【この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。】

さてさて今更ながら、Campfire Audio ANDROMEDAのレビューです。昨年2016年5月発売と1年以上経過していますが、あまりの人気っぷりで常時品切れが続いていた人気イヤホンです。今現在では欲しい方のほとんどに行き渡ったのか、各店在庫ができているようですが一時の加熱っぷりは凄まじかった…販社の宣伝の影響もあったと思いますが、中古市場もこの機種だけ潤っていないので本物の人気だと思います。1年経った今でも 買い取り価格は新品定価の7掛、個人間取引だと8掛以上ですから、はっきり言って異常です。現時点では、生産中止予定ではありませんが、Campfire Audioというメーカーの特徴として製品モデルチェンジの回転が早い傾向にあるので、突然「コレで最終ロットね」っていう連絡が入るハズ。後継機種も同じタイミングで発表されるでしょうが、LYRAのように旧機種の方が評判が良いということも考えられるので、ANDROMEDAの音に魅了され欲しいと思われるならば在庫のある今のうちに押さえておいた方がいいと思います。

発売してからかなり時間が経っているので、今更私が語るまでもありませんが、こういう個人ブログでの試聴レビューは一つでも多く出ている方がどんな音かイメージがつきやすいと思っています。また私よりも細かく書かれている記事も多数ありますのでそちらも合わせてご閲覧されると掴みやすいです。価格が価格なので買う買わないはさておき、まだ聴いたことのない方も一度は聴いてみて欲しい機種ですので、私の感じたANDROMEDAとは何ぞやということを説明致します。

ざっくりと仕様を箇条書きすると

  • Low*2/ Mid*1/High*2の3Way、BAドライバー5基搭載。
  • 筐体材質はアルマイト加工処理アルミニウム、発売してからしばらくは角が削れやすかったのですが、ここ最近のロットでは表面CK加工がなされており多少は丈夫になっています。
  • カラーはモスグリーンで深みのある緑。賛否両論ありますが所有欲を満たされる特徴色なので私は好きです。
  • ケーブル端子はMMCXでリケーブル可。高い精度を持つベリリウム銅を採用し強度を確保しています。
  • 音導管を使用しない音響設計。高周波域のレスポンスを改善しBAドライバーの持つ正確な周波数を歪みなく出力できるのがポイント。Tuned Acoustic Expansion Chamber(T.A.E.C)と呼ばれます。JUPITER/ORIONではリゾネーターアセンブリーと称していましたがほぼ同義です。
  • 再生周波数は10~28000Hz、インピーダンス12.8Ω、感度115db
  • 付属品はALO audio製LitzWire Cable(¥25,000弱)、キャリングケース(コーヒーカラー)、イヤーチップ、保証書です。

筐体はJUPITER/ORION/NOVA(いずれも現在は廃盤)と同じ形状で、角張ったデザインをしています。この形は見る分には良いのですが、角が外耳に合わず痛みが出る人も中にはいると思います。意外と人間工学に基づいているので絶望的に合わないということはないのですが、長く装着していると次第に痛んできました。痛みなく使える人が羨ましく思います。

音質傾向としては、よく「中高域のキラキラ感」 と評されています。一聴してアタック感の強い煌びやかな音にうっとりさせられるのですが、ボーカルとの距離感と曲を支える低域に圧倒的な強みがあると私は思います。脳に響くような重低音は出ませんし、それほど量が多いわけでもありません。

低域が主張してしまったら多くの人が感じるクリアな音像は失われてしまうことになるでしょうし、逆にただ低域を減らして中高域だけをスポイルすれば曲の基礎がなくなり帯域バランスが崩壊、途端に薄っぺらい音に成り下がるでしょう。基礎がしっかりしているから情報量の多い中域帯の音を際立つのです。そこらへんのバランス感覚が多くのユーザーに評価され、名機たりうるのかなぁと思っています。

私はANDROMEDA発売時には同メーカーのJUPITERを使っていました。ボーカルが近いのはJUPITER、距離感で言えばANDOROMEDAもあまり変わりません。アタック感のある低域との兼ね合いで言えばJUPITERに軍配が上がりますが、中域特化で華やかなのは断然ANDROMEDAですね。ドライバ数が1基違うだけですが、甲乙つけられるものではなく、優等生的なANDOROMEDAと良い意味で変態的なJUPITERと上手いぐらいに住み分けが出来ていたと思います(JUPITER生産中止になったのは残念です)。

また感度が高いのか使用するDAPやアンプによってはサーッていうホワイトノイズを拾います。少なからず上流を選ぶのでできれば事前試聴で把握しておきたいところですね。

最後におせっかい。私は代理店と利益関係にある者でもCampfireの回し者でもないのですが、この大人気なANDROMEDA、欲しいと思っていらっしゃる方は在庫のある今のうちに入手しておくことを推奨します。 約1年に渡って品薄、入荷未定が続いて、もし生産中止になろうもんなら発覚した時点で瞬殺になることは容易に推測できます。現状、中古でも傷の少ない美品であれば定価に近い価格で取引がされていますし、大きく安くなるのは本国のブラックフライデーくらいのもの(それでもB級品で900$程度=約10万でしたが)。LYRAが廃盤になった時も一時特需が起きましたので、どうせ買うならそんな間の悪い時期ではなく在庫が豊潤な内に押さえておいた方が絶対に良いですよ。

Twitterでフォローしよう