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私の所持するカスタムIEMはVision EarsのVE5とVE6XControl、Jomo AudioのSamba(アクリル)の計3本あります。

昨年は年始にSambaをオーダーして以来、ダイナミックドライバー一発搭載のユニバ機にかまけてばかりいたのですが、その間に登場したカスタムIEMの新モデルを全然聴けていなかったのでちょくちょくと試聴を重ねていきたいと思います。

手元にある機種だけでお腹いっぱいなので今後オーダーするかどうかも決めておりませんが、この機種はこんな感じだったという個人的なメモ代わり程度です。今カスタムIEMを検討されている方はネットの情報より自身の耳で聴く方が100倍有益なので、"百見は一聴に如かず"の心持ちでいきましょう。

1.Vision Ears VE8

VE5とVE6XCの二機種を所持している身として一番気になる機種です。BA8基でドライバー構成はWestone ES80、Jomo Audio Samba、JH Audio Angieなどと同じく低域2基、中域2基、高域4基の3wayです。

発売したのは昨年のGW前後だったと記憶していますが、その時一度だけ聴いたっきりでどんな音か忘れてしまいました。さぞカリカリの硬質サウンドで疾走感に溢れているんだろうなぁと期待しつつ、AK380GM+AMPに接続。あちこちでVE5のボーカル感にVE6X2の解像感を併せ持つモデルと言われるが、どちらかと言えばVE5のボーカル力はそのままに中高域に磨きを掛けたような印象。VE6はX1であれX2であれ、リリースの速い低音が曲全体のリズム感を高めてくれますが、VE8はVE6ほど低音は出ていなさそう。実機になるとまた変わるかもしれませんが傾向的に量は控えめです。個人的にはVE6の代わりにはならんな〜と感じました。

定価ははほぼ30万、他メーカーで似たような構造の機種の1.5倍くらいでお値段的に完全にナシです。本当にありがとうございました。

180125追記

Vision Earsが2918年2月1日から値上げするとのアナウンスがありました。ファミリー割も復活するんですが割引幅も大したことないので、VE8を選択する線が完全に消えましたね。

2.flipears A-Z

最近eイヤホンで取り扱うようになったfripearsというフィリピンのメーカーです。flipはフィリピン人を意味する"Filipinos"から。私は初耳だったんですが現地じゃ結構人気なんですね。最もお求めやすいAidenからフラグシップのAxisまで、一通り聴かせてもらった中ではBA5基のA-Zが中々に好みの音でした。ドライバー構成は、低域1基、中域2基、高域2基。ボーカルを擁する中域が前に出ており非常に聴きやすい。多ドラにありがちな濃密すぎて聴き疲れするってこともなく、万能に使えそう。お値段はBA5基のカスタムIEMにしては破格の¥92,000。多くのメーカーが15万前後で価格設定をしている中で、5桁台で実現させてしまうあたり東南アジア系の物価相場は安めなんですかね。メーカーホームページに価格表が乗っていたので拝借(下記参照)。直接オーダーもできそうですが、送料が追加で掛かるのでドル換算してもeイヤ価格と大差なさそうです。

メーカーホームページはこちら→http://flipears.com/

3.qdc GEMINI

中国深圳のオーディオメーカーqdcのカスタムIEMです。BA8基を搭載したスイッチモデルで、こちらもVE8等と同じドライバー構成です。

スイッチでの変化は試聴機ではあまり感じられなかったが、中域が前に出るかちょっと引くかといった違い。正直あまりメリットを感じられなかった。同じ8ドラ機種と比較しても音の情報量が多いのですが、これという特徴がないのがちょっとなぁ…という感じ。同メーカーではBA8基の機種が他にも3本あるのでそちらと合わせて聴き比べするのが面白そうですね。

直販価格は送料込でUS$1,905(21~22万) eイヤ価格は昨年夏に値下がりして23万。祭りなどのセールに掛かれば直販よりお得になりそうですね。qdcの特徴としてはユニバ版でもオーダーできるので、装着感への信頼性からカスタムにしなくてもいいかもしれません。

4.Westone ES60

昔欲しかった一品を改めて聴いてきました。Westoneの旧フラグシップES60、BA6基、低中高にそれぞれ2基ずつ搭載したバランスの良いモデルです。音質傾向は実機を買われた方のレビューがたくさん出回っているのでそちらの方が参考になりますが、一言で言うならジューシーなサウンド。硬質な音を好む自分にとっては解像感が低く感じます。(あえて悪く言えば、ですが) 中域に全振りしたようなウォーミーな音は手持ち機器になく"味変え"に一瞬欲しくなりましたね。

Westoneのカスタムの良さは音質のみならず"フレックスカナル"も見逃せません。耳の奥に入る部分が体温で柔らかくなるシリコンでできているのでカスタムIEMの中でも指折りの装着感なんだとか… どんなフィット感なんだろうと、音質よりもこのフレックスカナルに魅力を感じています。

お値段は¥158,000。前までもう3万ほど高かったような気がしますが、メーカー同士の競合も激化してるってところでしょうか。ここ最近のWestoneは納期が4ヶ月以上かかるって報告も度々見かけるので、ファーストカスタムを検討されるならちょっと敷居が高いですね。

まとめ

あんまり一度に聴きまくるとワケがわからなくのでとりあえず今回は4本。

Vision Ears党としてはVE8の極限まで削ぎとったサウンドが頭から離れない訳ですが諭吉はん30人分という値札を見て冷静になれるだけマシですね。これが20万ちょいとかだったら間違いなく買い足しているでしょうから笑

とりあえず食わず嫌いせずに各メーカーのメインどころを聴きまくって欲しいものリストを更新していきたいと思います。

 

 

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