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音質

"NINE"はφ9.25mmダイナミックドライバーをシングル搭載。帯域バランスとしては低域寄り。ベースとキックが曲全体をリードしていく傾向がありますが、ボーカルやエレキの主旋律を妨害しない不思議なチューニングが施されています。インピーダンスは16Ωと一般的ですが、iPhone-Lightning変換で試したところ低音がぼやけてしまったので、装着感の合う合わないの他、上流に使用する機械との相性の良し悪しが影響されやすい気がします。メインで使用しているSE100のアンバランスも高出力とは言えませんが、ボリューム70/150くらいで音量は確保できるので、一定以上のプレイヤーであれば問題ないと思います。

"NINE 1"は"NINE"にBA1基が加わり、NINEの自然さが若干失われた代わりに解像感、分離感が共に向上。低域の勢いが小さくなっているので"NINE"ほどインパクトはありませんが、全域丁寧に鳴らせるバランスの良さが売りのモデル。種々の楽器の音が塊になりやすい多重演奏もそれぞれの音を正確に聴き分けられる程度には解像感が高くなっているので、「"TEN 3"以上の上位モデルを買えるほどの予算はないけど、FENDERのハイブリッドを試してみたい」という方に一度は聴いてほしいモデルです。

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価格

  • "NINE"     約¥13,000
  • "NINE 1"  約¥32,000

BAドライバーが1基加わるだけで2万円近くもアップしてしまいます。"NINE"と"NINE 1"ならば比較的取っつきやすい価格帯で音質面で強い印象を与える"NINE"の方が人気の様子。ここ数年で3万円以下の優良モデルが増えてきましたが、好きな音というのは本当に千差万別で「市場的に評判の良いモデルも自分にとっては全く合わなかった」「良い音というのは分かるけど好みには合致しない」というのは往々としてあり得ることなので、自分の嗜好と合うモデル探しって時間がかかりますよね。

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