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米国老舗のFENDERの国内代理店が11月より完実電気からアユートに変更となります。

それと同時に新シリーズを一気に5モデルも市場投入してきました。

エントリーモデルからハイブリッドのフラグシップまで幅広く揃えており、いよいよヘッドホン祭が待ちきれなくなってきておりますが、その気持ちを抑えつつ当記事では今回新登場したFENDERの新モデル5種類の仕様と価格を一挙まとめていきましょう。

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概要

FENDERのイヤホンは主に米テネシー州ナッシュビルの「FENDER AUDIO DESIGN LAB」にて開発、ハンドメイドされていますミュージシャンやサウンドエンジニアとしても活躍するエンジニアが開発を手がけており、技術的なことだけでなく音楽性の再現という点を軸に持って製品開発に努めることを理念とし、新シリーズをラインナップしました。

モデル名は下から、

NINE → NINE 1 → TEN 3 →TEN5 → THIRTEEN 6

アルファベット表記にしろローマ表記にしろ上にいくほど数字が大きくなっております。

この数字には意味があり、アルファベット表記の方は搭載されているダイナミックドライバーの口径、ローマ数字は搭載されているBAドライバー数を表しています。一番下のNINEはローマ数字表記がないのでシングルダイナミック型、それ以上は両方記載されているのでハイブリッド型となります。

上位3モデル(THIRTEEN 6,TEN 5,TEN 3)に搭載されるHDDドライバー(ダイナミック型、HIGH DENSITY DYNAMIC)は、ダイアフラムに高密度マグネシウム-チタン合金を採用した新開発のドライバー。全てのモデルでダイナミックドライバーは低域を担当しているが、HDDドライバーではパワーもありつつ引き締まったスピード感ある低域再生を可能にし、立体感あるサウンドを実現するとのこと。

NINE 1,NINEに搭載されるダイナミックドライバーはユニバーサルFXAシリーズと同様。その理由は開発が怠かったからではなく、もともと完成度の高いドライバーだったのでコストを抑える目的もあってそのまま流用しています。

BA型であるHDBAドライバー(HYBRID DYNAMIC BALANCED ARMATURE)は特許取得の独自ドライバーで、FXAシリーズにも用いられており独自設計のハウジングに合わせて最適化してアップグレードを図っている。HDDドライバーとの音の繋がりを意識して、より統一感あるサウンドチューニングに仕上げたとのこと。なおクロスオーバー・ネットワークはダイナミック/BAドライバー間に使用しているが、複数搭載するBAドライバー間には使用していないとのこと。

筐体は3Dプリント・デジタル・ハイブリッド・テクノロジーを採用した樹脂製。年代や性別、人種など約1万2千件にも及ぶデータを収集しており、約95%の人に完璧なフィット感を提供できる自信があるとのこと。SHUREに近い装着感と推測。

また全モデル共通で独自のTalon 2pin端子を搭載している。この端子はイヤホン側とコネクタ側にそれぞれ「Talon System」と呼ぶ凸凹形状がありMMCX端子よりも高い堅牢性を実現。形状が特殊なので汎用的なカスタム2pinを接続できるかどうかは試してみる必要がありますが、Luminox Audioの2pinは接続できるとの報告が代理店経由で成されています。(Luminox Audioの2pinで取り付かない2pinモデルもあるのであまり参考になりませんが)

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各モデルの特徴

"THIRTEEN 6"は、13.6mmダイナミックドライバー+BAドライバーを6基(超高域*2+高域*2+中域*2)の計7ドライバーを搭載するフラグシップモデル。リファレンスIEMとして再生能力に優れたエネルギッシュなサウンド。なお本機のみ24金メッキのベリリウムカッパー素材を採用する。筐体カラーはFlat Black。

"TEN 5"は、10mm HDDドライバー+BAドライバーを5基(超高域*1+高域*2+中域*2)搭載。"THIRTEEN 6"から超高域担当ドライバーを1基減らしHDDドライバー径を小さくした形ですが、フェンダー伝統の卓越したトーンデザインを目指して開発したモデル。音質傾向はガラッと異なるらしい。カラーはFlat Black/Silver Burstの2色展開。

"TEN 3"は、10mm HDDドライバー+BAドライバーを3基(超高域*1+高域*1+中域*1)搭載。"TEN 5"から高域及び中域のヂラバーを1つずつ減らした形。カラーはPewter/Flat Blackの2色展開。

"NINE 1"は、上位機種とは異なる9.25mmダイナミックドライバーを1基とBAドライバーを1基搭載するシンプルなハイブリッド構成。カラーはBlack Metallic/Gun Metal Blueの2色展開。

"NINE"は、"NINE 1"と同じφ9.25mmダイナミックドライバーをシングル搭載。価格帯的には最も安価で2万円を切るライン。この価格帯は激戦区ではありますが、あえてそこに投入してきたということは期待しても良さそう。カラーはBlack Metallic/Olympic Pearlの2色展開。

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価格

  • "THIRTEEN 6" 予想実売価格263,980円前後
  • "TEN 5" 予想実売価格164,980円前後
  • "TEN 3" 予想実売価格109,980円前後
  • "NINE 1" 予想実売価格36,280円前後
  • "NINE" 予想実売価格14,280円前後

正式な国内定価は発表待ちですが、Phile Webで公開されている予想価格は上記の通り。

下は14k、上は264kとかなり開きがありますね。フラグシップの"THIRTEEN 6" がやや高いですが、それ以外の4モデルはスペックを考えたら決して高い価格とは思いません(安いとも思いませんが笑) 

ひとまず試聴ノルマが一気に5本も増えてしまったので、祭当日は回れるだけ回るプランでいきます。特価セールを確実に押さえ、聴きたいものは全部聴く気概で望みます!

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