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追加オーダーする予定は今のところございませんが、聴けていない機種も含めて再度試聴しました。1年前に聴いてみて微妙と感じても、DAPが変わり改めて聴いてみると「ええやん…」ってなることもありますからね。
今回聴いたのはJomo Audio Flamenco、Lime Ears Aether、64Audio A12tの4機種です。手持ち品と比べてどうやねんってところをババっとレビューします。
Jomo Audio Flamenco
BA11基、サブウーファー*1, 低域*2、中域*4、高域*2、超高域*2という珍しいドライバー構成。特徴ななんと言っても低域を増強するBassブーストと高域を増強するHighブーストの2種類のスイッチでしょう。
現在愛用しているカスタム版の初代アクリルSambaとの比較で言えば、スイッチを両方OFFにしている状態でもFlamencoの方が低域から高域までの情報量が多く特に中高域が非常に分厚い。BassであれHighであれスイッチを倒すと分かりやすく味付けしてくれます。両方ともスイッチを倒すとAROMA Twinsで感じたような「やりすぎ」の域に到達するので、長くは聴いてられません。音の濃さで言えば現存するカスタムIEMモデルの中でも1、2を争うレベルですが、聴き疲れするので完全に耳を塞ぐカスタム版はしんどいかもしれません。
ちなみにJomo Audioは以前はシンガポールのMusic Sanctuaryを通してオーダーできましたが取引条件の更新タイミングで代理店をやめてしまいました。為替のレートによってはシェルオプション盛り放題サービスを併用すれば国内でオーダーするより何万か安くなったのですが、今では多分e☆イヤホン経由が最安です。
Lime Ears Aether
ポーランドのLime Ears。4年程前からずっとフラグシップなのがAither(エーテル)。BA5基の低域、中域、高域の3Way。こちらもスイッチがついておりスイッチを上げると低域が増え、下げると低域が物足りなくなるほど中域推しになります。
この機種、実はカスタムIEMをオーダーする度に選択肢に入ってくるんですが、毎回「思ってたのと違ったw」となるんですよね。今回はDAP側をAK380SSとシャープにしてみましたが、特に惹かれるものはありませんでした。解像感が高いのは分からんでもないけど、刺激がないので聴いてて面白みがない、というのが正直なところ。逆に言えば聴き疲れしないので長く装着して音楽を垂れ流すにはいいかもしれません。定期的に聴いて気にいる努力はしてるけどなかなかいい部分を見出せずにいますが、刺さるレベルの高域を求める私の耳には合わないかも。
64Audio A12t
今年に入って最もヒットしたカスタムIEMはこのモデル。Tiaドライバーを採用したA12で構成も音質傾向も異なります。
A12tは低域*4基、中域*6基、中高域*1基、高域*tiaドライバーの計12基。試聴機の筐体材質も影響しているんでしょうが、中高域にかけての音像のクリアさには惹かれるものがあります。実機はアクリルになるので、この部分でどう変化するか実機購入のレビューを読み漁って判断する必要が出てきますね。
64Audioは直販があり、ブラックフライデーのタイミングを狙えば15~20%OFFでオーダーすることも可能。直販の標準価格は$1999(=22万)ですので、だいたい20万を切る価格で入手できますね。e☆イヤホン価格は26万を超えているので、この差は非常に大きいですよ。自分でメーカーにインプレッション送るだけで6万カットですからね。まぁリフィットが発生したら面倒ですが、64Audioはシェルクオリティに定評があり本国で絶大な支持を集めているので、多少拙い英語でも現物にマーキングすればなんとかなると思います。買うならブラックフライデーに直オーダーですなぁ、、