ポータブルオーディオで一番困るのは機材管理。一種類の環境で済ませられるならばそれに越したことはないと思います。ただ拘っていくとあれよあれよと機材が増えていくのが沼というものです。
個人的には大物を購入する前は、左右の耳が繋がりそうになるほど聴き込むので衝動買いするタイプではないのですが、それでもDAPは3台、イヤホンは8本とそれなりに数が増えてきてしまいました。今シーズンだけで3本も増えてしまったので、衝動買いしないとはどの口が言うねんって話ではありますが、まぁ良いものは良いとしてパクッと食いついてしまうのも趣味の醍醐味であります。
これまではケースにシリカゲルをぶち込んだだけの簡易除湿ケースをイヤホンごとに用意していたのですが、数が増えてくると一つ一つシリカゲルの寿命やらを管理して入れ替えたりするのが面倒になってきたので、ここらでちゃんとした保管庫を導入しようと思った次第でございます。色々候補がありましたが、除湿庫・防湿庫の必要性と選択肢についてはこちらを参照下さい。
Re:CLEAN 購入
今回私がチョイスしたのはRe:CLEANのカメラレンズ向け防湿庫。カメラはiPhoneで代用しているので現状そちら方面には興味はないのですが、後々のめり込む可能性が高いので多少大きくても問題ナシ。 amazonでオーダーしてから3日で届きました。
しっかり梱包されておりまずは安心!
価格
ちょうどamazonプライムセール中だったこともあり半値以下で入手できました。 参考価格14,800に対して¥6,000くらい。 元から割引しているので(2018年11月時点で¥8,780/40%OFF)、同じスペックの防湿庫の中では相当安い部類なんですが、この価格でも悪くないクオリティと思います。ワンサイズ大きい30L型が実売¥10,800なのでコストパフォーマンスで言えばこちらの方が買い得でしょうか。
収納感
とりあえずDAPやらイヤホンを収納してみます。まず電源投入前の温湿度表示は31.4℃/57.3%RH。この表示系はAC100V電源からの供給ではなくボタン電池で駆動しているとのこと。
ここから電源投入し、フルパワーで稼働させると緑色のランプが煌々と光っておりますが、起動2~3分後から徐々に相対湿度が下がっていきました。ちゃんとした温湿度計で庫内を測定できていないので精度はなんとも言えませんが、最低限働いてくれることは確認!
ダイヤルを少し緩めるとランプの光度も小さくなります。 とりあえず我が愛機たちをぶち込んでみるとこのようなサイズ感になります。21L容量ってもっと沢山収納できると思っていましたが、大したことありませんね。イヤホン10本くらい入れたらそれだけでいっぱいいっぱいになりそう。ヘッドホンなんて1本入れたら限界ですよ。1段しかないので高さのない機材は平積みしなければならないのがネックですが、もう少し機材が増えてきたら考えることにします。
使用感
AC100電源を投入すれば常時稼働するのですが、省エネ・エコ設計のペルチェ式電子ドライユニットが搭載されているため、 1日あたりの消費電力は約0.6円が目安(※1kWh=22円 自動制御運転時間を8時間で算出)との謳い文句。
極めて湿度が高い環境に設置し、24時間除湿運転した場合でも1日約1.8円。1ヶ月フル稼働でも120円に達しません。缶ジュース1本以下のランニングコストと非常にエコなのが売りですね。
コンセントを接続するとほんのり温かいと感じる程度に発熱します。運転音もかなり静かで、気になるモーター音などはほとんど聞こえません。ただし緑色のランプは点灯しっぱなしなので、寝室に設置すると目障りかもしれません。
夜、自宅に帰るとこのうっすらとしたグリーンのライトで照らされており、何ともサイバネティックな印象を受けますね。光に誘われて聴きたい音をピックアップできるのはまさに沼の深淵にふさわしい...!(部屋の電気は点けず)
ここまで煌々と目立ってしまうと妻氏の監視下に置かれる諸刃の剣ではありますが、¥6,000でこのクオリティの保管ボックスが入手できるなら安いものです。本当に買ってよかった。
電気容量も小さく、ポータブルオーディオなら容積十分です。逆にカメラだとレンズ数本入れただけでおしまいなので物足りないかもしれません。さらに大容量の30Lタイプも用意されているので、カメラメインならばそちらの方が間違いありません。
しばらく使ってみて問題なければ、さらに機材が増えた暁にはもう一台導入して片方はDAP、もう片方はイヤホンというように別個で管理したいと思います。
ちなみに購入してから4ヶ月以上が経過しておりますが、特に不具合なく稼働してくれています。相対湿度は大体40~50%くらいを維持しているので、精神衛生上ハイエンドモデルはこのボックス内にぶち込むような習慣ができました。
保証
保証期間は購入からなんと5年間有効。5年も使って壊れたらもう買い替え頃と思いますが、そこまで長い保証期間を設定できるのは製品に対する絶対的な自信の表れなのでしょうか。
製品使用説明書の裏面にある「保証書」と商品発送の際に同封している「納品書」がないと適用されないことに加えて、
amazonのセールスページには
と、ふざけんなと言いたくなる注意書きが記載されていますが、最新の質疑回答で
と回答しているので元箱は処分してしまってもOKです。これでダメだったらクレーム入れてやりますよ!
保証適用部位は、主要電気回路保証5年、アダプタ保証1年、国内規格の電気安全法(通称PSE)取得部品のみ。
5年間の自然故障は無償で修理してもらえるが、使用者の過失による故障、謝った使用方法による故障、天災による破損、分解・改造を行なった場合等は保証が適用されないケースがあるので、あくまで保険程度に留めておくと健全でしょう。