エルシャドール・ネフィリムの緩和に歓喜の嵐が起こりました。

ミドラーシュの制限化と引き換えにネフィリムが帰ってきたことでシャドール関連で禁止カードがなくなりました。リンクヴレインズパックで幼げなネフィリムが登場し、ネフィリムの解禁は金輪際ありえないという意思かと思われましたが、しっかり覚えてくれていて感謝の極みですね。

シャドールとは

そもそもシャドールとはペンデュラムのモリモリ展開を抑制するため誕生した融合テーマです。登場時期は2014年4月、9期最初のパック"デュエリストアドベント"で、テラナイト、竜星、光天使などなど環境を蹂躙し尽くした同期テーマと新時代のロケットスタートを切ることとなります。

シャドールを一言で言い表すことは難しいのですが、「アド損のない融合連打+α」とでも言いましょうか。HERO以外で誰が融合なんざ使うねんと思われていた時代に、融合することで即座にアドを回復し、さらに出てきた融合体は多くのデッキに欠かせない特殊召喚に対するメタを搭載しているとんでもない集団が彗星のように登場したのです。テーマ内カードは数多くあり、メインに入るシャドールモンスター、融合体のエルシャドールモンスター、3種類の融合魔法に専用おろ埋罠・優秀な罠モンスターと最近のデザイナーズテーマと比較しても優遇されております。

シャドールモンスター

  • ペンデュラムのシャドール以外は全て闇属性魔法使いのリバースモンスター。リバース時に発動する①と効果で墓地に送られた時に発動する②の効果を持ち、1ターンにどちらかしか発動できません。
  • シャドール・ドラゴン⇒リバースしたら相手カード1枚バウンス、墓地に送られたらサイクロン
  • シャドール・ヘッジホッグ⇒リバースしたらシャドール魔法罠をサーチ、墓地に送られたらヘッジホッグ以外のシャドールモンスターサーチ
  • シャドール・ビースト⇒リバースしたら2枚版施し、墓地に送られたら1ドロー
  • シャドール・リザード⇒リバースしたら人食い虫、墓地に送られたらリザード以外のシャドールカードを墓地送り
  • シャドール・ファルコン⇒リバースしたら墓地のシャドールを裏守備で蘇生、墓地に送られたら自身を裏守備で蘇生。
  • シャドール・ハウンド⇒リバースしたら墓地のシャドールカードを回収、墓地に送られたら場のモンスターの表示形式を変更。

エルシャドールモンスター

全て融合体で神以外の六属性全て一体ずつ用意されています。共通なのは融合素材が「シャドール+自身と同じ属性のモンスター1体」、「墓地に送られたら墓地のシャドール魔法罠1枚を回収する」効果を持ち、固有効果も特殊召喚に関わる効果で統一されています。

  • エルシャドール・ネフィリム⇒光属性、打点2800。特殊召喚成功時デッキからシャドールカード墓地送りし、特殊召喚されたモンスターとの戦闘では無条件で相手を抹殺する戦闘狂。
  • エルシャドール・ミドラーシュ⇒闇属性、打点2200。シャドール2体で融合可能。破壊耐性に加えて、お互いに特殊召喚は1回までというサモンリミッターを内蔵。
  • エルシャドール・シェキナーガ⇒地属性、打点2600。特殊召喚されたモンスターが発動した効果をハンドのシャドールを切ることで無効破壊。シャドール内での最高守備力(DEF3000)で壁にも。
  • エルシャドール・ウェンディゴ⇒風属性、打点200。場のモンスター1体を対象として発動しそのターン内そいつは戦闘では破壊されない。レベル6なのでファルコンと合わせてΩ等のレベル8シンクロを立てつつ影依融合回収という動きができる。
  • エルシャドール・アノマリリス⇒水属性、打点2700。影霊衣絶対殺すマン。場にいる限り、魔法罠の効果で手札墓地からモンスターを特殊召喚できない。
  • エルシャドール・エグリスタ⇒炎属性、打点2450。チェーンブロックを作らない特殊召喚をハンドのシャドールを切ることで無効破壊。シ

魔法罠

  • 影依融合⇒専用融合その1。相手の場にエクストラモンスターがいればデッキ内のモンスターをエルシャドール融合素材とできる。単純におろまい2枚分の働きをし、出てきたエルシャドールがやられてもこのカードを回収されてしまう。せめてもの情けは「ターン1」という点くらいか。
  • 神の写し身との接触⇒エルシャドール融合体専用の速攻融合魔法。サクリファイスエスケープ、行動の終わったモンスターで融合して追撃、相手ターンにミドラ・シェキナーガ呼んで縛りを入れる、除去回避など応用の効く一枚。制限経験アリ。
  • 魂写しの同化⇒装備モンスターを任意の属性に変えた上で、そのモンスターを含む2体でエルシャドール融合体を特殊召喚する。
  • 影牢の呪縛⇒魔石カウンターというマイナーカウンター使って相手モンスターを融合素材とできる。基本的には入らない。
  • 落ち影の蠢き⇒専用おろ埋&場の裏側シャドールを任意の数だけ反転。
  • 影依の原核⇒闇魔法使いレベル9/ATK1450/DEF1900の罠モンスター。墓地に送られたらシャドール魔法罠を回収。
  • 魂源への影劫回帰⇒ハンドのシャドール1体送って場のシャドールモンスターの攻守を1000UP。エンドフェイズに裏側に。

改めて見ると

簡単に言えば、「融合するで」→「ネフィリム召喚、シャドール落とすで」→「おまけに素材にしたシャドールの効果で好き放題やらせてもらうで」→「攻撃するで」→「特殊召喚したモンスターは無条件で死んでもらうで」→「写し身で連撃するで」→「影依融合回収するで」という一連の流れを相手の場にEXモンスターが立っている前提ですが影依融合1枚で始動することができます。ともかくTHE・9期というか単体のスペックが高いのとサポート魔法罠も充実しているのが特徴です。

先行であればシャドール2体でミドラを立ててサモンリミット。それくらいしかやることがありません。

影依融合のパワーをフルに活用するならば後攻を取りたいところ。相手にEXモンスターを出させた上で光を1体を落としつつネフィリムを立てることから始まる、と言いたいところですがシャドール全盛期時代と比べるとルールが変わっています。リンクモンスターを使わなければEXモンスターは1体しか出すことができません。影依融合によるデッキ融合でネフィリムをリザード+光属性で立ててネフィリムチェーン①リザードチェーン②を組み、リザードで写し身落とし、ネフィリムで原核落とし、原核で写し身回収という動きで連撃と言う流れを作れますが、現環境はそれだけでやっていけるほど甘くないと思います。

即時リバースできるサブテラーと異なり、シャドールモンスターのセットに召喚権を割かなくてはならないのがやや苦しいところではありますが、リンク環境というのは影依融合にとっては追い風で後攻であればほぼ確実にデッキ融合が行えます。(逆にシャドール出張が流行ってしまうとメインに入る上級が採用されEXモンスターを使わないテーマが強くなります)。シャドールのセットをしなければ召喚権が余ることになるので、その部分で別の要素を取り入れたいですね。

【追記】

1807制限改訂でネフィリム、ミドラーシュともに準制限に緩和されました。環境への影響がほとんど見られなかったため1810改訂で完全解放されそうな予感。やはり今の高速環境、リンクをからめて展開できなければちょっと苦しいか… それでもアドを回復できる2800打点で、かつ光属性のおろ埋付を複数回撃てるのは普通に強いので、出張枠で悪用されないといいのですが果たして。