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今一番欲しいものがCERVELO。ロードバイク購入計画の中の筆頭候補です。

価格による序列付けはあれどどれもフレームだけで20〜30万(海外通販価格)ほど掛かってくるのでおいそれとポチることはできません。調べてみるとCERVELOというのは内外価格差がハンパじゃなく、国内代理店は東○会とやらが暴利を貪っているなど、あまりいい話は聞きません。私もCERVELOを買うならば海外経由一択と思っています。まぁこの辺りの価格比較と予算立てはモデルがかっちりと決まってから進めていきましょう。

今回はCERVELOの目玉であるSシリーズのモデル比較についてまとめます。古くから存在するモデルですが、これらを比較した記事ってあまりないのが驚きです。

CERVELOのフレームシリーズ概要

CERVELOはカナダトロントに籍を置くフレームメーカー。1995年と比較的若めながらも”エアロ”に関しては確たる地位を築いています。日本ではあまり人気はありませんが、グランツールでもかつてのサクソバンクやティンコフ、現在もカヴェンディッシュ率いるディメンションデータが使用していることから疑いようのない性能と実力を秘めています。来季からはデュムラン率いるチームサンウェブもGIANTからCERVELOに変更するとのことで、ますますロードレースシーンで見られることでしょう。

CERVELOの強みはエアロ性能ですが、それに極振りしたモデルがSシリーズ、エアロ性も有しつつ軽量かつ快適性を重視したRシリーズ、トライアスロン/タイムトライアル専用のPシリーズ、グランフォンド向きの超軽量山岳特化型Cシリーズ、トラック競技専門のTシリーズの5種類に分類されます。大まかにまとめると

  • Sシリーズ:エアロ型、平坦寄り、登坂も可
  • Rシリーズ:オールラウンド
  • Cシリーズ:山岳特化
  • Pシリーズ:TT専門
  • Tシリーズ:トラック専門

ホビーユースであればSシリーズ、Rシリーズ、Cシリーズのいずれかになるでしょう。

Sシリーズとは

私がいま目をつけているのはSシリーズ。RよりもCよりもS!気が変わってRを取る可能性はありますが、まずはSシリーズをじっくり比較したいと思います。

Sシリーズはあらゆるフレームの中でも特にエアロ性能に優れるモデル群。エアロ(平坦)だけと思われがちですが、登坂も強くRシリーズ並みに幅広い用途で使用できます。見た目のインパクトはCERVELO屈指で、Rシリーズよりも断然好み。代表的なモデルはS2→S3→S5の順で高くなっていますがそれぞれコンセプトは違います。用途によってはS5よりもS3の方が速い場合もあるので高けりゃいいというものではなく、CERVELOを考えているホビーライダーは各モデル横一列で比較してみるべきでしょう。(一目惚れならそれもアリ!)

S2の特徴

スペック

フレーム形状としてはS2とS3は全く同じです。違いはフォーク部分。費用対効果はサーヴェロのラインナップにおいてもっとも優れているバイクと言えます。Sシリーズの特徴である翼断面形状が各所に用いられ、シートチューブも後輪に沿うようにデザインすることでエアロダイナミクス性能を工場、その上でRシリーズの細身のシートステーを組み合わせることで快適性も両立させることに成功しました。

エアロだ、エンデューロだ、コンフォートだ、と用途に合わせてモデルコンセプトを決めている中で、CERVELOはエアロを軸に登坂も難なくこなせてかつ快適性も合わせもつ究極のフレームを追い求めています。CERVELOは空力だけに特化していると思われますがそれは大きな間違いで、最近のモデルに関しては脚がなければ乗りこなせないということもなくなってきています。

実際に剛性は毎年のマイナーチェンジで前年比プラス何%か向上しています。だからといってガチガチで反発性が強いというわけでもなく、3つのモデルの中では確かに一番下に位置付けられていますが、そんじょそこらのエントリーモデルとは違い、S2でも確たるサーヴェロイズムを感じ取れるでしょう。むしろホビーユースには必要十分すぎるものかもしれません。

価格

国内価格105完成車で390,000、コンポーネントにシマノ105を搭載した完成車売りのみで、ホイールもシマノWH-R010を採用しています。その他のパーツ類にサーヴェロオリジナル製品を合わせることで比較的リーズナブルに落とし込むことができたとのこと。

フレームセットでの販売は「国内」では行っておりません。参考までに海外価格を確認すると、同じ仕様のものが20万円代で販売されています。コンポーネントはともかく、ホイールだけはZIPPやENVEといった空力性能に優れるモデル、BORA系の振動吸収性に優れるモデルを使いたいですね。フレームも電動コンポに対応するので将来的な拡張工事にも対応、各フォークがストレートに伸びているためワイヤードよりも電動の方が組みやすいと思われます。

S3の特徴

スペック

S2のフォーク違い。国内価格だとS2-S3の価格差はそこそこあります。(海外通販なら数万程度の差) かつてのフラグシップで、現行ではセカンドグレードに位置するモデル。大まかにS2/3とS5で仕様が分かれると言ってよいでしょう。S3のフォークの方がより偏平形状でこの部分のエアロ効果と振動吸収性が変わるため、基本的にはS2とスペックは同じですが乗り心地は異なるようです。フロントフォークはハンドリングにも影響するため、200kmロングライドをサクッとこなせる中級者以上ならばその違いを体感できそう。ただこれから本格的にロードを始める初心者が乗り比べても正直何が違うか分からないと思うのでS2かS3で迷ったらデザインで決めてしまっていい気がします。

S2にも言えることですが、他社のフラグシップ、もしくはセカンドグレードが軒並み50万前後で設定されている中で、S2/S3のフレーム価格はめちゃくちゃ安いと思います。CANYONにも言えることですが、ブランド料がそれほど乗っかっていない印象。レース、イベントでも十分通用するのと、これより上位のS5の性能を100%発揮できるライダーがどれだけ存在するかも疑問です。そもそもプロユースでもS5とS3を使い分けているくらいなのでコストパフォーマンス的にはS2/S3が断然優れていることでしょう。セカンドグレードだからといってS5に劣っているものでは決してありませんから。

価格

フレームセットは390,000。上記S2の105完成車がまるまる買えてしまいます。フレーム形状は同じなのでS2がむしろそんなに安くていいのか、と思ってしまいますが、たかがフォーク違い、されどフォーク違い、S2を乗り込んだ後にS3に乗ってみるとハンドリングが大きく異なるでしょう。海外価格だとアルテ組みで40万いかないくらいと上級マシンにしてはかなりお求め安い価格で販売されています。(弾数は少ないのでその時が来るまでじっくり財布力を高めておきましょう)

S5の特徴

スペック

2012年に初登場し、今なおブラッシュアップし続けているCERVELOの旗艦モデル。私がTIME VXRSを愛用していた頃に一度試乗したことがあるのですが(確か2015モデル?)、RシリーズとPシリーズの叡智を結集させたようなモデルで、

  • 平坦 ★★★★★★★★★★
  • 登坂 ★★★★★★★★☆☆
  • 快適 ★★★★★★★★☆☆

というエアロの神を君臨させながら登坂性能と快適性も併せ持っている化け物フレームと思って頂ければそれで十分。S5が登場したことで他メーカーもそれに追随するように整流効果を高めたモデルを開発し、各社のエアロフレームの平均的な空力性能を向上させることに繋げた歴史に名を残す名モデルです。

各社みんながエアロエアロやりだしたものですから、CERVELOはその後フレームだけではなく乗り手も含めた走行時の風洞実験を繰り返し行い解析し、フレームを含めた各種パーツのエアロダイナミクスを算出、パーツ調整による効果を記録し、最適な組み合わせを提案する手法(SYSTEM THINKING)を始めることになります。その観点からCERVELOはハンドルバーに着目。空気抵抗全体の30%はハンドルバーにかかっていることを突き止め、エアロバーを開発することに。S5にはこのハンドルバーが標準搭載されており、トータルの出力数値が21.3kW削減されたという実験結果を公表しています。この数値はホビーライダーにとってはあまり恩恵がないかもしれませんが、1秒、2秒を争うレースにおいては大きな意味を持っています。

フレームは毎年マイナーチェンジを重ねていますがここ数年は大きな変化はありません。剛性が高くなったくらいですが、2014年頃のモデルでも十分固めです。現行品のフレーム重量はフレーム単体重量は1100g前後(サイズ51)。見た目的にも威圧感のあるボリュームにして1kg程度とエアロ系にしては軽量です。ボトル台座は3箇所位置調整することができ、この周りも乱流の発生を抑える設計をしている徹底ぶり。CERVELOの測定試験では時速40km/hで走行した場合最大32ワットのパワーセーブができるとの結果が出ています。

価格

S2/S3以上に内外価格差が大きいこのモデル。国内定価はフレームセット650,000と他メーカーのフラグシップ同等です。海外だと素の価格はもう少し安い上にセールが掛かるとこの半値近くまで下がったりすることも。最近では日本に送ってくれるショップも減ってきているので、欲しければ早めに入手しておくことをオススメしたい。私もこのモデルが一番欲しい!

ちなみに2018年モデルはディメンションデータ仕様の別カラーモデルが存在する。黄緑の方がディメンションデータ、黄色の方がノーマル仕様です。ディメンションデータの方は完成車売りだとENVE固めの上パワーメーターまでついているというガチ仕様。160万もするので予算があってレース仕様が欲しけりゃそれも一考かと。(多分海外ルートならタイミングを待てば半値程度になりますが)

2019モデルチェンジに関して

噂段階ですがSシリーズが来年フルモデルチェンジするのではないかと言われています。これまでの傾向から名前は同じでも設計が大きく異なる可能性が出てきます。我々のようなホビーユースにおいては設計変更による性能の変化など微々たることでどうでもいいのですが、デザインがどうなるのかが非常に気になりますね。そのタイミングで型落ちがガツンと下がってくれれば儲けものでしょう!

まとめ

全部ハイエンドですがカタログ上はS2→S3→S5の順にグレードが上がります。

中でもS2とS3はフレーム本体は同一でフォークが違うだけ。ハンドリングへの影響はそこそこ大きいが、S2のコスパの高さが際立ちます。

S5はS2/S3とはコンセプトが異なり、ハンドルも専用品が付属します。平地でのパワーの高さは言うまでもありませんが、意外にも快適性が高く、登坂もこなせる万能モデルと言ってもよいでしょう。トータルバランスはR5の方が優れていますが、S5はエアロを軸としてそれ以外の性能も極めて高く仕上がっています。各種イベントでテストライドできる機会もあるでしょうから、乗り比べてSシリーズとRシリーズどちらが向いているかを判断されれば、と思います。次回はRシリーズとSシリーズの違いについて検討してみます。

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