ここ数日、完全ワイヤレスイヤホンを物色しております。
いいなァと思うモデルは今回レビューするTE-D01d以外にもいくつもあって
- MOMENTUM True Wireless / SENNHEISER
- TWZ1000 / ZERO AUDIO
- MW07 / MASTER&DYNAMIC
- NT01AX / NUARL
などなど。完全ワイヤレス自体は数年前から色々出ていましたがクオリティと音質を両立しているモデルがようやく出揃ってきたな、と感じております。
完全ワイヤレスのメリットはケーブルレスによるストレス軽減が一番に挙がってきますが、混線したり人混みでブチブチ途切れるようでは別のストレス要因となり使い物にならないというのが個人的な意見です。
ですので完全ワイヤレスに求めるのは音質はもとより接続切れが99%起こらないというのがマスト条件。
TE-D01dの仕様
- φ6mmダイナミックドライバー採用
- Qualcomm社製QCC3026
- CVC8.0ノイズキャンセリング
- Bluetooth® 5.0対応。
- 防水規格IPX4以上
- 最大再生時間9時間、1,800mAhの大容量バッテリー搭載で合計100時間以上の音楽再生が可能
- 対応Bluetoothプロファイル A2DP,HFP,HSP,AVRCP
- 対応コーデック AAC,SBC,aptX
TE-D01dは昨年末に登場したTE-D01bのブラッシュアップモデル。型番末尾が変わっているだけです。
操作性
ペアリングは最初は少しややこしいかもしれません。
- ケースから左右両方を取り出し、どちらかの筐体を長押しし親機と子機を設定。押した方が親機となります。
- 親機を設定したら接続したいデバイスのBluetooth設定画面から「TE-D01d_R」か「TE-D01d_L」を選択。
- 「Bluetoothペアリングの要求」というポップアップがでるので「ペアリング」を選択。
- あとはケースから開けるだけで自動ペアリング可能。親機を設定する都合上、片側再生可能なのも地味に便利かも。
多くの完全ワイヤレスイヤホンはケースから取り出したタイミングでペアリングが開始されますが、"TE-D01d"はケースを開けたその瞬間からペアリングが開始されるため、装着する頃にはデバイスと接続済になっており非常にスムーズで快適。クリック操作としては下記の通り。
右側1回クリックで再生/停止
- 右側2回クリックで曲送り
- 右側3回クリックで曲戻し
- 右側長押しで音声コントロール起動
- 左側1回クリックで再生/停止
- 左側2回クリックで音量DOWN
- 左側3回クリックで音量UP
この辺りの操作性はメーカーによって大きく異なるので覚えるまでが大変かもしれませんが、曲送り/曲戻しを使わないなら左側だけで完結できるのは分かりやすいですね。
装着感
- 筐体が耳にマッチしており収まりも完璧。遮音性も高く、騒がしい店内でも大きくシャットアウトしてくれる。
- 装着していてストレスフリー、かつ遮音性も確保できている。
- 装着感は良好だが遮音性が伴っていない。イヤピによる調整必須、屋外用途でギリギリ使えるレベル。
- 装着できなくはないが、装着感もいまいちで遮音性も低い。
- 痛みを伴うレベルで筐体が合わず、装着できない。極めて絶望的。
筐体構造としてはZERO AUDIO"TWZ1000"と同じく本体に取り付けるイヤーウィングとイヤーピースの2種類でフィッティングを調整することが可能。有線のユニバーサルイヤホンでは考えられない快適性の高さが売りです。
音質
音質面も完全ワイヤレスにしては悪くありません。以上!
っていうのは冗談で、それもレビューとして如何なものかって話なので重箱の隅をつつくレベルで細かい部分に言及したいと思います。比較対象は価格の近い"TWZ-1000"。
- ボーカルはよくよく聴いてみると比較的近めで聴きやすい。割と高域が伸びやかなタイプなのでTWZ-1000とは性質が異なります。
- 低域もドスの効いた重低音までは出ませんがベースのリードやキックのアタックなどは感じやすいです。
- 楽器の音の表現力はイマイチ、ただこれは仕方ありません。
- 空間の広さとか音場の拡がり方とかそういうシビアなファクターを有線並みに突き詰めろっていうのは酷な話ですから私としては普通に聴けるレベルであれば問題ないと判断します。
価格
定価は¥13,000。私の感覚的には"MOMENTUM True Wireless"の半額以下と考えれば非常にとっつきやすい価格であることは間違いありません。
"TWZ-1000"と比較してどっちが良いかを判断するのは難しいところです。共に装着感良好で音質面で異なるので好きな方を選べばいいと思いますが、再生時間が大きく異なること、本体を格納するバッテリーが出力可能ということで差別化できるでしょう。
キズナアイコラボ
前作"WE-D01c-kzn"に引き続き、当モデルでもキズナアイとのコラボが確定しました。
標準版も予約待ちとなっているので、デザインが合うならばキズナアイ版を選んでもよいかと思います。
詳細は下記参照!