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JH Audioのモデルは(物理的に)耳に合わないと分かっていても毎回気になってしまう管理人です。JH Audioは12月から国内総代理店がMixWaveからアユートに変更となったため、Astell&Kernコラボ品と合わせてカスタムIEM各モデルを購入する際にはアユートを通すこととなりました。今の所はカスタム IEMの直販ルートが制限される予定がない様子で、自力で輸入できる人は直販、不安だったり直販が面倒な方は国内正規品をチョイスすればよいでしょう。個人的な予想ですが、元々MixWave時代から高かったので商流変更に伴う大掛かりな価格変動はなさそうです。

前置きはこれくらいにとどめて早速本題に移ります。新作"Diana"が思ったより好みだったので第一印象を書きます。

 

以下常体

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Dianaのスペック

  • 独自開発のBA3基搭載、Low*1-Mid*1-High*1の3Way
  • フルメタルシェル(アルミニウム)
  • freqphaseテクノロジー搭載
  • アコースティックチャンバー・サウンドボア搭載
  • カスタム2pin採用
  • 4N純銀-銀メッキ加工7N OCCのハイブリッドケーブル付属

独自開発のBAドライバーを採用している。低域は歪を抑えて、中域は限りなくフラットに、高域は情報量を増幅できるよう各帯域をそれぞれ分けてチューニング。

筐体材質はアルミニウム。同社の上位モデルはみっちりドライバーが詰め込まれるためサイズ感が大きくなる傾向にあるが、今回の"Diana"や前作"Billie Jean"や"Michelle"はドライバー数が2~3個のため筐体の小型化に成功。上位モデル同様、3ドライバー構成の時間軸と各帯域の位相を正確に制御させるfreqphaseテクノロジーにより、サイズ感が小さくなってもノズルが長めに取られているのが気になるが、耳への収まりは良くなっている。

また新技術として、ノズル部分にアコースティックチャンバーを設けることで高域特性を最適化させレンジを広げることにも成功。音導管への異物混入を防ぐ役割も持つ。

付属ケーブルは4N純銀-銀メッキ加工7NN OCC銅線のハイブリッドケーブル。前作同様カスタムIEM 2pinを採用に2.5mm-4極バランスプラグも搭載している。

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装着感・遮音性

  1. 筐体が耳にマッチしており収まりも完璧。遮音性も高く、騒がしい店内でも大きくシャットアウトしてくれる。
  2. 装着していてストレスフリー、かつ遮音性も確保できている。
  3. 装着感は良好だが遮音性が伴っていない。イヤピによる調整必須。
  4. 装着できなくはないが、装着感もいまいちで遮音性も低い。
  5. 痛みを伴うレベルで筐体が合わず、装着できない。極めて絶望的。

装着感は思ったほど悪くないが、私の耳型では常用では使えないのは変わらない。"Billie Jean"よりも若干ノズルが長いため、前作が上手くフィットしていたとしても "Diana"では若干合わない可能性も。

遮音性についてはダイナミックモデルのようにボアが付いていないため、耳型に合っている前提でイヤーピースを合わせれば売り文句の一つであるカスタム IEM並の装着感と遮音性を実現できると思う。

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音質

試聴DAPは何時もの如くAK380SS+SSAMP。

このモデルの最大の売りは歯切れの良いパワフルな低域。濃密ではないがテンポよく駆け抜けていく疾走感溢れる低音はロックバンドや打ち込み系と相性が良い。同メーカーで低域に定評のあるモデルと言えばRoxanneが第一に挙がってくるが、Dianaの方が軽快で濃密度合いは低い。

弦楽器全般得意だがギターよりベースの主張が強く、篭る感じが少なく非常に聴きやすい。帯域バランスとしては低域が一番強く、高域が比較的薄めなピラミッド系のサウンド。中高域をスッキリクリアに聴きたい人には合わないと思うが、高域に関してはハイハット及び金管楽器の音抜けの良さが印象的だった。

同じ構成のMichelleと比較できれば分かりやすいのだが、あいにく私が最後にMichelleを試聴したのは一年以上前のため下手なことは言えない。たしか中古ゾーンに通常盤とLTD版が並んでいたと思うので、次回訪問時にまとめて再試聴したいと思う。

価格

ファースト価格は¥95,000前後。高すぎふざけんなって思ったがeイヤ価格は税込¥85,000と若干安くなっていた。(それでも高いが)

現地価格$699に対して8万中盤なら分からんでもないかなってレベル。ただ正直高すぎるという印象は拭えず、このモデルに8万出すならばもう少し上を見たい気もするし、元が高すぎるので1~3万位の限られた予算の中で頑張ってるメーカーをより応援したい気持ちになった。

IRIVER関連グッズは半値近くまで下がると思っているので個人的にはそのタイミングまで待ちたいところが、前作"Billie Jean"の値落ちがいつもより渋いので方針変更した疑惑がある。

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