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ヘッドホン祭の新製品が多すぎて一人で文章に起こすには時間が足りません笑

こういう時に共同執筆者がいればもっと活発になるのに、と思ったりもするのですが、一個人の零細サイトでできることなど限られているのでゆる〜くやっていきます。

今回はUMの新作"MAVEN(メイヴェン)"について、機器スペックと音質のレビューをまとめます。

見ての通りBA9基のプロトタイプなので、音のチューニングはまだまだ調整中とのこと。とりあえず無難にまとまったので展示してみた、って感じのものです。この段階で音質レビューを投下するのも変な誤解を招きかねませんが、各種イベント出展を重ねてどのように音が変化したか後から分かるようにするため、備忘録として残したいが所以。

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MAVENの仕様

BAドライバーを9基積んだマルチBAモデル。現状分かっているのはそれだけで、ネットワーク分けや帯域配分なんかも調整中なんだとか。

意匠面でも高級感が感じ取れます。ハウジング材質にチタンを使用しており、3Dプリンタを用いて製造されています。流石にこの紋様を手作業で施そうと思ったらべらぼうな時間とコストが掛かりますからね。

UMでBA9ドライバーってのも珍しいですし、他のメーカーでも9ドライバーモデルを開発しているところもほとんどありません。有名どころではNOBLE AUDIO "KATANA"、Earsonics "S-em9"などがありますが、BA8基、BA10基、BA12基のモデル数に比べるとまだまだ選択肢は少ないですね。

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装着感

  1. 筐体が耳にマッチしており収まりも完璧。遮音性も高く、騒がしい店内でも大きくシャットアウトしてくれる。
  2. 装着していてストレスフリー、かつ遮音性もそれなりに確保できている。
  3. 装着感は良好だが遮音性が伴っていない。イヤピによる調整必須、屋外用途でギリギリ使えるレベル。
  4. 装着できなくはないが、装着感もいまいちで遮音性も低い。
  5. 痛みを伴うレベルで筐体が合わず、装着できない。極めて絶望的。

さすがUnique Melodyとも言うべきか、ハウジングの周囲に施されたチタンがひんやりしますが、フィット感としては悪くありません。

個人的にUMモデルで合わないのってME1くらいなので、これまでの主要モデル(MAVERICK、MAVIS、MASON、MENTOR)で問題なければ今回のMAVENでも不満を抱くことはなさそうです。

遮音性もハイブリッドモデルのようにベント孔が設けられているわけでもないので、イヤピによる調整さえきちんとできれば屋外用途でも問題なさそう。同じくBA9ドライバーのKATANAと比べると、あちらも悪くないフィット感ですが総合的に収まりが良いのはMAVENの方と感じました。

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音質

DAPはAK380SS直挿し。

濃密さはないが、派手目なサウンド。ドラムの一打一打にアタック感があり、エレキやベースはパワフル。ヴァイオリンもゆったり弾くよりテンポを早めて力強く演奏する曲が合います。ペースに速度のあるロックやメタル、EDMがマッチする反面、音場が狭くバラード、ジャズなど空間表現は不得手かもしれません。

KATANAほど切れ味があるわけでもなく、MENTOR V3やMASON V3といったUMのハイエンドと比べると各帯域の接続部と高域の表現力に甘さが見られ、調整中というのも納得しました。今の段階で決して悪い音というわけではないのですが、このクラスのモデルになるとコンセプトを明確にしないとファンが付きづらいため、もっと低域にブーストを掛けるか高域全体の余韻を強化するか、帯域バランスが崩壊しない程度に音の癖が付くとより良くなるのではないかと思います。

価格・発売日

価格・発売日とも未定です。まだまだ開発中なのでおおよその時期も分かりません、

来年春先ごろにできれば…って感じで、価格は20万前後に収まるといいなという希望的観測。(多分超えそう…)

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