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中国の新興カスタムIEMメーカー、"Lark Studio"はもう試されましたでしょうか。私はポタフェスで初めて知ったのですが、低価格帯のユニバーサルのみならずカスタムIEMでも新規参入が多いのはそれだけ儲かるってことなんでしょうな。前回7月のポタフェスで初めて試聴したのですが、今回改めて聴くことができたのでレビューとしてまとめたいと思います。

LSXの仕様と音質

LSXCには2種類のモデルが存在しており、銅線を付属したStandard Edition、PW Audioの銀銅ハイブリッドケーブルを搭載したSplendor Editionがあります。違いはケーブルだけで本体は共通。BA10基、Low*3-Mid*4-High*2-SuperHigh*1という4Wayクロスオーバー。Splendor Editionに付属するケーブルはPWaudioの銀銅ハイブリッドSaladinという4万円くらいもの。日本では展開されていないため、単体で入手しようと思ったらPWaudioから直販、もしくは海外代理店から仕入れるしかありません。銅線でも銀銅ミックス線でも取り回しは良好で、この辺りは評価できますね。

まずはデフォルトのStandard Editionから。中低域にドライバーを寄せていることもあり、加えて中低域の濃密さを上乗せできる銅線であることから、ミッドローあたりがピークで高域の煌びやかさは感じません。ボーカルは比較的近く、サ行の刺さりも皆無で歌詞入りの曲は聴きやすかったです。音場も広めで情報量の豊富なのは多ドラならでは、特筆すべき粗はなかなか見つからないよう上手くチューニングできていると思います。

Splendor Editionになると銀線が混じることで若干高域が増しますが、本体はStandard Editionと同様なので傾向としては似通っております。女性ボーカルなんかはぐぐっと前に出てくるものの、まだまだ低域が多い印象。ベースやキックがミドルレンジ音域に被さる場面は少なく、全体的に情報量はSplendor Editionの方が多いと感じました。

お値段はStandard Editonが¥200,000、Splendor Editionが¥233,000。UM MentorやNOBLE K10といったBA10基積んだ名機は今でも愛用者が多いものとは思いますが、今も昔も20万も出せば全商品の8割以上はカバーできるくらいに競合モデルが多く、同価格帯でもあえてLSXを選ぶ理由がないというのが率直な乾燥。カスタムIEMならばLegend XやN8(ネイト)、MH335DWSR等をチョイスできる価格で、他メーカーでは出せないオンリーワンさが欠けていると感じました。ネット上のレビューが少ないのも賛否両論の少ない癖のないサウンドだからでしょうか。「決して悪くはないけど突き抜けた特徴があるわけでもないし、普通にイイ音を求めるならば10万も出せばお釣りがくるし」って思考になりがちなので、ハイエンド帯だと万人受けを狙うよりもこのモデルじゃなければ絶対に出せない音を目指した方がいいと思うのは私だけでしょうかね。

フェイスプレートオプション

Lark Studioの最大の特徴は、シェル及びフェイスプレートオプションをどれだけ付けても無料である点。種類も豊富で、通常カラーは半透明と不透明ともに揃っており、ナゲットやグリッターといったエフェクトをシェルに施すことも可能。その濃度も調整できるようである程度融通を利かせもらえるのがGood。

他メーカーではフェイスプレートオプション等は有料としておりますが、フェイスプレート¥5,000~7,500、シェルデザイン¥5,000で換算すると¥20,000~25,000くらいは浮く計算。実質BA10基が¥175,000~180,000相当になるのでオプション込価格で考えると若干お得になりますね。

保証

おそらく通常保証は他メーカー同様1年と思われますが、ホームページを確認するとApple Careみたいな保証オプションが存在します。

$180追加で保証期間を2年に延ばせるようですが、eイヤ経由ではそのようなオプションは見受けられません。

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