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最近モデル名が明らかになったばかりのCampfire Audio初のカスタムIEMですが

ヘッドホン祭に向けて、オーダー受付についてのルールが公開されました。

https://www.fujiya-avic.jp/blog/?p=42500

今回の祭ではプロトタイプの公開のみに留まるかと思っておりましたので、オーダー会も開催されるとは意外でした。

早速、仕様概要とオーダー方法、今後の動きについて考察していきましょうか。

仕様について

やはりと言うべきか、ダイナミック一発型。直径10mmの新A.D.L.C(アモルファス・ダイヤモンド・ライク・カーボン)ドライバーが採用されており、これはATLASでも用いられているものと似通っております。「新」と付いている上にモデル名まで異なるのでATLASとは別の音作りが成されているものと思われますが、カスタムIEMにしては珍しいダイナミック一発構成となっております。

筐体は3Dプリンターによって製造され、内部には個々のイヤホンに最適化されたアコースティックチャンバーが搭載されます。デザイン的にも特徴的なのはステンレス製エンクロージャーが外側のアクリル筐体から顔を出しておりますが、この中にドライバーが格納されております。さらに新設計のベントチューニングが施され、閉塞感を和らげるアンビエントポートと低域調整に重要なアコースティックフィルターを絶妙に組み合わせることで低音バランスをチューニングしているとのことです。

付属ケーブルは銀線"Pure Silver Litz Cable"、単体で3万円ほどのケーブルが付いてきます。

ちなみにカスタムIEMにおけるメリットの一つであるデザイン性については無視しており、選べるシェルカラーはソリッドブラックの一色のみ。当然のことながらアートワーク、フェイスプレートオプションなどは存在せず、写真通りのデザインとなります。まぁ種類が多くても悩んでしまうので、「あれもいい、これも気になる」とパーツ選びをする時間を短縮できるのはある意味メリットと言いますか、それしか選べないんだったらやむを得ませんよね。

価格と納期

価格はインプレッション代(¥5,400)込で¥188,000。

現地価格$1499なので予想通り。やや割高です。

納期はヘッドホン祭でのオーダー会で承った後12月中旬には全品納入する見込みで1.5ヶ月程度。

【重要】オーダー方法

シングルダイナミックでATLASっぽい仕様のカスタムIEMでお値段19万弱という仕様ですが、

肝心なのは「ヘッドホン祭会場のみで20本限定」ということです。

オーダー条件はフジヤエービックのホームページからの抜粋となりますが、

1.Webサイトからの応募

ご希望の方は2018年10月22日(月)0:00~10月23日(火)23:59までの間に当該Webサイトへアクセスし、EQUINOX製品ページより注文をお申し込みください。(この時点では注文は確定していません)

2.抽選、および当選のご連絡

厳正なる抽選の上、ご当選者の方にのみ10月25日(木)までにご連絡を差し上げます。

3.ヘッドフォン祭特売会場へお越し頂きオーダー

ヘッドフォン祭開催日に中野サンプラザ13Fのフジヤエービック特売会場まで直接お越し下さい。お名前等ご確認の上、現場にてご注文を承ります。
特売会場営業時間は10月27日:11:00-18:00、10月28日:10:30-16:00となっています。

応募人数が20人以下ならば確定なんでしょうが、ネームバリュー的に殺到する可能性があることから10月22~23日の2日間で事前抽選することが決定しております。参加人数が少なく余りが出れば当日会場にて残り分を販売するとのこと。

辞退することが認められないので事前クレジット決済必須と思われます。そうしないと冷やかし記念抽選ならまだしも、オーダー権利の転売などが横行することが火を見るより明らかですから、「マジ欲しいというチャレンジャー」のみが抽選に参加することでしょう。

もしこれがユニバーサルモデルならば抽選段階で何倍、何十倍もの倍率になることは容易に想像が付きますが、

事前試聴不可、参考レビュー皆無、リセールバリューの取れないカスタムIEMで失敗が許されない、さらにCAのカスタム技術、ビルドクオリティが謎、とまさに人柱になる覚悟のある人間しか参戦しないと考えると当日ヘッドホン祭に参加できる人で20人ならば「それほど殺到しないのでは?」と思ったり。

いくらCampfire Audioの知名度があり注目されているモデルとは言っても、20万出せば有力モデルの多くが視野に入りますし、無試聴突撃して気に入らなければ即売却ってムーブの取ることのできないカスタムIEMですから、私はしばし様子を見たいと思います。まずはCampfireブースで試聴をした上で、良ければ次回のオーダーを狙いますし、そうでないならLegend XなりN8など前々から目をつけていたモデルに突撃するまでです。

今後のオーダー会

今回突如として一般販売なしの会場限定20本オーダーという前代未聞の限定商法に動いてきたわけですが、

今後の見通しとしては年に2回だけ受付することが決まっているっぽいですね。

Equinoxと言う名称自体が「分点」という天文用語で、すなわち春分点(Vernal equinox)」と「秋分点(Autumnal equinox)」から来ております。

つまり春と秋のなんらかのイベントでオーダーを受け付ける限定カスタムIEMという立ち位置でやっていくそうで、2018年は今回の祭限り。次回のオーダーは来年春のヘッドホン祭かポタフェスになると予想。

また今回の祭での試聴+ネットに出回るレビューを受けて、オーダーするか否かの方針を決める人が多数出てきますので、次回オーダー倍率が今回の倍率とは比較にならないほど上がる可能性大です。それほどまでに条件が厳しいですし、それくらいのリスクを背負った価値があるというものなので結果的に正解だったならば「いい選択をしたね」と賛辞を送りたくなりますし、そのリスクを背負わず次回以降に回すというのもごくごく一般的な考えと思います。

私は指をくわえながらファーストロット争奪戦を眺めつつ会場特価に突撃する気概で初日参戦しますので、まずはCampfireブースで試聴した上で判断します。

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