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皆様はイヤホン・プレイヤーを購入する際にメーカー保証って重視されておりますでしょうか?

私は絶対必要と考えるタイプで、ブツの価格帯にもよりますが少なくとも購入後半年は保証してほしいと思っております。だってせっかく買った製品が購入一週間でアボンってなったら枕を濡らすどころの騒ぎでは収まりません。ジャンクならまだしも完動品ですぐ壊れるような個体だったら売り手がその事実を隠していたと考える方が自然です。

店頭中古だとeイヤホン・フジヤエービックが価格帯によっては最大半年、安くなるにつれて90日、30日と設定されており、万が一その期間中に故障なり不具合なりが発生したら別の個体に取り替えてもらうか、代替品がなければ全額返金という流れとなります。私は今のところ両店の中古保証の世話になったことがないので断言できないのですが、確か別の中古個体と交換か返金は選択できたはず。

問題になるのは自分がセカンドユーザー(もしくはサード、フォース...以下)の立場で不具合が発生した場合です。よくオークションなどでは「中古で購入しましたが店頭保証が〇ヶ月残っております」とか「量販店の延長保証を付けているので〇年間は安心です」といった記述を付加価値として価格を釣り上げる出品者に出くわすことがあります。

果たしてその保証、セカンドユーザーに譲渡できるのでしょうか?店舗によっては明確に「譲渡不可」と記載しているところもあるので、このような謳い文句に釣られないために、各店舗が公にしている保証に関する情報をまとめました。

各店舗とも定期的に規約を更新しているので当記事の情報が古くなっている場合もありますが、できるだけ最新情報で合わせるように適宜更新していきますので、差異が見られるようであれば当方にご連絡頂けると幸いです。

それでは早速見ていきましょう。

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eイヤホン

  • 中古補償期間内の中古商品の不良に関しましては、ご購入された中古商品と同等品を交換、または返金対応になります。
  • 店頭でご購入の場合は、お手数ですが、保管して頂いているレシートと値札と中古補償規定を必ず商品と同梱して当店着払いでご配送ください。ご確認の後、交換・ご返金の対応となります。
  • 通販でご購入の場合は、交換対応ならばご連絡で購入履歴を確認でき次第、ご住所に返送用の着払い宅配伝票と交換商品を至急ご配送させていただきます。商品を当店着払いでご配送ください。 ご返金ならば当店に着払いで商品(付属品など、全てご購入頂いた時と同じ状態で同梱)をご返送して頂いた後に、 ご返金となりますのでご了承ください。

eイヤホンで販売されている中古品は価格に応じて半年、3ヶ月、1ヶ月、14日、返品不可(ジャンク)と定められており、その期間内であれば上述した通り、同モデルでの交換か返金での対応となります。

イヤホンって時間の経過によって中古相場も下がっていくので、返金で対応してもらって自分で別の個体を買い直した方が保証期間をリセットしつつ、相場が下がった分は回収できるので、選べるのであれば返金対応の方が絶対良いです。自分で買った中古個体が保証期間内にトラブったとしてもそれは然るべき対応を受けられるので特に問題にはならないでしょう。

譲渡に関する記述は中古商品保証規定に記載されていないので、譲渡OKかどうかはグレーではありますが、通販なり店頭で購入する際に本人確認など行っていないので店側からしてもそれが譲渡されたものかどうかは特定することはできません。

よって中古値札及び購入時のレシートがセットで揃っているならば譲渡品であってもその事実を公にしなければ中古保証は受けられるものと考えられます。

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フジヤエービック

eイヤホンと並ぶ専門店ですがこちらも中古商品を多岐に扱っております。規定としては下記の通りですが、こちらも価格に応じて最大1年、短くとも1ヶ月間の店舗保証がつきます。自然故障による不具合に限り購入価格を上限として修理代金を保証、それを超える場合は自己負担となるのが原則で、例外的に修理代が高額になる場合は返金にて対応されます。

  •  当店では中古商品に1ヵ月~1年間の自店保証をおつけしております。
  • 保証期間内の自然故障(商品動作に問題がありと判断された製品)に対し、「お買い上げの商品代金」を上限に修理代金を保証致します。 「お買い上げの商品代金」を超える修理代に関しては有償となります。
  • 修理代が非常に高額になる際は例外として返品にて承ることもございます。

保証対象とならないケースは下記の通り。これはeイヤホンにも似たようなことが言えることですし、後述する量販店の延長保証でもそのまんま適用できそうです。

下記の場合は中古保証の対象外となります。予めご了承ください。
A.改造や分解による故障や破損
B.外傷による故障や破損
C.天災や水没、異常電圧による故障や破損
D.マニュアルにない方法での使用による故障や破損
E.消耗品(バッテリー、ランプ、内部電池など)の交換
F.販売時に商品情報に記載された特記事項ならびに商品のオーバーホール
※「保証欄に 『無し』」と記載のある商品に中古保証はお付けしておりません。ただし初期不良の場合のみ返品を承ります。その場合は購入後7日以内にご連絡ください。
※「現状渡し品(ジャンク品)」と記載のある商品に中古保証はお付けしておりません。返品もお受けできませんのでご了承ください。
※ソフトウェアは保証対象外としております。(ユーザ登録確認も行っておりません)

保証を受けるためには、購入時に発行される黄色い紙が保証書となり、譲渡された場合はその時点で無効になることが明言されております。が、実際譲渡されたものであるかどうかの特定は困難を極めるので、こちらから言わない限りはバレなさそうではあります。

保証書はお買上げ商品発送時に商品と同梱致します。「保証書・納品書」と書かれた黄色の用紙が保証書となりますので無くされないよう保管してください。

  • 中古保証書はお買上頂いた方ご本人様が他の方へ保証対象品を譲渡等された場合、その時点で効力を失効するものとします。
  • 保証書は再発行致しません。その場合保証失効となり、有償修理対応となります。あらかじめご了承ください。
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ヨドバシカメラ延長保証

ヨドバシではゴールドポイント会員限定で購入金額の5%のゴールドポイントで5年間の延長保証をつけることが可能。
保証条件は下記の通りです。
1.商品に添付されているメーカー発行の保証書のご提示がない場合
2.メーカー発行の保証書、加入者証および加入料領収書の記載内容に相違がある場合
3.メーカー発行の保証書、加入者証および加入料領収書の記載内容の字句を書き替えられた場合
4.次の場合も保証の対象となりません。
  • メーカー発行の保証書の保証範囲外の修理
  • 日本国内で修理できない場合
  • 国外で使用時の故障
  • 保証期間終了後の故障
  • メーカー保証など他の契約で保証される場合
  • 他の損害保険契約で補償される場合
  • 株式会社ヨドバシカメラ以外で修理した場合
  • 消耗品などの交換の場合
  • 業務目的で商品を利用した場合
  • 本件の補償対象商品を契約者以外に譲渡した場合
  • 故意または悪質な自損による故障
故意または悪質な自損による故障にこの制度の利用があった場合、以後本制度は一切利用できません。
※保証対象商品について保証サービスを一度お受けになった場合は、当該保証サービスは自動的に終了するものとします。この場合、保証料の返還はいたしません。
※本制度の解約は出来ません。
明確に譲渡した場合は対応しまへんで!と記載されており、さらに一度でも保証サービスを受けた場合、保証期間が残っていても自動的に保証が終了してしまうバグが発生。メーカー保証が切れた1ヶ月後に不具合が出て延長保証内で新品交換対応した後にまた初期不良なんて起こってしまったらどうしてくれるんでしょうね。

ビックカメラ延長保証

ヨドバシカメラと同じくビックカメラにも延長保証サービスが存在します。購入金額(税込)のポイント5%の支払い、もしくは商品によっては現金で支払う必要があるものもありますがこの辺りの条件はヨドバシ同様。

保証期間は対象製品によって異なり、通信契約を伴わないタブレットを含むパソコン・パソコン周辺機器・プリンタ・ポータブルオーディオ機器・ゲーム機(一部例外あり)は3年保証、これ以外の家電5年保証、さらに¥95,000以上の冷蔵庫・エアコンに関しては10年保証を付けられます。イヤホンに関しては「ポータブルオーディオ機器」に該当するので最大3年迄。

保証条件に関わる規約は下記の通り。

  • ビックカメラ.comでは、出荷工程の都合上、商品保証書に販売店印の押印、保証書シールの同梱は行っておりません。お買い上げ金額の80%を上回る税込修理金額となった場合は、代替品(同等品)を提供し、長期保証は終了となります。
  • お買い上げ金額を超える同機種品・同等品・商品を選択された場合は差額負担となります。
  • パソコンは、修理免責上限10,000円(税込)で何度でも修理いたします。10,000円(税込)以下の修理の場合は実費となります。
  • 個人利用外での故障は長期保証の適用対象外となります。
  • 商品保証書は未記入となります。
  • 商品に同封されている【お送り状】または【納品書】がご購入の証明となり、この書類を保証書に添付して修理に出すことでメーカーの定める保証期間内は無償で対応いたします。
  • 本人名義で長期保証に加入した商品を第三者に譲渡した場合、長期保証の名義は変更することで譲渡可能。

ごちゃごちゃ書かれていますが、ビックカメラに関しては延長保証の名義を変更することで譲渡されます。

    https://www.biccamera.com/bc/c/info/guarantee/index.jsp

    ヤマダ電機

    ヤマダ電機の延長保証は加入金不要で製品に応じて4年もしくは6年と定められております。

    が延長保証対象外の製品項目がかなり多く、イヤホンに関しては長期保証を受けられません。

    https://www.yamada-denkiweb.com/info/wcontents/muryouhosyou.html

    まとめ

    新品購入における通常のメーカー保証は保証書とレシートさえあればセカンドユーザーであろうがサードユーザーであろうが当該店舗から代理店に保証範囲内での修理依頼もしくは交換依頼を出すことができますが、中古商品や延長保証といった店舗独自の販売形態・保証体系は譲渡不可としているところもあれば、名義を変えれば譲渡OKと謳っているところもあって、特に譲渡不可とされているフジヤエービックの中古保証残やヨドバシ延長保証を餌に高値をふっかけてくるような出品は要注意。

    前者については譲渡したかどうかが曖昧なので保証期間内であれば享受できそうなものではありますが、登録情報が明確な延長保証は修理依頼を出した段階で「購入者と名義が違うやん?お前誰やねん」ってことで弾かれる可能性大です。というか規定でNGとなっている以上は確実に有償修理となるでしょうね。

    店員の温情で本当はダメだけど特別にOKってケースも中にはあるでしょうが、オークション上でゲットした譲渡不能保証は

    "実質保証なし"となんら変わりませんから、この辺りの情報が不明瞭であれば出品者に投げかけるのも一考ですね。テキトーにはぐらかせたり、あかんものを問題なしと言ったりするような出品者がいたらそいつは黒です。近寄らないようにしましょう。

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