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偽物T8iE MkII概要

意外と知らない人が多い気がするのがT8iE MkIIの偽物。今はあまり見かけませんが、ちょっと前までヤフオクにて大量に出品されていたため界隈で話題になっていました。

その時の検索結果がこちら。

定価は10万超え、生産終了直前の投げ売りでも7万くらいだったモデルの新品が4~5万程度で購入できるなんて明らかにおかしいと少し冷静に考えれば分かると思うのですが、それでも複数件の取引が成立しています。これ転売ヤーも引っ掛かっていたのでざまぁねぇなって思ってしまうのですが、普通に本物だと思って買っちゃった人はドンマイって感じでしたね。

このT8iE MkIIの正体は、実はDHgateという中華系の通販サイトで送料込みでも1万円以内で購入することができます。

不可解なのは初代T8iEと銘打っておきながら内容はT8iE MkIIを真似ている点。本来初代T8iEは黒被覆のケーブルが付属していたのですが、これらの偽物は名称T8iE、中身はT8iE MkIIとごっちゃになっています。

偽物が登場してから1週間も経つと素性が明らかになるため、情報が一気に拡散されます。そうなってくると初動と比べると価格は暴落。いや暴落というか本来の価値に戻っただけではありますが、それでも輸入するより高く売れているのがなんとも、、

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偽物の見抜き方

個人的にヤフオクのT8iE系モデルやIE800系モデルは全て偽物と思っているのですが、中には本物も混じっているのは間違いありません。偽物が多すぎるため本物を疑われて相場が下がる傾向にあるので、宝探しが好きな人は自己責任で掘り出し物を発掘できれば儲けものでしょう。本物をピンポイントで撃ち抜くことは難しいですが明らかな偽物を排除することは可能です。簡単に偽物出品の特徴を簡単にお教え致します。

偽物の出荷元の多くは、「発送地が大阪」ということが共通事項です。なぜならば「スコアジャパン」という転送会社が存在するため。オーディオの偽物に限らずスニーカーやアパレルにも言えることで、中華圏の物品をこのスコアジャパンを経由して購入者に届けられます。出品者が出荷しているわけではなく、このスコアジャパンを介して日本に転送しているに過ぎません。日本への入り口は大阪の泉佐野市(関空)なので出荷元が大阪ならば特に注意が必要です。他にも

  • 転送するには3日以上のリードタイムが必要なため、1~2日以内出荷に設定していない
  • 転送方法もやってみるまで明らかにならないため運送会社未定
  • 製品状態が新品もしくは未使用

これらのファクターが重なったら真っ黒でしょうな。

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抱き合わせ商法

基本的にヤフオクに流れている新品のT8ie MkIIは要注意と説明しましたが、「中古」だとどうなるか。

保証書と購入時のレシート付ならばある程度は信用できそうですが、今の時代レシートの偽造なんて容易いものですからそこまで揃っていてもフィフティフィフティといったところ。

諸々の情報が揃っているなら、新品よりも中古の方が信用に値します。

単品での販売でもそうなんですから、複数の中古品まとめ売りならば警戒が薄れることを逆手にとって

「何かしらのプレイヤー」+「偽物のT8iE MkII」といった組み合わせで売りに出す出品者がたまに出てきます。

例えば7~8万程度のSONY WM1A中古完動品を相場以上で売りたいならば

偽物のT8iE MkIIを自分でDHgateから調達し、WM1Aとセットで10万程度で売り抜く。

こうすれば本来7万でしか売れなかったWM1Aが実質的に相場以上で売れてしまいます。

抱き合わせの相方の知名度、ブランド力が強ければ強いほど効果が高そうなもんですが、偽物個体が存在する機種の合わせ売りも注意すべきと言えるでしょう。

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