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早いもので2017年もあと僅かです。12月は(主にゲームで)クソ忙しい日々を送っておりましたが、時間が過ぎるのは本当にあっという間ですね。

今年も色々と欲望の赴くままにポタオデ品を買い漁っておりました。

財布の紐が非常に緩い私のことなので、一体自分がいくらつぎ込んだのかを公にしたところで大した抑止力になるとは思えないのが辛いところですが、とりあえず新規購入物をまとめたいと思います。

上半期は昨年入手したVE5とVE6で満足していたのでほとんど追加購入しなかったのですが、下半期にシングルダイナミックの面白さにハマってしまい連続購入を決めることに…

おいくら万円になるのか非常に楽しみ(恐怖)ちなみに妻の目に触れたら私は半殺しの刑に処されるで候。

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Jomo Audio Samba

今年最初の買い物は、シンガポールのカスタムメーカーJomo AudioのSambaでした。直前に入手したVE6XCで満足したと言っておきながら、Sambaの独特な音作りに惹かれてオーダー。現地代理店通しで16万ちょい、追加2万弱でオプション付け放題だったと記憶しています。リフィットまで発生したので完成品を受け取るまでに時間は掛かりましたが、今でもメイン機の一つとして活用しています。

Sambaはこの当時、ユニバ.verは金属ノズル、カスタム.verはアクリル筐体だったので、出てくる音の感じ方が全く違います。装着感が良くなったからとかそういう話ではなく明らかに別物。ユニバの方はドギツイ中高域が特徴でカスタムになるとそれに隠れていた低域の主張が激しくなります。現在、Sambaはチタンチューブを使用してユニバ.verに近くなるよう調整されているようですが、アクリル筐体は逆にレアになってしまった感がありますね。

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DITA Brass

入手価格は中古のセールで5万程。普段中古イヤホンというものをあまり買わないタイプなのですが、今年の夏頃からシングルダイナミックに回帰するようになりました。その第一弾として、すでに生産終了(そもそもが150台の限定生産)していたBrassに興味を持ちます。発売当初は見向きもしなかった機種ですが、改めて聴いてみると金管楽器の響き方がギンギンで、ダイナミック特有の深く豊かな低域と相まって、他機種では表現できない独特な残響感を醸し出してくれます。確かAnswerと中身は同じだったと記憶していますが、材質が変わるとこうも音が変わるのかと驚かせてくれた機種です。

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beyerdynamic DT1990PRO

私史上初のヘッドホンです。購入価格は4万円。もともとポータブル環境はそこそこのDAPとイヤホン複数本あればいいかなと考えていましたが、それを見直さざるを得ないくらい出音の違いに驚きました。色々検討した結果、DT1990PROかAMIRON HOMEの二択に絞っていたのですが、たまたま綺麗な中古が補充されているのを目の当たりにしたので何かの縁だと思って手に取りました。

DT1990PROは基本的にオープンモニター系で、2種類のベロアパッドを付け替えることで音の変化を楽しめます。より音が抜けるよう沢山の孔が開けられているのがバランスド、孔数を減らすことで音抜けは悪くなるものの中高域が分析的に聴けるアナリティカルの二つ。そもそもがオープン型なのでより音が抜けるバランスドがスタンダードなんだと思われますが、個人的には中高域がよりクリアーに感じるアナリティカルの方が好みでした。

家でまったり聴く時はイヤホンではなくヘッドホンという選択肢も大いにありだなと思わせてくれる一品です。

(スピーカーを置きたいのは山々ですが賃貸なので夢のまた夢ですね…)

Chord Hugo

初代Hugoです。eイヤホンの何周年かのセール「タメスくんチャレンジ」でゲットしたものです。入手価格は記載額の半値で5万円。Mojoの中古でも4万くらいするのにお得感でホクホクでした。

もともと「今アンプを買うならば最新のHugo2」と決めていただけに、あらゆる面で劣っているのではないかと思うところはあったものの、名機は名機、過去のものでも十分すぎる性能ということをまざまざと見せつけられました。最新型の方が細かいところまでブラッシュアップされているのでゆくゆくは入手したいところではあるのですが、今の私の用途では旧式でも十分すぎます。(正直Hugo2持っている方が羨ましくもあるのですが笑)

IRIVER AK380+AMP

AK240とiPodを使っていた頃に新DAPを検討していた時に発掘しました。諸々のポイントを使って合わせて12万くらい。本体は無傷、AMPはバッテリーが酷使されている確率の低いBLACKを選ばせてもらいました。

もともと使っていたAK240との比較とすると、明らかにAK380の方が立体感が上で、各帯域のリミットを大きく奥行きを広く持たせることで、解像度を増強した感じがします。AK240のだらしないゆったりとした鳴らし方も気に入っているのですが、AMP込ならばモニター系として過不足なく出力できるのは流石と言わざるを得ません。AMPなしならばインピーダンスの高い機種はちょっと辛いかも。イヤホン程度のインピーダンスなら単体でも問題ないのですが、beyerを筆頭としたインピーダンスの高いヘッドホンの潜在能力を引き出そうと思ったら専用AMPでは心もとないです。とはいえ日常のリスニングオーディオをする上でのスペックは必要十分と思います。

IRIVERといえば価格崩壊なのは周知の事実。売り手がセコいなら書い手もセコくなればいいと思っているので、値下がったタイミングでいつも納得してから購入しています。問題のある個体が多いのも事実で、中古のIRIVERはオススメできないのが歯がゆいところ。

DITA Dream

チタン筐体の製造がストップしたことで半年足らずで生産終了になってしまった機種です。定価で20万のところ、私の入籍祝いに友人たちが出し合ってプレゼントしてくれました。お返しに叙々苑の焼肉をご馳走させてもらったので実質入手額は10万くらい。

一聴して驚いたのはレンジの広さと曇りのない音像。シングルドライバーにして何故これほど広い帯域をカバーできるのか、そしてそれぞれの音域がボヤけることなく音の波として襲ってくるような感覚に陥るのは、搭載されているドライバーのスペックの高さによるものでしょうか。

音質は文句のつけようがないのはもちろん、DAPの出力コネクタの径を手軽に変えられる機構が設けられているのも見逃せません。MMCXであれ2pinであれリケーブル可とは言っても何回か付け外しを繰り返すとイヤホン本体側(メス側)がイカれてしまい易いところ、コネクタ側での変換であれば万が一変換接続部に不具合が発生しても筐体は無事って寸法です。この考え方はDITAの特許であるため、他のイヤホンも同様の機構を有したケーブルに換えようと思ったら、それなりのケーブルコストが掛かってしまうのですが、3極アンバランスはもとよりIRIVERやOPUSの4極2.5mmやSONYの5極4.4mmにDAPが何であれリケーブルしなくて済むというのはメリット大だなと感じています。

DynamicMotion DM200H

秋のヘッドホン祭りのDynamicMotionブースにて、アンケートに答えたら一回引くことのできるクジで当たったものです。祭り1日目の開始30分で2つしかないA賞を頂いてしまい嬉しさ半分申し訳なさ半分でした笑

普通に買ったら3万くらいの品物で、BA1基DD1基のハイブリッド構成。それでいてドライバーを同軸に配置した初のイヤホンです。リケーブルできない、耳掛けできない、ケーブルがしょぼいといった不満はあれど、音質面では不満はありません。低音好きには物足りないかもしれませんが、性格の異なる楽器が多数混在していても上手く分解して伸びやかに聴かせてくれます。ちなみにこの夏に話題になったAZLAも同じ構造で、此方にもDynamicMotionのドライバーユニットが用いられています。

HiFiMAN RE2000

同じくヘッドホン祭りで入手したものですが、此方は物販で購入しました。3本限りで15万と普通に買うより25%OFF。

本体の特徴は大きく二つ。24k Goldでハウジングに金メッキを施した真鍮製の筐体であること、音色に応じてダイヤフラム表面に施された幾何学模様の形状、配合物、 厚さを調整することで、周波数応答の完璧なコントロールを目的としたトポロジーダイヤフラムという技術が用いられています。詳細なレビューは現在執筆中ですので年明け早々にでも纏めあげたいと思っております。

ちなみにRE2000は現在セール中ですので、1月末までであればフジヤエービックやeイヤホンで16万ちょいで購入できます。欲しい方は早々に買われることをオススメしますよ。

IRIVER AK380Cupper+銅AMP

RE2000で今年の買い物は終了!と決めていたんです。が、イギリスのショップでAK380のCupperセットが恐るべき値段で投げ売りされていました。発売からかなり時間が経っているので本当に動くか半信半疑だったのですが、セットで15万ちょいならばイッてしまうことやむ無し。

まだ受け取った直後なのでじっくり聴けておりませんが起動確認すると問題はなさそう。夏に購入したジュラルミンのセットも手元にあるので、同じ音源を入れての聴き比べが楽しみです。今更AK380のレビューなど需要はないと思いますが、それなりのボリュームで書けそうなので傾向が掴め次第纏めていきます。

まとめ

中古三昧の一年でした。こんなもん新品で買っていたらいくら予算があっても足りないのが昨今のポタオーディオです。

トータルにすると84万程で、これだけ買っていても100万円福袋の資金に満たないというのが正直驚き。

カメラ沼に沈んでいる友人曰く100万なんてちょっといい本体とレンズを数本買って終わりとのことなので、ポータブルオーディオというジャンルはまだ生やさしいと言えるのではないかと思います。自作であってもコストは掛かるので、どんな趣味でものめり込んだらそれなりに掛かっちゃうんですよね。

イヤホンは両手で収まらないくらい増えてしまったので、来年はヘッドホンに拘りを持ちたいと思います。

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