています。

 

個人的にはスイッチの位置がイマイチで、装着しながらの変更もできないことはないけど

トルクをかける方向を誤ったらポロっともげそうな怖さがあります。

できればスイッチ無しで両ブースト掛けた派生モデルが出ることを期待。

 

またカスタム実機でステムが変わったらどんな音になるか皆目見当が付きません。

人柱になれそうなお買い得価格だったらカスタム版に手を出したかもしれませんが、流石に手が出ません(笑)

高域が引っ込んでしまうとせっかくのキラキラ感が失われてしまいそうです。

ユニバ機も発売されているので、試聴機での音が気に入ればカスタムよりユニバ機を選択した方が無難ですね。

 

ちなみに今回聴かなかったSambaはこちらにまとめてあります。

カスタム版を所持しているので宜しければ併せてご確認下さい。

Twitterでフォローしよう