夜行バス

【乗車記】最高級夜行バス”DREAM SLEEPER-ドリームスリーパー-”を利用した話【東京-大阪間移動】

先日の東京旅行の復路は、最高級夜行バスと名高い”ドリームスリーパー”を初めて利用してみました。

お値段は通常2万円と超弩級ですが、「確かにこのシートは2万するわ…」と納得するほどのもので、東京へ遊びに行く際には今後とも利用したいと思えるほどだったので、価格がネックと考えていらっしゃる皆さまに向けて乗車記として残したいと思います。

今回の旅の概要を簡単にお伝えすると、金曜から土曜にかけての夜行バスで東京入りして、夜はキャビン型ホテルで一泊、翌日曜日は午前中から友人の結婚式に参列し、夕方以降は青山やら新宿やらを歩き倒し、ヘトヘトに疲れきったところでドリームスリーパーといった流れとなります。典型的な一人旅です。

ドリームスリーパーとは

概要

関東バスと両備バスの共同運行で東京と大阪を結ぶ超豪華夜行バスで、大阪-東京間は2017年1月より運行開始。新大阪-東京の新幹線グリーン席にも匹敵する価格で話題になり、アリかナシかで論争に発展しました。

基本コンセプトはこうです。

快眠バス「DREAM SLEEPER SUPERIOR CLASS」は、ご乗車くださるお客様に心地よい眠りと上質なリラクゼーションをお届けすることをメインコンセプトとした、新発想の高速乗合バスです。ひと晩かけて長距離を移動する車内でのストレスを少しでも和らげたい、心安らぐひと時をお過ごしいただきたいという強い思いを乗せて、お客様を安全に目的地までご案内いたします。これまで採用されてこなかった様々なファシリティを導入することで、移動しながら“心地よい眠り”を手に入れるという新時代の移動空間が実現いたしました。
そこにあるのは「安全・安心・エコで健康」な視点です。
それは人と乗りものとの新しい関係を築き、やがて高速乗合バスの新しいスタンダードとなります。では、ごゆっくりお寛ぎください。

高速バスといえば、安いけれど狭い、疲れるというのが共通のイメージと思います。最近ではドリームスリーパーの他にも快適性にこだわったバスが登場していますが、長距離高速バスだけど快適な眠りを提供できる、というのが基礎にあります。

路線は2種類用意されており、大阪-東京間と広島・福山-東京間を結ぶラインが用意されています。

予約は「発車オ〜ライネット」から。

大阪発着はこちら→https://secure.j-bus.co.jp/hon/Route/Highway?gpcd=130075&rocd=0001

広島発着はこちら→https://secure.j-bus.co.jp/hon/Route/Highway?gpcd=340005&rocd=0002

いずれもネットからの予約のみで、午前2時から5時まではメンテナンスの関係上利用できないので注意です。

特設ホームページはこちら→http://dreamsleeper.jp/

完全個室

シートは全11室しかありません。バス自体のサイズは通常の3列、4列シートの格安便と同等にも関わらず、です。

仕切板やカーテンで区切ったバスは数あれど、扉とパーテーションで区切ったバスはドリームスリーパーが初めてです。

ここまでくると座席というより一畳部屋で、バスのシートとは思えないほど広々としています。

シート

ドリームスリーパーの真価とも言えるのが「ゼログラビティシート」です。

ゼログラビティというのは、NASAの理論に着想を得た浮遊感を感じながら「深眠」できるシートです。背もたれ角度を40度、座席角度を30度、フットレストを水平にポジショニングした無重力状態を体感出来る姿勢で、全自動ボタンをONすることでこの姿勢に倒すことができます。

またゼログラビティでなくとも、リクライニング(背面)、フットレスト(足元)、チルト(高さ)調整は全てボタン一つで行えるので、お好みの角度に合わせることも可能です。

 

 

車内設備

シートもそうですが、設備にもお金を掛けており、他の夜行バスとは格が違います。

トイレ

車体中央の階段下に、温水洗浄機能と水浄化機能が付いたトイレを採用。
やや狭いのですが、きれいな水でご自宅にいるようにリラックスできます。

パウダールーム

車体後方に独立型のパウダールームが設けられています。ホワイトを基調にした清潔感のある室内で、鏡の両側には明るく見やすいLED照明を採用。揺れる車内でも安心してご利用できるよう、収納式の椅子を装備しています。

ウェルカムアロマ

花や木など植物からとれる100%天然精油を使って、ストレスを和らげながら、穏やかに眠りに入っていける香りがセレクトされています。

イオン発生機プラズマクラスター

除菌・消臭効果のあるシャープの「プラズマクラスター」を全席搭載。気になるニオイや菌・花粉をブロックして、長い時間を閉じられた空間で過ごすの室内空調を調整するのに一躍かっています。自然界と同じイオンで空気を浄化するので、長時間のご利用も安心です。

無料Wi-Fi
 キャリアを選ばず、接続時間無制限で7ヶ国語に対応したWi-Fiを利用できます。
AC & USB

各座席にAC100VコンセントとUSB 充電コンセントを装備。2スロットあるので、携帯電話、パソコン、タブレット、音楽プレイヤーを複数充電することも可能。

快眠音楽 4チャンネルマルチ

快眠&リラックスできるBGMを4曲セレクト。

  • チャンネル1「ねむりのおんがく」 スワベック・コバレフスキ
  • チャンネル2「究極の眠れるCD」
  • チャンネル3「からだにいいおと」
  • チャンネル4「入眠サポート 自然音で眠りたい」
調光機能付き照明

居室内にダウンライトと間接照明(前壁上方向)の二つの照明器具を採用。お好みで最適な明るさに調整することができます。シートが完全に区切られているので、前後左右を気にせず明かりを灯すことが可能です。

緊急SOSスイッチ

各居室内の天井とパウダールーム左壁側に「緊急SOS」スイッチを設置。乗務員は2名いるので、万一の際はこのボタンで知らせましょう。

テーブル

各座席にノートパソコンを置けるサイズのテーブルを設置。食事やビジネスなど、ストレスなく様々な用途にご利用できます。

アメニティグッズ
  • スリープマスク
  • 耳栓
  • 歯ブラシセット
  • ウェットタオル
  • ミネラルウォーター
  • スリッパ
  • ブランケット(貸し出し)
  • ヘッドフォン(貸し出し、カバー付き)
  • iPhone / Android 用USBケーブル(貸し出し)

貸し出しとなっているものは目的地に到着する前に乗務員に回収されます。持ち帰らないように。

ダイヤと運賃

いずれのルートも1日1往復の運行です。また下記ダイヤと運賃は2017年11月時点のもので今後変動する可能性もあります。

大阪-東京

 

広島-東京

実際に乗ってみて

バス設備に1億円も掛けているだけあって、これなら通常料金2万円するわと納得です。23時前に池袋から乗車、「3段目から土足厳禁ですので…」と靴を脱いで乗車。車内に入ると「これはバスなのか???」という光景が広がりました。

完全個室、全席座席にドアが付いており、左右前後を気にせずプライベートな時間を過ごすことができます。運転席から全室内の様子を伺えるようにモニターが付いていますが、監視用ではなく気分の悪そうな人を一早く発見するためのものでしょうか。

特に凄いのがシートで、今までに乗った乗り物の中で最も乗り心地が良かったです。特に前二列の4室はちょっと特殊なゼログラビティと称されたシートになっており、リクライニングボタンでオールオンにすれば無重力状態を体感できるというものです。…正直のところあまりよく分からなかったのですが、腰部を深く落とし、脚部は足元までレストがあるので姿勢を安定させるという意味では効果がありました。7時間ほどの乗車でも完全に熟睡できましたし、疲労感なく降車することができ大満足でしたね。

ただやはり夜行バスはバスなので、カーブでの遠心力も強くかかりますし、全く振動を拾わないというものではありません。宿泊施設同等と謳うのはちょっと無理があるかなぁという印象は乗ってみても拭えませんでした。個人的に東京遠征する際には夜行バスを好んで利用しているので、ちょっと多くお金を払ってでも快適性を向上したい場合は選択肢になりますが、バス移動が得意ではない人には勧められるものではありませんね… 同額で新幹線+キャビン系ホテルを取った方が良さそうな感じ。

ただ今までの夜行バスとは一線を画しているのは間違いない存在ですので、4列シートの狭くて不快極まりないバスしか知らない人がドリームスリーパーに乗ったらびっくりするかもしれません。乗り心地は新幹線のグリーンなんて比較になりません。

まとめ

メリット

私のように、早朝から現地で活動したいという人間で、バス移動が苦でないのであれば、2万という運賃は納得価格。

シート自体は新幹線のグリーンシートなんて比較にならないくらい素晴らしいもの。

移動による疲労は皆無。

デメリット

バスにしては高すぎる運賃がネック。

新幹線+キャビン系カプセルホテルと同等価格で、万人にドリームスリーパーを勧められるものではない。

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