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音楽プレイヤーが続々と新発売して盛り上がっている最中、見逃せないのがSONYのA45です。同じSONYでもZX300が人気すぎてこちらはあまり語られていないので、スペック的なところと音質についてさっくりとレビューしたいと思います。

ウォークマンはいくつかシリーズがあります。最高グレードのWM1Z/1AのWMシリーズ、旧フラグシップのZX2や今回同時発売されたZX300が代表的なZXシリーズ、一般コンシューマー向けのAシリーズとSシリーズと4つのラインに分かれており、A45はAシリーズの中の最新機種として登場しました。旧A30シリーズの上位モデルと考えて差し支えございません。

A40シリーズはA45とA47があり、両者の違いは容量です。前者は16GB、後者は64GBと大きく異なりますが、いずれもMicroSDを1基差し込めるので容量の少ないA45でも160GB相当まで拡張することが可能です。

本体重量は100g弱、サイズも56*98(mm)程度と非常にコンパクトです。

公称稼働時間は最大45時間、バッテリーを食うBluetoothON時でも20時間と他の音楽プレイヤーと比べると圧倒的です。A40シリーズに限らずウォークマンは全て稼働時間が長いので、充電回数を減らすことができるのは非常に優秀と思っています。

画面はタッチパネルで、上位モデルと同等の操作性を有しています。動作もサクサクでストレスと感じるほどタイムラグがあるものではありません。

Aシリーズではバランス接続には対応しておらず、イヤホンジャックは3.5mmアンバランスのみ。バランス接続を求めるならばZXシリーズ以上となるので、その中の最廉価モデルZX300をご確認下さい。下記にZX300のレビューをまとめております。

 

そしてA40シリーズならではの機能がいくつかあります。

まずはFMラジオチューナーを有しています。ラジオを聴く層からすれば嬉しい機能で旧A30シリーズからそのまま踏襲しています。ZXシリーズ以上の上位グレードではラジオは聴けません。

ノイズキャンセリング機能もA40シリーズならではです。ZXシリーズでも旧ZX100はこの機能がありましたがZX300にフルモデルチェンジした際に取り払われてしまいました。これはどんなイヤホン・ヘッドホンでも発動するものではなく、本体付属のヘッドホンまたは別売のデジタルノイズキャンセリング機能搭載ウォークマン専用ヘッドホンを使っているときにのみ有効です。周囲の騒音がまったく聞こえなくなるわけではありません。

それとは逆に外音取り込み機能が新しく搭載されました。ノイズキャンセリングとは逆に、周囲の音を聞き取りやすくする機能です。当然、全ての音を聞き取れるようにするものではなく、周囲の状況、ウォークマンで再生中の音の種類や音質によって、周囲の音が聞き取れない場合もあるとの注釈があります。これも上記同様、デジタルノイズキャンセリング機能搭載ウォークマン専用ヘッドホンを使っているときにのみ有効で、USB-DAC機能使用時には外音取り込み機能は使用できません。

A30シリーズではなかった機能としてUSB-DAC機能が追加されました。DACとは何ぞやという方に分かりやすく言うなれば、これはパソコン等の音源をウォークマンを介して聴くことができるというものです。画面上からワンタッチでDACモードに切り替えられます。ストリーミング音源でも音質向上に効果大です。さらに音量も120段階で調整できるので、出力の高いポータブルアンプにありがちな最も小さい音量でも爆音になる問題とは無縁です。WMポートなのが不便ですが変換コネクタを用意しましょう

音質的には旧A30シリーズとほぼ同等、全体的な解像感が若干増した程度です。

上位モデルとの聴き比べると大きすぎる差がありますが、価格差とコンセプトが違いすぎるので音質だけなら勝負になりませんが、ZX300のアンバランスなら若干あちらの方が空間表現力が高いだけで、バランス接続を使用しないのであればA40シリーズを取るのも頷けるほどの出来です。ZX300の真価はバランスで発揮されるので、6万払ってアンバランスしか使わないのであれば2万ちょいでAシリーズを選んだ方が絶対に満足度が高いと言えるでしょう。

ZX300同様にポータブル音楽プレイヤーとしての総合力が高く、音質だけでなくコンパクトでノイズキャンセリング機能がついています。容量の問題も大容量のMicroSDを使えば問題になりません。携行性を犠牲にしても良いから音質の向上を図りたいと考えるならば上位モデルしかあり得ませんが、価格重視でバランス接続を使用するならばZX300、アンバランスで良いのであればA45と上手く住み分けができているので、用途に応じて選ばれるのが良いですね。

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