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発売から少し時間が経ってしまいましたが、Campfire Audioの新モデル"POLARIS II"のレビューをまとめます。

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仕様

ドライバー構成はDD*1-BA*1のハイブリッド型。生産終了となった前作と共通ですが、採用されているダイナミックドライバーは前作が8.5mm径に対して今回のPOLARIS IIでは9.2mm径に変更されています。

筐体形状は"ANDROMEDA"や"JUPITER"BAドライバーを主としているモデルと同等。材質は、精密にCNC加工されたセルリアンブルーのアルマイト加工処理アルミニウムにブラックカラーのPVDコーティング・スクリューを採用。前作ではフェイスプレートに耐久性の優れるセラミックコートを施した黒のアルミプレートが採用されていましたが、"POLARIS II"ではプレートを変更してブルーで統一されています。ノズル部にはブラックカラーのステンレススティールが用いられています。カラーリングは同時期に発売したシングルBA型の"IO"とは青と赤の対比となっていますね。

MMCX端子は再設計したラウンド型のベリリウム銅加工MMCX端子を採用し耐久性が向上しているとのこと。ケーブルはクライオ処理を施した銀メッキ銅導体を使用した"New Smokey Jacket Silver Plated Litz Cable"が付属。表皮カラーがブラックからスモーキグレーに変わっており、リニューアル前のモデルと比べてしなやかで取り回しが良くなっています。また付属のレザーケースのデザインも一新されており、これまでのものと比較して若干サイズが大きくなっています。カラーは筐体に合わせてブルーで統一されており、同時期に発売した"IO"はレッド、"ANDROMEDA 2019"はグリーンのケースが付いてきます。

定価は約¥65,000となっており、前作が¥73,000前後だったので10%くらい下がっています。ポータブルオーディオ業界においてモデルチェンジに際して値上がることはあっても下がることはあまりないので有難いですね。

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装着感

  1. 筐体が耳にマッチしており収まりも完璧。遮音性も高く、騒がしい店内でも大きくシャットアウトしてくれる。
  2. 装着していてストレスフリー、かつ遮音性もそれなりに確保できている。
  3. 装着感は良好だが遮音性が伴っていない。イヤピによる調整必須、屋外用途でギリギリ使えるレベル。
  4. 装着できなくはないが、装着感もいまいちで遮音性も低い。
  5. 痛みを伴うレベルで筐体が合わず、装着できない。極めて絶望的。

筐体の形状はBAドライバーを搭載した他モデル(ORION/JUPITER/ANDROMEDA等)と共通です。私の所持している同一形状のものだと"ANDROMEDA S"と装着した感覚はほぼ同じでした。ゆえに過去のモデルでフィッティングが合わなければ"POLARIS II"でも合わない可能性大です。

遮音性についてはイヤーピースで十分改善できるレベルではありますが、装着感が伴っている前提なのでこのタイプの筐体を一度も試したことのない人は購入する前に一度は耳にはめて確かめた方が良いですね。Campfireに限ったことではありませんが、音質の嗜好以上にフィッティングの方が超大事と思っています。

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