本国ではすでに好評発売済のPLENUE Lのリリース情報が出てきました。
http://www.cowonjapan.com/zeroboard/zboard.php?id=A02&no=677
発売日は12月12日(金)、国内定価は¥258,000。
各社30万超の価格帯に新製品を投入してきているのでそれらと比べると安く感じますが、本国では230万ウォンくらい、ドルベースにしても$2000くらいで販売されています。PAW GOLD TOUCHに比べると可愛いものではありますが、予想外に高かったという印象ですね。とはいえ、個人的に最近のフラグシップ級モデルの中だとPLENUE Lが一番好きなので、買い足すとすれば筆頭候補に上がってくるのはほぼ確実…
近々で購入するわけでもありませんが、とりあえず簡単にスペックだけでもまとめておきます。
■ES9038PRO DAC搭載
ESSのフラッグシップモデルとなるES9038PRO DAC搭載のPLENUE Lは32bit/384kHzの音源やNativeDSD256, DXD音源まで対応。原音に一番近いサウンドを忠実に再現。
■ハイブリッドメタル合金筐体
PLENUE Lは金管楽器からデザインのインスピレーションを受けて誕生。Micro Polish Alloy Metal高強度のための素材を追加し、熱処理で強化したハイブリッドメタル合金をCNCマシンで精密加工。光沢性も高く、特殊なマイクロ研磨(バフ研磨)作業とアノダイジング処理を通じて仕上げられ、高音質サウンドに相応しいプレミアム素材とデザインを構成。
■超低ノイズLDO電源
高性能オーディオシステムのために設計されたLDO(Ultra-Low Noise Low DropOut Regulator)電源回路で、非常に低いレベルのノイズと高いPSRR(Power Supply Rejection Ratio)性能を誇る。
■4.4mmバランス出力
韓国系DAPメーカーは2.5mmバランスを採用する傾向にありましたが、COWONも中国系メーカーに続いて4.4mmバランス端子を搭載。IRIVERとの使い分けは面倒ですが、SONYやLottoとの使い分けがしやすくなります。そんなことを気にしなくて済むようなDITA Awesomeコネクタみたいな機構を積んだケーブルがもっと増えてくれませんかね…
■内蔵容量256GB
256GBの高速内蔵メモリと256GBまで拡張可能なMicroSD Cardスロットをサポート。
400GBのSDは公式では認められていない模様。
■AI機能
ユーザーがいちいち調整しなくても自動で合わせてくれるAI機能が複数搭載。
AI Volumeは一回以上曲の最初から最後まで 再生した音源ファイルに対して次の再生時の音量を一定にノーマライズし、音源に応じて音の大きさが異なる場合に毎回ボリュームを調整する必要が無くなります。
AI Shuffleは、ユーザーの各音源別の再生パターンを分析し、選好度に応じて再生リストの位置を適切に配置してくれます。
AI JetEffect機能を利用すると各音源ファイルに最適なJetEffectプリセットを自動的にマッチングさせ、JetEffect機能を自由自在に活用することが可能。
まとめ
他にも色々ありますが、使いやすさ重視ならPLENUE Lで間違いなしと言えるくらいの高スペック。
32bit/384kHzの音源やNativeDSD256対応、4.4mmバランス接続、軽量コンパクト(H120-W80-D16-199g)、256GB内蔵、AIエフェクトなど使いやすそうなUIを搭載しており、何より音質も最高に良い。重いDAPはAK380CP/SSで十分すぎるので、携行性に優れるハイエンドDAPというだけで価値があります。
駆動時間がMAX9時間というのが心もとないですが、CalyxMみたいに3~4時間でバッテリーが枯渇しなければ許容できるので他メーカーに鞍替えするならPLENUE Lは筆頭候補になりそうです。デモ機が設置されたら改めてUIの性能と音質をチェックしに行きたいと思います。