スポンサーリンク

新しいDAPが欲しい。

かねてよりDAPを買い換えたいという思いで10万円台のものを検討していました。

聴き比べた結果、最終候補はQP2R、WM1A、OPUS#2のどれか。

ちょうどe⭐︎イヤホンでOPUS#2の買い換え割が実施されていたので

適当に手持ちの不要品を売っぱらってOPUS#2を買ってしまおうと決断した矢先、

驚きの価格でAK380が投げ売りされているのを目にしてしまいました。

 

以前別の記事でIRIVERの欠点をボロカスに叩いた私なんですが、

「ぶっちゃけAK380はほしい」

AK240の時に一度ボリュームダイヤルでバグったことがあり、新品であれ中古であれ何かしら起きそうなんですよね。

使い込んでいくうちにどのタイミングで不良が発生するかはさておき、音質に関しては最近発売されたハイエンドモデルと遜色なく、

凹凸のついたデザインや安定感ある操作性も好みです。

正直ポータプルで出せる音は行き着くところまで行ってしまっている感があるので、私には一モデル前のものでも十分すぎます。

AMPとセットで12万を切るくらいで購入でき、定価近くだったらさすがに手が出ませんが、この価格なら納得感があります。

OPUS#2はあまり人気がないのか、オークション等で半値以下で出回っているのでそちらを狙うことにします(笑)

 

というわけでAK380とAMPを購入!

BLACKなのは傷が無かったのとバッテリーを意識して。

通常カラーよりも後に発売されたので、地雷を掴まされる確率を少しでも下げるためにあえてカラーがマッチしない黒を取りました。

2年前に出た機種なのでネット上に山ほど有益な記事がありますが、

せっかくなのでファーストインプレッションという形で使用感と音質に着目してレビューをしたい。

 

黒AMPと合体させるとアンバランスですが

Dignis製の専用ケースに入れることで一体感が生まれます。

 

 

重量はケースに入れた状態で450g強。WM1Zと同等です。

以前使っていたAK240の重量は188gで重量比約2.5倍、分厚さも増しふた回りくらい大きいので持ち歩こうとはとても思えません。

裏面はAMPからの熱を逃す構造になっています。

全体的に熱くなるので、ポケットに入れての運用は、排熱を逃がせずかなりの高温になりそうです。

重量があるのでポケットが抜ける可能性がありますが、持ち歩きながら稼働させるのはやめた方が無難ですね。

 

当然のことながら、良い音です…

とだけ言っても何が何だか分かりませんね(笑)

安い買い物ではないので気軽に試聴できるe☆イヤホンさん3回ほど通ってガッツリ試聴して決めました。

まずは仕様的な使い勝手について簡単にまとめると、

  • ボリュームダイヤルは縦方向のスライド式(AK320/300は横方向にスライド)で第二世代よりも固さがある。
  • 第二世代で画面下部に設置されたタッチセンターが廃止されたが、画面外にメタルタッチセンターが付けられた。ケースの上から反応しない場面もありやや使いにくいが問題にはならない。
  • UIは第二世代と変わらず直感的な操作が可能。楽曲一覧をスライドさせた際にジャケットが表示されるまでに一瞬のラグがあるが、動作に関してストレスを感じることはない。
  • 第二世代ではバランス接続する際にいちいち設定切り替えをする必要があったが、第三世代以降はケーブルが挿入された方を自動認識してくれる。と言っても私は普段アンバランスでの運用なのであまり関係ない話だが。
  • 専用AMPと合体させている間は、専用アンプごと給電が可能。ただしAMPを起動させようと思ったら、毎度本体を起動→画面上から"AMP"ボタンを押さなければならなくやや手間。
  • 重量はAMP込で463g、サイズも大きく分厚いため、持ち歩きながらの運用は困難を極める。ポケットに入れてAMPを起動させると熱の逃げ場がなくなって爆熱ホッカイロになるが、そもそもポケットに入らないので問題なかった。
  • バッテリーはFlac16bit/44.1kHz、flac24bit/96kHzの再生で9時間使えるかどうかといったところ。もう少し長いと嬉しいが可もなく不可もなくといったところ。
  • もともと使っていたAK240との比較とすると、明らかにAK380の方が立体感が上で、各帯域のリミットを大きく奥行きを広く持たせることで、解像度を増強した感じがします。AK240のだらしないゆったりとした鳴らし方も気に入っているのですが、AMP込ならばモニター系として過不足なく出力できるのは流石と言わざるを得ません。AMPなしならばインピーダンスの高い機種はちょっと辛いかも。
  • イヤホン程度のインピーダンスなら単体でも問題ないのですが、beyerを筆頭としたインピーダンスの高いヘッドホンの潜在能力を引き出そうと思ったら、専用AMPでは心もとないです。ここ最近気になっているAMIRON HOMEやDT1990PROではAMP込で音量110は必要で、それ以上にすると歪みでモニターできているとは思えませんでした。ヘッドホンを使うならちゃんとしたアンプを用意したいのが本音です。

使用後1ヶ月程度ではこの程度の感想。もうしばらく使ってみて音質的なところでいいと思った点、気になった点を追加していきます。

とりわけ中古価格も下落の一途を辿り、2017年8月現在では14万円程度。

これなら手を出す方も多そうですし、不良さえなければものすごい満足感を得られると思います。

まぁAK380本体のどの部分がいつどうなるかといった不安はありますが、長く使えるような個体であれと祈るしかありませんね。

発売当初の新品定価の3分の1以下と陳腐化が激しいですが、日常のリスニングオーディオをする上でのスペックは必要十分と思います。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう