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今回のテーマはEDC Bell。このモデルはEDCシリーズの第二弾でVelvetに続くダイナミックモデルです。価格帯は若干Bellの方が上ではありますが、それでもアンダー3万に収まっております。ライバル機が多すぎてあまり注目されていないのが現状でしょうか。

NOBLEと言えばマルチBAのカスタムIEMがメインではありますが、Kaiser 10やKATANAといったフラグシップ以外にもSavannaやDjangoなどのモデルも人気なブランドです。カスタム版についてはふざけた国内代理店が付いているのでオーダー数が激減しているそうですが、ユニバ機に関してはエミライという商社が正規代理店になっているので対応は幾分かマシです。(エミライはエミライで以前Twitterで炎上していましたが)

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Bellのスペック

立ち位置的には第一弾Velvetの上位で、使用されているダイナミックドライバーはVelvetに搭載されているものと同等。

デンマーク製の5.8mm径でダンパー構造が特徴。10mm以上の口径のドライバーを採用しているメーカーは多数存在しておりますが、このダンパー構造によって小口径でありながらそれに負けない表現力と低域の量感を確保しています。

筐体材質には真鍮が採用されており、"真鍮の鐘"が名前の由来。Velvetはアルミニウムでしたが、同じドライバーを使用していてもハウジングが変われば音も大きく異なっているので音質変化を感じられやすいです。

ケーブルについてはVelvetと同じく着脱不可。あちらはRitzワイヤーで今回のBellはTinselワイヤーを採用しており、力の限り引っ張っても千切れないほどの強度を誇る。それで断線しない保証はありませんが、故障の要因ともなるリモコンが施されていないため、Velvetよりかは耐久性が高いと思われます。

かいつまんで言えばVelvetの材質違い、ケーブル違いの兄貴分と言ったところ。

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装着感と遮音性

  1. 筐体が耳にマッチしており収まりも完璧。遮音性も高く、騒がしい店内でも大きくシャットアウトしてくれる。
  2. 装着していてストレスフリー、かつ遮音性もそれなりに確保できている。
  3. 装着感は良好だが遮音性が伴っていない。イヤピによる調整必須、屋外用途でギリギリ使えるレベル。
  4. 装着できなくはないが、装着感もいまいちで遮音性も低い。
  5. 痛みを伴うレベルで筐体が合わず、装着できない。極めて絶望的。

Bランク相当。SHURE掛けではなく下から装着するタイプですが、フィット感、遮音性ともに特筆すべき欠点はありませんでした。Velvetも似たような筐体形状ですが、Bellの方がやや小ぶりでカナルへの収まりは良好です。イヤーピースを奥までググッと押し込むとほぼ無音になります。

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音質傾向

試聴環境はAK380SS+SSAMP。インピーダンスがそこそこ高いのでプレイヤー単騎では音量65/150くらいまであげる必要がありました。AMP込ならば50/150程度。若干音量の取りづらいタイプです。

Velvetでは低域が篭りがちというレビューが多く見受けられましたが、こちらも傾向としては低域>中域>高域というバランス。筐体が真鍮になった影響で単に量が多いものではなく、真鍮特有の暖かみのあるサウンドに変化しているのが分かります。

各パートの繋がりも自然ながら、楽器ごとの分離感もVelvetより高まっているので、より万人ウケするモデルに仕上がっていると思います。Velvetも私は好みだったのですが、ボーカルが引っ込みがちであることとストリングスの余韻がイマイチであるという弱点がBellでは克服されていると感じました。その代償として低域自体がまったり落ち着いてしまったので、Velvetでは勢いのあったベースがBellになるとどこか他人行儀なよそ向けの演奏に切り替わってしまった感は否めません。人によってはつまらない音に聴こえてもおかしくかもしれません。

価格

定価で約¥28,000。ライバル機としてはfinal E5000、Ar:tio RK01、qdc NEPTUNE、AZLA HORIZON、Campfire Audio COMETなどなど、群雄割拠のアンダー3万円の価格帯にぶち込んできました。個人的に3万前後から1つだけ選ぶならばJH AUDIO Billie Jeanを取るのですが、Bellも他のモデルとは異なる独特なサウンドを奏でてくれるので一定の人気は確保できそうな感じ。(周りで使っている人をあまり見かけませんが悪い)

NOBLEの今後

NOBLE AUDIOからシングルダイナミックが登場した時は衝撃を受けましたが、今後もEDCシリーズは継続していく見込みです。価格を抑えて低域の再現性に優れたスピーカーに近しいサウンドを作るためには、高価なBAドライバーを採用するよりもシンプルにダイナミックドライバー一発で済ませた方がコストダウンにもなりますし、EDCとしての音作りにも向いています。さらに需要があればEDCシリーズの中でハイブリッド型の製造にも着手したいと話しており、NOBLE初のハイブリッドモデル誕生の日も近いかもしれません。

またNOBLEではWagnusと協働でセミカスタムという新しいジャンルにも着手しており、このために2BA、5BAの2モデルを開発。12月よりオーダー開始となる見込みで、ヘッドホン祭でもそれなりに評判が良かったです。オーダーするしないは別として、こちらも完成版が出るのが楽しみですね。

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