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オーディオ系の記事を書くのは久しぶりです。12月はゲームに明け暮れており更新をサボっていました笑

年末はゆったり過ごそうと思うので、またチマチマと更新していこうと思います。

さて、今回は現在私が最も気になっているDAP、OPUS#1Sの試聴レビューをまとめます。ヘッドホン祭りの時は非常に混雑していたので操作性くらいしか分かりませんでしたが、店の試聴機でMicroSDを挿し込んでガッツリと聴いてきました。宜しければ参考にどうぞ。

Audio-OPUSとは

Audio-OPUSは韓国のThe BITというデジタルAVメーカーのオーディオブランドです。昨年4月より#1~3を順次発売してきた。デザイン及びスペックはいわゆる最近のDAPという感じで、シーラスか旭化成の定番基盤を使用し、同価格帯の競合他社に負けぬ音作りに邁進している印象です。

昨年4月末に#1、7月にポータブルアンプ#11、12月に#2、今年5月に#3といった流れで、この12月に#1をブラッシュアップした#1Sが登場したばかりです。価格帯も4~5万クラスから20万強と競合機種を幅広く取って予算に応じて選んで頂こうとする姿勢が伺えますね。高い順に#2→#3→#1→#1Sですから、今回の新機種はラインナップの中で最も安価なところに位置しています。

OPUS#1Sのスペックと価格

基本的に#1Sは"#1をブラッシュアップしたもの"という位置付けで、細かなところを修正し価格をある程度抑えています。通常コストを下げればちょっとした粗が目立ちやすくなるものですが、#!Sに関しては完全上位互換と言っても差し支えない完成度です。

使用DACはシーラスロジック製「CS4398」の次世代版「CS43198」をデュアル搭載。出力は3.5mmアンバランス端子、2.5mm4極バランス端子の2ラインを用意。DSDは高音質の24bit/192kHzのPCMにコンバートして再生。PCM音源のBit to Bit再生は24bit/192kHzまで対応。32bitや192kHzを超えるPCM音源は24bit、192kHzにダウンコンバート。出力はアンバランス(3.1Vrms)、バランス(3.4Vrms)とDAP単騎としては高めに設定されており、能率を求められるイヤホンも難なく鳴らせてしまう。開放型ヘッドホンくらいになると流石にしんどいので、その場合は素直にアンプを挟もう。

内蔵容量は32GBだが、MicroSDスロットを2つ持っているのも特徴。ここ最近のDAPは1スロットが多いので、256GB*2枚挿で544GBまで拡張できるのが強みだ。ハイレゾ音源を日々買い足しているといつの間にか256GB使い切ってしまっている、ということもあるので、持ち運べる容量は多いに越したことはありませんね。

価格は発売時定価で¥45,000弱と、¥50,000を切るラインで登場。#2は当初¥198,000からスタートして1年後には¥130,000あたりまで落ち込んでいるので、定価などあってないようなものになっていますが、#1Sに関しては元が4万円台なので落ちても3万あたりになるでしょうか。多少下がっても納得できる出来と思いますので、欲しけりゃササっと買ってしまって問題ないように思えます。

操作性

Androidをベースとしているので直感で操作できるタッチパネル式。応答速度は良好で、反応が悪くてイラつくことはないと思います。シャットダウンして再起動するまでのタイムラグもめちゃくちゃ時間が掛かるわけでもなかったので、通常使用においては使いやすい部類と思います。

音源は「曲」アルバム」「アーティスト」「ジャンル」「フォルダ」「お気に入り」「プレイリスト」の項目に割り振ることができるので、普段ウォークマンやAKシリーズを使用している方は若干操作に戸惑うことがあるかもしれません(それでもすぐに慣れます)

個人的にはUIめっちゃ優秀だと思っているのですが、ネットで検索するとそれほどでもない様子。まぁ耐久性とは別問題ですし、しばらく使って挙動がおかしくなれば保証で何とかするしかありませんね。

音質

イヤホンはDITA DreamとVE6XC(スイッチ下)で。普段使用しているDAPはAK380GMです。

試聴曲はポップス、アニソン、ロック、メタル、EDM、ゲームサントラからお気に入りのものを複数曲チョイス。

率直なところでは、音源に忠実というか素直な鳴り方をします。ゴリゴリに圧縮しまくったmp3等はノイズを拾いまくるので、#1Sを使うなら最低でもCD相当にするのが良さげ。帯域的には低域がやや強調されていますが、ウォークマンほど顕著ではありません。拘って聴けば分かるかな程度。

モニターという感じではなく中域に膨らみを持たせたリスニング系で出力十分。インピーダンスの高いイヤホンも直挿しで使えそうです。

またバランス出力は4極2.5mm端子が搭載されているので、Dreamのコネクタを3.5mm→2.5mmに変えてみます。タダでさえ解像感の高いDreamがもう一皮剥けたというかちょっとギラつきすぎて長く聴いていると聴き疲れするかも… 他の機種では2.5mmケーブルがないので試せませんが、アンバランスで出力は確保できているのでわざわざリケーブルしてまでバランスにしなくても、ってのが正直な所でした。

まとめ

操作性は悪くなく、SDスロット2つ搭載されていて、音も文句なし。5万以下という価格を考えれば間違いなく安牌とも言える選択肢でしょう。

「#1とほぼ変わりない」という見解らしいのですが、明らかに良くなっています。駆動力も高く、Dreamのようなインピーダンスの高いイヤホンも単騎で鳴らせてしまうのが良いなと思いました。

SDスロットも2つ搭載しており、操作性も良好、音も悪くないので、新規でDAPを買うなら非常におすすめできそうです。

不具合等が発生したらどれほど面倒くさいのかが分からないのでしばらく様子見としておりますが、上位モデルの#2や#3も価格がこなれてきているので予算に応じてどれか突撃しちゃおっかなぁ〜と考えています。

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