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久しぶりに東京へ行く機会がありました。

毎回新幹線で移動するのも面白くないので、移動手段はその時の気分と時間的余裕でいろいろ使い分けている気まぐれ家は結構多くいらっしゃるのではないでしょうか。今回は「まだ試したことのない夜行バスを使ってみよう」ということで、今年春にリニューアルしたばかりの「ドリームルリエ」をチョイス!

リニューアル前のルリエは何度か利用したことがあり、快適性が高いことから朝から活動できる夜行バスのメリットを享受することができました。その時の乗車記はこちら。

ただでさえコストパフォーマンスが高いルリエがリニューアルしただけでめちゃくちゃ期待できるのですが、どの点が変わったのかをまずはチェックしてみましょうか。

リニューアルポイント

席数調整

ドリームルリエには2種類のシートクラスが存在するのですが、上位のプレシャスクラスはもともと4席だったのが6席に増加。バス前方に左右3シートずつ通路を挟んで1-1で配置されており、完全個室形態。ここだけならば最強の夜行バス「ドリームスリーパー」に匹敵するレベルで、お値段はリニューアル前とほぼ同じか¥1000~2000円高くなった程度。

もう一つのシートは「アドバンスクラス」一般シートです。プレシャスクラスが増加したことでこちらは14席から10席に減少。通路を挟んで2-1で配置されていますが、2席並んでいる方も席間に仕切が付いている半個室形態です。プレシャスクラスのためだけではなく、こちらも前後にゆとりを持たせることに成功したので、通常クラスといえども快適性が非常に高いのが特徴です。こちらもお値段据え置きで通常¥10000以下、セールを狙えば¥8000台で販売されています。

荷物置き設置

プレシャスクラス、アドバンスクラスともに荷物置き場がシート上部に用意されました。フットレスト下にもスペースがあるので、そこそこ寮のある荷物も持ち込みで対応できます。

アドバンスクラス2列シート間にカーテン

従来仕切り板だけだった2列シートですが、この間もカーテンが追加され個室感アップ。

2-1の3列シートですが1-1-1シートのような感覚です。

京都駅に停車

これは車両には関係ありませんがダイヤによっては京都駅にも停車するようになりました。

時期によってダイヤが変わるため、繁忙期を過ぎたら従来通り京都飛ばしで停車駅なしになることもあるようですが、需要の増えるタイミングでは京都市付近のユーザーの利便性が高まることに。ユーザーの声を柔軟に取り入れる姿勢は非常に良い事でありがたいですね。

 

その他

設備に関しては従来通り。

全席にiPad mini 4が設置されており、インターネットやdマガジン® for Biz、AbemaTVといったコンテンツを無料で享受できます。

アメニティに関しては、「アイマスク」は用意されておりません。新宿到着前から車内ライトが光りっぱなしになるため終点東京駅まで乗車されるならばアイマスクだけは自前で用意しておくことをお勧めします。1時間くらいはじっくり寝る事ができますから、到着後の疲労感はアイマスクの有無で大きく変わってきます。

シートの比較

プレシャスクラス

リニューアル前

リニューアル後

アドバンスクラス

リニューアル前

リニューアル後

乗車レビュー

プレシャスクラスが残っていればそちらを試してみたかったのですが、生憎全席埋まっていたのでアドバンスクラスの一列側を選択しました。通路側にカーテン、前後シートの境にもカーテンで仕切られているのでほとんど個室みたいなものです。

この辺りは1列側でも2列側でも同じですが、通路がある分、隣を気にしなくて済むのは一列側のメリットですね。イビキや寝息がうるさい人が隣に来たらいくらシート自体の快適性が高くても台無しなので、耳栓や遮音性の高いイヤホン等で騒音対策はしておきたいところ。

大阪23時発(東京だと23時10分発)で消灯は0時を回ったあたり。消灯後は車内は真っ暗になりますが手元ライトで照らせるので読書できるくらいには明るくできます。カーテンで仕切られているとはいえ光が漏れたら迷惑になるのでその辺りは気を遣いましょう。

リクライニングをマックスまで倒せば椅子に座っている間隔はほとんどなくなります。流石にベッド同等とは言えませんが、足置き場の存在が大きく、寝返りも打てる程のスペースが確保されているのでバス特有の振動は多少あれど熟睡できます。乗車前にホロ酔い程度のアルコールを摂取しておくと気持ちよく寝付けると思われます。

ぶっちゃけリニューアル前後でシートスペックは同等です。プレシャスクラスは個室ユニットなので変わりありませんし、アドバンスクラスもシート数を減らしたおかげで前後間隔は据え置きです。余裕で1mは確保できるので、男性でも足を伸ばして寛げます。またフットレストに加えて、足置きも用意されており、リクライニング角度150度程まで倒す事ができるので、新幹線のシート等とは比較にならない快適性です。2時間半新幹線指定席に乗るよりルリエのアドバンスクラスに睡眠含めて8時間乗った方が全身の疲労感が少ないと感じました。

フットレストを上方へ起こした下部には大きめのバックパッカーを横にして置いておけるだけでのスペースがあり、狭い3列シートのバスのように荷物置き場で困る事はないでしょう。靴はよほどのハイカットでない限りはシートの下にしまっておけるでしょう。

対新幹線での比較ならば、個人的には圧倒的にドリームルリエ優位。大阪-東京間だと新幹線¥14,500に対してルリエ(アドバンスクラス)¥9,000、浮いたお金で東京大丸のレストランフロアで美味しいご飯を食べられるくらいの価格差です。プレシャスクラスになると価格的には同等になりますがその分快適性が増すので、両方試してみてアドバンスクラスで十分ならばそれでもよいでしょう。

東京駅着時間は7時半前後で時間的にも朝から活動できる点でルリエ優位です。ちょうど八重洲口付近のスタバが開店する頃なので、朝食兼着替する時間を確保できます。朝一だとスタバの広いWCも混んでいませんから狙い目です。

総評

以前と同様、「めっちゃ良い」です。あんまり期待値を高く持って乗車すると拍子抜けするかもしれませんが、従来の雑魚い夜行バスしか乗ったことのない方がルリエを試してみたら驚かれると思います。新幹線と比べても¥5,000弱安くなり、朝一東京駅に到着できるので、出張でも重宝する路線になりますね。

片道2万近くするドリームスリーパーも試した事があるのですが、そこまでいくと逆にコスパは落ちます。全席個室でシートのグレードも最上級とは言えバスはバスですから気になる点はたくさんあります。ルリエのアドバンスクラスはドリームスリーパーの半値程度ですので多少気になる部分があっても飲み込めますし、前後のスペースが広いので個室じゃなくても移動手段として考えるならば全然問題ないレベル。熟睡できる体勢を取れて、疲労感も少なめ、iPadで遊べる、眠くなったらそのまま寝ればいいので、もうルリエなしでは東京へいけない体になってしまいました笑

徐々に人気を博してきているので予約はお早めに。深夜1:00~5:00は営業時間外なのでエラーになります。ご注意ください。

予約サイトはhttps://www.nishinihonjrbus.co.jp/search/result?route_id=17827

ルリエ公式サイトはhttps://www.jrbus-dreamgo.jp/relier/

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